毒多の戯れ言

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zoom RSS 「ウオノエと遭遇」…これが醜いと思うこころ

<<   作成日時 : 2010/12/14 08:18   >>

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 思索のかけらもないが、まあ書き残したいことができたのでちょっとだけ。

 先週のこと。風呂から上がり居間に向かうと、キッチンのほうからウギャァアアア!!というツレアイさんの声とドッドッと走ってくる息子の足音。
 「出た、デタ、でた、でたぁああああ」何やら大喜びの息子。
 「何が出たんだぁ」と満面の笑みの息子に聞く。
 「“うおのめ”がでた、はやく、はやく」と急かされる。
 「はぁ?うおのめ?誰のどの足にうおのめがでたっちゅうねん」とワタシ。
 「ちがうんだって、ノドグロからウオノメなんだって」と強く手を引かれる。
 「ノドグロの目がどうしたって?」といいながら調理前の赤い魚を見つめる。
 「これみてん、ウオノメ、ウオノメ」と天下を取ったようなドヤ顔である。
 「げげげ、なんだ、こりゃ」とワタシはノドグロの口を凝視した。



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 「おかしいなぁ、“へんないきもの”に載ってたはずなのに」と息子は緑の表装のソフトバックを持っている。
 「ネットだ、ネットで調べてみろ」とワタシは息子に云う。
 「ノドグロ、スペース、うおのめ」でググれ。
 「なんだ、でてこないじゃないか、じゃ、ノドグロ、すぺーす、寄生、だ」、、、
 「ああ、もういいちょっとキーボードを貸せ」とキーボードを奪い取る。
 「ヒット、これだ、うおのえ、じゃないか、じゃwikiで、、、」

 >アジ、タイ、サヨリなどの魚の口内やえら、体表面にへばりつき、体液をすう。宿主の魚の口内に入り込む方法として、食料に見せかけて魚に食われたふりをし、口内に入り込み、口内の一部を壊死させそこに住み着き、体液を吸う。


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 「そんなことより早くこれ取ってくれないと、煮れない」とツレアイが叫ぶ。
 「よしちょっとまて、爪楊枝でつつきだそう」とワタシは慎重に剥がしとろうとする。
 「これ、フナムシが進化して陸にきたのがダンゴムシで、海に潜ったのがグソクムシで、寄生虫になったのがウオノメじゃなくてウオノエなんだよね」と爪楊枝で格闘するワタシの横で息子が講釈を垂れる。
 「オマエ、妙に詳しいな。なんでそんな事知っとんねん」ときくと、
 「“へんないきもの”に載ってないから、前にテレビの“へんないきもの”でやっていたのかもしれない」と云う。
 テレビの“へんないきもの”というのは、知名度の低い生物ネタのアホバラエティでコアなネタがよくでてきくるヤツである。いやいや、ここまでくると「アホ」なんていえないな。


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 「よし、とれた、どら」と裏返す。
 「気色悪いな、こんなもん口のなかに取り憑かれるんかいな、嫌がらせもいいとこだな」と親子(exceptツレアイ)で目をギラギラさせながら爪楊枝で裏返したりして、写真をとったわけだ。
 それにしても、こいつら何を考えて生きとんねん、とか、不格好なうえに寄生してしか生きられないなんて惨めなやっちゃなぁ、とか、、、、、あれ、何か変だな、何か引っかかるぞ? 完全に寄生されるノドグロ側の目線になっている自分に気づく。

 不格好なうえに寄生してしか生きられないなんて惨めなやっちゃなぁ、、、???


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 そういう風にしか生きられない、、、、誰かの基準で不格好かもしれないが現実にそういう姿、、、、、、あれ、いつからオラは優生思想に毒されたんだ?、、、オレはナチか? それとも、、、、、、、、、一瞬にしてハンセン病のときの世間の風評がよぎる。オレは「リベラル」じゃなかったっけ? あ、駄目だ、障害者のことまで浮かんできた。拙いまずすぎる。ウオノエをみて障害者に結びつけるなんて絶対に許されない、非人間的な思考回路だ。人権団体から糾弾されるにきまっている。、、、、、でも、「誰かの基準で不恰好」「親、社会に寄生して生きる」、、、これがほんとに短絡なのか? そうじゃないだろ。本質を書かないことで覆い隠していいのか? オイラのリベラルがこの結びつきを隠せと言っているのか? だからリベラルはダメなんじゃないか。

 そもリベラルなオイラは、寄り添って生きることを推奨してきたんじゃなかったっけ? 餌として生命まるごと食らうノドグロと寄り添って少しづつ体液をわけてもらうウオノエとどっちが美しいというのだ。自分の感覚による基準以外認められないほうが問題だろうが、、、そうだ、オイラがウオノエを見ているようにウオノエもオイラを見ているに違いない。
 ウオノエ基準でいけば、ブヨブヨの外皮に4本しか無い四肢でところどころが毛に覆われ何やら布をまとって、宿主である地球が死滅するほど寄生しているオイラたちのほうがよほど醜いだろと言うかもしれないな。



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2010/12/15 10:19

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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは!

「やった〜、一番乗り〜」なんていう、一番がいいなんていう序列に毒されている自分がここにいます(笑)
それにしても、このウオノエって初めて見ましたが、面白い姿してますね〜。
「ウオノエ」からリベラルについての思索に行き当たり、苦悩する毒多氏とといったところですね。
まあ、こいつも好きでこんな姿に生まれた訳でもないだろうし、第一どう見られるかなんて考えたこともないでしょう。
生きるのに精一杯でちっぽけな命だけど、人間より地球に負担をかけてないことだけは確かです(笑)
でも、こんなところからリベラルに思いをはせる毒多さんはすごい?のもまた確かです。
何を言いたかったのか分からなくなった私はまだまだ勉強が足りません。
             すいません・・・
えちごっぺ
2010/12/15 00:37
ウオノエは、仲間のタイノエが有名ですよね。鯛に寄生します。
私は元々「タイノエ」をハンドルネームにしようと思ってたのですが、グリーで検索かけたら既に使ってる人たちがいたので諦めました。
意外に人気がある。
獲物をぶっ殺して命もエネルギーも根こそぎぶん捕るか、宿主に潜り込んでエネルギーをこっそり拝借するか。
どちらがスマートか。そういう見方も出来ますよね。

ウオノエのような等脚目とは別のグループであるネジレバネ目には、宿主を中性化して寿命を伸ばすものもいます。
まあ宿主のためでなく、自分のためにやってるんですけどね。
「寄生」というのはなかなか洗練された生態だと思います。

ウオノエ、私はいいルックスに見えます。シンプルで無駄がない。
二枚貝に寄生する蟹の仲間、あれもかっこいいです。
美意識の違いですねよ。
黒い時計の旅
2010/12/15 03:19
ついしんです。
前のコメント、末尾が誤字で申し訳ありません。

前述の二枚貝に寄生するカニ、カクレガニ(ピンノ)という名前だそうです。
で、カニの腹甲というのでしょうか、腹部のパネルみたいな部位に寄生するフクロムシという巾着状の寄生生物がいるんですけど、これがカクレガニにも寄生します。

マトリョーシカのようなもんですね。
寄生生物もまた寄生される。フリッツ・ラングの映画のタイトルみたいでもあります。

しかもこのフクロムシ、宿主の神経系に自己の器官を繋げて宿主の行動に干渉するらしい。
すると、フクロムシに寄生されたカクレガニは、フクロムシに命じられるままに貝に寄生するのでしょうか?

生物の生態は、人間の倫理観とはまるで異なる領域にあって、ある意味何でもありなのが面白いです。
黒い時計の旅
2010/12/15 07:29
えちごっぺさん
1ゲト、、、、のハードルが低すぎるブログですので(笑)。

それにしても、ほれほれ

>生きるのに精一杯でちっぽけな命

これ、勝手な思い込みでしょ。
ボクたちは随分勝手な偏見と独断と偏見を意識せずに思い込み発言してるんだ、ということを考えてしまいます。
この辺を立ち止まって検証するのはブログを書く意味かなぁ、と感じるんですね。

ということで、今回はリベラルにくっついてしまいました(笑)。
毒多
2010/12/15 08:39
黒い時計の旅さん

タイノエをペンネームって、なんてコアな、誰もわからん(笑)

こういのを知るとすぐに「アリとアブラムシ」「クマノミとイソギンチャク」みたいなギブ&テイク・損得の共生を考えてしまうのですが、まずこれが一つ毒されているなぁ、と感じています。
それでもその線で考えると、ノドグロはウオノエから何か得ているのか? もしかしたら、ノドグロは、ウオノエを餌と間違えて口内に入っていると人間は解釈しているが、実際はノドグロはウオノエをペットとして口内で飼っているのではないか?という妄想が湧いてきました。

それにしても、追伸のほうの寄生は凄いですね。
「寄生の寄生」とか「神経に入り乗っ取り」とか、、、仁義なき戦いだなぁ。確かに>人間の倫理観、はぶっ飛びます。

こういう世界ではリベラルな人は怪訝な顔をするのかなぁ、、、爆!!
毒多
2010/12/15 08:52

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