「河田昌東氏講演」・・・とりあえず落ち着いた

旧知のA子さんから、脅されて、、、もとい誘われて久々に講演会に行くことになった。
というわけで、久々のエントリーは講演録です。
とそのまえに、エントリーの書けない言い訳を少しするとやはりアレのためである。死の町をつくったアレであり、付けてやる!だの、伝染する!だの、来るな!だの、持ち込むな!だの、燃やすな!だの、撃ち上げるな!だの、騒がれているアレである。利用するだけしたおして発生したアレである。怯えて震え上がり右往左往してしまうアレである。
反だ、脱だ、クソ東電だ、ボケ政府だ、兎に角逃げろ、か、そうでなければ風評被害を垂れ流すバカだ、逃げた先でホームレスになる愚か者だ、アレに振り回されてアレ以外で死ぬバカだ、子どもを持ち出せば許されるのかぁ、、キィキィキィキィキィィィィィイイイイイイイイ!!!! と、終わること無くエキセントリックに叫びあい罵り合う元凶のアレである。
というワタシも深層心理では相当アレに参っていて、実生活は軽すぎるのにブログではアレ以外の軽い話題を書けなくなり、浮き足立ったままアレを書けば差別が芽生え、風評に加担するんだろうということは事故直後の裏ブログで経験し、とはいえ本当にそれが「風評被害」なのかという自信もなく、やはり現実は安全より健康よりも優先されているモノがあるのではないか?という疑惑を拭い切れず、何をどう書いても納得するエントリーにならず、そんな自分にウンザリして何も書けなくなっているというのが現状である。

で、今回の講演もアレに関してで講演者は河田昌東氏という人だった。肩書きはチェルノブイリ救援中部理事とあり、チェルノブイリのデータを根拠に怒りにまかせた反原発だクソ東電だキィキィというのものと想像していて実は足が重かったわけだな。実際に講演が終わったあとの質疑のところでは、怒りにまかせたキィイィィという質問というか怒りを表明した人もいたが、講演そのものは全くそんな緊張感はなく、事実が淡々と述べられるという非常に落ち着いたものでホッとした。
やはり原発事故にもアレによる汚染にも20年以上も付き合っているいる人は、突然降って沸き驚き戸惑う多数とは前提が違うのだろう。福島の原発事故についても完全にうけいれ、どのように復興すべきかを冷静に思索しているように思える。ワタシなんかのように疑いながらも安全だと信じていたものと違い、事故は起きるべくしておき、どのくらいの数値だとどうなる、という予想が頭に入っているという経験による冷静さに、浮き足立ったワタシも相当落ち着くことができた。この講演会(者)の主な目的はまさに「落ち着かせる」ことだったのではないか、と感じたわけである。
いきなり、結論を書いてしまったのであとの内容のほうは蛇足ということで、、、
とはいえ、スライドで映し出される数値をメモることもなく、講演を録音することもなくただ印象的な文言を簡単にメモっただけでそのメモもワタシ自身の理解が怪しいので、講演内容を書くことははばかられる。また、風評被害を呼ぶと言われかねない。川田氏は、福島での生活や農業を復興をするにはどうするか、を考えているように思えたし、かと言って汚染されたものを避けるようにとも言っていたので、一程度の信頼をしたいと思っていいる。それに何といってもあの落ち着きにホッとしたわけだしね。覚えている内容もすこしだけ紹介しとこうかな。あくまでも講演の内容の紹介の一部です。

やはり問題になってくるのは「内部被曝」で、内部被曝によってフリーラジカル(活性酸素)を生じさせるために健康を害する。現実には心臓病や脳内出血、、癌などになる可能性が高くなる。

内部被曝するのは呼吸や食物摂取による。ただし、生物学的半減期があるので、連続して摂取し続けない限りは2-3カ月で体外に出される。(セシウム)

主食であるとこの米への汚染が騒がれたが、土壌汚染が5000ベクレル以下の耕作が許された田の米は大丈夫だろうということである。5000ベクレルの根拠はその10%ぐらいが吸い上げられ、食品の限度である500ベクレルから出されたものであるけど、実際には1%ぐらいしか米に移らず、しかも白米にしてしまえば、ほとんど残らない(糠のほうに溜まっている)ため安心だろう。

土壌汚染は年月とともに深層に染み入っていくチェルノブイリの場合は20cmもの下も汚染されているが、日本の場合は今なら表面を剥がせば除染できる。運動場などはそうすべきである。また畑なども表皮を剥がせば作付けできるのではないか。ただし、山などの表明を全て剥がすことはできないので、除染は無理だろう。影響がどう出るかは解らない。

野菜にかんしてもアレを吸収しやすいものとしにくいものがある。ウリやナスは汚染されにくく、キャベツや大根はされやすい。また産地表示だけではわかりにくい部分もある。外に放置された稲藁を飼料にした松阪牛から検出されたようなことがこれからも起きる。椎茸の原木の6割が福島産だったということもある。

アブラナが土壌の放射線を吸収することは解っているけど、たかが知れているので、それだけで土壌汚染を解決することができない。ただ、アブラナは土中の水分に溶ける放射性物質を相当吸い上げることが分かってきている。よってアブラナを育てた後の畑では水分を主に吸う植物の作付けは出来るのではないか。

海洋汚染についてはまだ計測していないので解っていない。基本的に沈殿していくので底物(カレイなど)の魚のほうが溜まりやすい、食物連鎖による濃縮もある。サンマなどオホーツクから東北あたりを通過南下する魚への影響はまだ解っていない。


などなど。






ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

えちごっぺ
2011年09月20日 21:01
突然降って沸き驚き戸惑う多数とは私のことですが、何か?
「石」の次はドリルで指を貫通し、またかみさんに叱られたのも私です(泣)

今日、ニュースで名古屋市に避難命令が発令と報じられてましたが、ご無事でしょうか?

やはり、アレには多くの人がどうしていいのか分からないというのが現状で、今まで多くの人はヤバイと思いつつも、大事故は起こるまいといった、根拠のない思い込み(願望)で今まで来たものと思います。

アレに関しては、これまでイデオロギーにからめられて、本質的な論議がなされてきませんでしたが、この講演者の方のように、落ち着いて対処していくほかないのでしょうね。
もう、これに関しては右も左もないでしょうから・・・
毒多
2011年09月21日 08:50
いやいやいや、戸惑って浮き足立ってブログも書けなくなるのはワタシですが、、、、爆。
自ギャグもふくめた日記を書けるえちごっぺさんの落ち着きを分けて欲しいものです。

とはいえ、ワタシも河田氏の講演を聞いて相当おちつきました。アレと同居していくのがデフォになった、でもそれは遅かれ早かれ解っていた、というかチェルノブイリから20年も同居してきた氏にとっては、継続線上にあるのでしょう。
同居がデフォという暮らしをしなければならないなか、まず落ち着いて同居相手を知るしかない、から始めなければなりませんね。

いまごろ何を言っているの?? と言われそうですが、やはり人を納得させる態度や言葉はあるようです。これまでに接したアレに関する記事は「納得」できるものは少なかったのかもしれません。

おっと忘れてた。
ドリルで指、、、そんなに修行しなくても、、、
まさかヨメにかまって欲しくてわざとしているわけではないですよね??
愚樵
2011年09月21日 16:14
おひさしぶりです。

お久しぶりなのに申し訳ないんですが、今回もまた直球勝負で(苦笑)

3.11は、心ある者にとっては大きな出来事だったはずです。ですから「心ある」ブロガー(笑)にとっては、それが執筆態度として表れるのは仕方がないところです。

とはいうものの、一見すると何らの変化もないようなブログも多い。政治ブログの類は大抵そうですね。では、彼らは「心ない」かというと、そんなわけもない。では違いは何なのかというと、各々のブログに向かう「軸」の有る無しではないかと思ったりしているわけです。

言い換えれば、ブログを書く理由ですね。
そこが定まっている者は大きな出来事があっても、その軸に沿って書くことになる。

じゃあ、毒多さんはその「軸」がないのかというと、そうですね、前エントリーなどは「軸」のど真ん中という感じを受けますが、どちらかというと「軸」が定まっていない感を受ける記事が多い。でも逆に、そこがこちら『戯れ言』の魅力だったりもするわけですね。

ただ「軸」が定まらずに書き続けるのは、シンドかろうと思う部分もあります。毒多さんは飄々と書けるタイプではないようですから。

読者としては今まで通り、軸があまり定まらずに(苦笑)、かといってそれなりに真剣に書いていただければ面白い。大きな「軸」に沿ってバリバリ書く毒多さんは毒多さんじゃないという(勝手な)イメージもありますし。

要するに、毒多さんは毒多さんでいてくださいということで、エントリーできない言い訳なんぞを書き連ねてくださる、それでOKですよ、と言いたいわけです。

ただ、とはいうものの、こうして「直球」を投げ込んだ後、どんな風に反応なさるかも興味のあるところで...、スミマセンm(_ _)m
毒多
2011年09月22日 10:05
愚樵さん、おはようございます。

勝負をする気はあまりないのですが、直球はいいですね。しかも温かなコメントありがとうございます。
「軸」については考えるところがあり、ネタとして新たなエントリーを挙げさせて頂きます。
前のエントリーを「軸のど真ん中」と書いてもらったのは嬉しいですね。軸がないわけではない、ことは認めてもらっているうれしさです。

この記事へのトラックバック

  • 除染の限界

    Excerpt:  福島県の原発事故で,放射能が撒(ま)き散らされた.そのため人が住めなくなった町もある.これを「死の町」と呼んでマスコミの反発に会い,辞任させられた大臣もいる.たしかに, 自分の故郷が「死の町」などと.. Weblog: へなちょこ自然保護 racked: 2011-09-21 03:06