毒多の戯れ言

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zoom RSS 「万能細胞は何処へ」…永遠の命、いや500年でも何をする

<<   作成日時 : 2007/11/24 15:43   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 5 / コメント 12

 どうやら人の皮膚の細胞に手を加え「万能細胞」というのが造られたらしい。この場合「造られた」ではなく「創られた」という漢字を当てるべきなのかもしれない。と、それほどすごいことという噂だ。テレビの解説者もノーベル賞ものだと絶賛していた。もっともワタシにはノーベル賞がどれだけ凄いものなのかというリアリティが全くないのだけど(爆)。それでも知識のないワタシだって、なんだか凄そうだな、と感じてしまうくらいだからきっと凄いに違いない。
 皮膚からとった、一粒の細胞に人の手を加えることによって体のどの部位の細胞にも成長させることが出来るということだ。既に皮膚という役割りが決まっている細胞に、その役割りをリセットさせて別の役割りの細胞へと増殖させるってんだから凄いよな。つまりは新(さら)の心臓とか肝臓とか肺とかをつくっちまうってんだよ。
 これで今まで不治とされてきた病も直すことができそう、というのは素人のワタシでも想像がつく。「万能細胞」を患部と同じ健康な細胞に成長さ、患部を排除してしまって移植すればいいわけだ。しかも今回の「万能細胞」の凄い所は、個々の皮膚から採取した細胞であるので、同じ個体であれば拒絶反応がおきない(?)ということらしい。世界中の難病を患った人々が苦しみから解放されればいいと思う。また今、いわゆる倫理的な問題になっている「脳死」の問題や「臓器提供」の問題なんかもいっきに片付くかもしれない。
 できれば、政治や経済(金)など無関係に、全ての苦しむ人々が癒されればいいと思うのだが、この細胞もやはり利権につながり、おそらく庶民の難病は癒されないだろう。どこまで行っても哀しい人間の性である。

 と、こんなことを考えていたら、ちょっとした疑問が沸いてきた。
 この「万能細胞」を不治の病でなくとも、定期的に体の各部の老化した細胞と入れ替えて行ったら「永遠のいのち」が得られるのではないだろうか? これは延命としての「永遠のいのち」ではない。「若い」頃に採取した細胞を生きたまま保存できれば、「若さ」を保ったままの「永遠のいのち」が手に入るかもしれない。
 運動能力も思考能力も欲も煩悩も保持したままの「永遠のいのち」……
 哲学や宗教でいうような心や霊としての「永遠のいのち」じゃないよ。
 肉体の存続、肉体の生存に依存するこの世的な心の存在の維持だ。そう、この世的な「永遠のいのち(=肉体)」だ。一人の個体としての命が永遠につづく。
 太古から「何だかわからぬもの」と恐れられていた『死』」からの解放だ。人類史上ずっと闘ってきた「死」のからの解放なのである。
 はたして「死」が無くなって「生」が存在するのだろうか? というロジックが浮かぶが、知ったこっちゃないってことになるだろう。なんといっても人類の永久の夢、永遠の肉体が手に入るのである。この世で「心」をキープする「肉体」の永遠に生存が約束されるのである。
 実際に「万能細胞」にそんな力がないのかもしれないが、医学の進歩で寿命を2倍3倍にしてきたことを考えると永遠じゃなくても人生300年とか、人生500年とかぐらいならならありそうな話のような気がしてきた。

 500年の人生かぁ、ふぅ、タメイキしかでないな。
 実際にこの500年の肉体を優先的に手に入れるだろう権力者や金持ちは、「この世的な価値」に固執して、この肉体を欲するだろうか。500年ものあいだ「金」と「道楽」と「宴席」と「接待ゴルフ」に身を委ねる。ハッピーである。万々歳である。なんてやはり思うのかな。それはそれで凄い気がする。

 ふぅ〜。気が遠くなるような時間だな。

 ジャニス・ジョプリンは27で死に、マーク・ボランは29だった。
 尾崎豊はもっと若く26で、梶井基次郎が31で、アイルトンセナでも34かぁ。
 ワタシはすでに39のゲバラの年も越しちまったな。
 そうそうマルコムXも松田優作も39だったっけ?
  (いづれの年齢も推定)

 で、彼らより長生きのワタシは何をしてきた。わからない。じゃあ500年の猶予があれば何かができるのだろうか?だめだよ。500年生きてもナーンも変わらない気がする。何かをするつもりなら既にしてるだろう。
 別に何もしなくてもいいのかもしれない。でも欲に溺れて暮らすのは10年でも長過ぎる。
 人がよく言う、あの頃に戻って人生やり直したい、ってことも言わなくなるのかな。だって、500年もあるわけだから。ワタシ自身は失敗だらけの人生だったが、過去のどこかに戻りたいなんてまったく思わない。どうせ、戻ったとこで同じ人生を繰り返す事は目に見えている。
 今まだ、人生とはなんであるか、で悩んでいるわけだから、きっと死ぬまで考えていることだろう。

 死ぬまで思索するには、500年は長過ぎる。

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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
皮膚から万能細胞を“創造”できるようになったというニュース、確かに超ド級の発見のようですね。これまでは卵子だか受精卵からしか採取できなかったES細胞を“創造”できるというわけですから、確かに倫理上の問題をひとつ、技術によって解決できるという目処は立ったわけです。

けれど、この技術のおかげでまた新たな倫理上の問題が生まれそうです。そう、dr.stoneflyさんがご指摘のように、身体を機械部品のように次々取り替えてもよいものかどうか、という問題です。

唯脳論というようなことを(皮肉で)言っているのは養老孟司でしたか、確かに現代人の身体に関する基本認識は、脳さえあればあとは部品という感覚ですよね。でも、果たしてそうか? 昔の人は「心」は胸にあると考えていました。心臓を取り替えたら、「心」まで入れ替わってしまった...なんてことがこれから起こるかもしれません。
愚樵
2007/11/24 18:05
500年生きるとなると、それはもはやトム・クルーズ演じるバンパイヤの世界ですね。
不老長寿というのは始皇帝の願いだったそうですが、西洋では「さまよえるユダヤ人」の伝説にあるように、むしろ神に与えられた罰という意味のほうが強いです。
昔、初代ボンドのショーン・コネリーが出ていた「未来惑星ザルドス」という映画があって、文明都市に住む自分では死ねない人々が、最後にはコネリーら野蛮人の手にかかって死ぬのを願うという皮肉な結末になっておりました。
かつ
2007/11/25 02:14
愚樵さんのコメントを読んでいて妄想に嵌まってしまいました。
「脳」は「万能細胞」から創造できないんでしょうか? って考えてしまいました。例えば部品が製造中止になったような「古い車」を所有している人が、「部品取り車」として同じ車を所有していることがあります。「万能細胞」から全ての部品を作りもう一体「パーツとり人体」として保管していく、!!……、その「パーツとり人体」は生きている、これをクローンと言うのではないだろうか? じゃあ、新の「脳」はどうなる。これはハードディスクのクラッシュに備えるようにハードディスクまるごとのバックアップをとっておく。(どうやって丸ごとコピーするかは解らないけど、電線で繋いで伝染させる。)
これで「心」は複製されるのだろうか? じゃあ「心」はなんなんだ!!?? 哲学も宗教も慌てふためくでしょうか? ここまでいくと流石に倫理的じゃない、と言い出す人は多いだろう。じゃあどこで線引きをするんだ?
世紀の発見は「善」の発見だったのか、「悪」の発見だったのか?
ああ、妄想が尽きることはありません(爆)
dr.stonefly
2007/11/25 11:01
かつさん、おはようございます。
ワタシのツレアイにこの話をしたら、ホリエモンやら政治家連中のように500年欲望だけで過す人がいる、って言うんですね。実際どうなんでしょうね。ワタシは500年生きないと死ねないとなったら耐えられません。ぞっとします。罰という感覚のほうが強いです。
今回の「万能細胞」を手放しに世紀の発見としてしまうのも、疑問です。
難病で苦しんでいる人は癒されて欲しいんですが、線引きの問題かなぁ? どっかに矛盾がありますか?
dr.stonefly
2007/11/25 11:02
ショ〜も無い書き込みで皆様方に御迷惑お掛けしてる電燈行司です。すいませんすぐに帰ります。人生500年ですかぁ。♪人間50年下天の内を比ぶれば ♪なんて踊ってたノブナガ君も、まだ生きてますね。武装愛知県知事の権限で一向一揆を取り締まってるのかな?副知事はヒデヨシ君とか。
500年寿命だったら、世の中どうなるんでしょう?社会のシステムを変えなければなりませんね。定年300歳制、年金駆け込み350歳まで、支給開始400歳より、勤続300年分の退職金、就学期間100年分の教育ローン。・・・挙句の果てには寝たきり人生のスタートが450年で、末期ガンののたうち回り期間が人生最後の30年と来た日にゃ、美味しさ少しで残りは地獄、延命治療が縮命治療に模様替えってことにもなりかねませんねぇ。
現状の諸問題さえも抜本的な解決の糸口が見つからない昨今。約6倍の寿命延長は、問題解決に至るまでの期間、コスト、労力、気力までも約6倍以上にしなければならないかと思います。今ある悩みが全て解決するまでは、皆さん100歳までにお墓に入りましょう。
少なくとも晩飯までは生きたい電燈行司
2007/11/25 16:05
ライフサイクルの変化、というものが考えられますね。
私達は生まれた時から、社会的なスケジュールが決定されています。18までに詰め込み学習をし、22で会社に入り、30そこそこまでには子どもを産み、60でお払い箱。

このスケジュールに合わせるために、特に子どもや女性は色々な圧迫にさらされて「人生をあきらめる」ことを余儀なくされます。
また、犯罪被害や貧困、政治的不利益や冤罪によって5年や10年はあっという間に失われます。失われた時間はあまりに重く、誰にも「返す」ことができません。

そのように「奪われた」人たちに、多少なりとも「時間を返す」ことが、テクノロジー的に可能となればいいのですが。
人生アウト
2007/11/25 16:23
やはり問題は脳にあるのでは?
他の臓器は再生できても古い脳は再生出来ないのではないかと。もしそれをやってしまったらDNAが同じだけの「もう一個の別の脳」なのではないか・・・
古い方の脳はどしたらええんでしょうか。
ロケットの夏
2007/11/25 19:10
「攻殻機動隊」の世界が近づいているということでしょうか。

海外では懲役何百年が言い渡されることがあると聞きますが、彼らにしっかり服役してもらうために延命措置が行われるようだと凄いなあと、的ははずれな感想を抱いてしまいました。
nobu
2007/11/25 19:24
皆様、ワタシの妄想にお付き合いくださり感謝です(笑)。
でも、必ずしも妄想に終わると決められないからコメント頂けるんですよね。
ロケットの夏さんの言うように「脳」がポイントであるかもしれませんね(やっぱり脳は無理か!!?)。でも人生500年までいかなくても人生150年ぐらいならあり得るかな?とか。150年になっても電灯行司さんが言う様にライフサイクルは変わり、社会も大きく変わるでしょう。おそらく人類の平均寿命が150歳と現在の倍(日本)になったら、人類を容れる「箱」=地球の方が耐えられなくなって崩壊するんではないでしょうか? すると権力者は「それはまずい」と思う。銭金の格差だけでなく寿命の格差ってのも現れそうですね。地球のキャパの許容値(全ての人間の寿命の合計値)はキープしなければならない、ってことになり、必要のない貧民はどんどん死んでくれないと、権力者・金持ちが150まで生きることができない。地球が滅んでは元も子もない。すると結局、人生アウトさんがいう元々「時間を奪われる人々」は「奪われたまま」、nobuさんが言う様にはならず「死刑制度」が強化されるかもしれません。
dr.stonefly
2007/11/26 08:22
ほんとに、この発見がよかったのかどうか、考えてしまいます。
「善」で進んで行けばいいのですが、どうもそうはならないような気がします。
難病や障害で苦しんでいる人々が癒されればよいとは思うのですが……。

あ、そうそう電燈行司さん、
>ショ〜も無い書き込みで皆様方に御迷惑お掛けしてる
なんて思ってませんよ(笑)
dr.stonefly
2007/11/26 08:24
永遠の命が欲しい。
死にたくない。
竹川秀
2013/10/08 01:43
なぜ?
毒多(旧 dr.stonefly)
2013/10/09 09:21

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