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♪なんにもない なんにもない まったく なんにもない 生まれた 生まれた 何が生まれた 星がひとつ 暗い宇宙に生まれた 星には夜があり そして朝が訪れた なんにもない大地に ただ風が吹いてた♪ 最近ではめずらしいが、陰鬱な気分になると形而上に昇っていきたくなる。その道中、口ずさんでいるのがこの歌。知ってる人も多いかもしれない。昔、放映されていた「はじめ人間ギャートルズ」といアニメのエンディングテーマで、ワタシの好きな歌のひとつである。これだけの言葉でワタシを宇宙の果てまで連れて行ってくれる素敵な歌なのだ。 地上で右往左往していることに気づきふと立ち止まり鏡を見ると、いつのまにか、損得でしか思考できない世間に合わせ、現実に添うことを前提に論議しようと試み、時代に流されている情けない顔が映る。そんなワタシは、その時々の政治の欲求でつまらぬ価値観を押し付けられイライラしている。そんなつまらぬ俗世的なことについつい支配されよとしているときこの歌に救われるのだ。「人間」が決めた全てのつまらぬ縛りから解放され、何ものでもないワタシが本来の何ものでもないワタシであることに気づかせてくれる幸せな歌かもしれない。 実はワタシはこの歌のこのパートしか知らない。もしかしたら2番があるのかなぁ、と検索してみた。するとタイトルもあり、2番、3番まであることをはじめて知った。そして憂鬱になった。ちゃんと嫌な余韻を残して終わっていたからである。 タイトルは「やつらの足音のバラード」(園山俊二詞 かまやつひろし曲)という。いままでタイトルさえ知らなかった。知ってしまったタイトルに嫌な予感が走る。何にもないという原点に「やつらの足音」が聞こえる。……やはり、そうなのだ。やつらはやって来た。 ♪なんにもない草原に かすかに やつらの足音が聞こえた 地平線の彼方より マンモスの匂いと共に やつらがやって来た♪ やって来たのは人間である。なんにもなくただ風が吹く草原に、やつらは生まれた。何にも無い大地に「何ものでもない人間」が生まれたのだ。この歌はここで終わるのだが、この後は誰もが知るとこである。やつらはそれぞれに共同体をつくり、なんにもない大地に線をひき「国」をつくった。そんな「国家」がいくつもできた。やがて、やつらはやつらが造ったそれぞれの「国家」に意味を持たせ、それこそがやつらそれぞれの存在意義と思い込み、思い込ませた。それぞれの「国家」は「国益」のために武器をつくり戦争をはじめる。「国益」も「戦争」も当然のことと疑われることもなく、それ以来、ずっと何千年も同じことを繰り返している。 もともとの「何ものでもない人間」ってとこが欠落してしまった。そういう発想さえ忘れた。人間によって造られた「国家」を絶対の前提とし「自分がいる」という思い込みを疑う事もない。何故たかが人間がつくった「国家」などに「何ものでもない自分」の存在意義を求めるのだろう。あまりにも哀しくはないか? ニポン国民でもアジア人でも歴史でもない自分。国家やイデオロギーや文明にアイデンティティを求めない、もっともっと言ってしまえば男でも女でもない、ただ「人間」であるとこの自分。多くの人間のこの原点の欠落が歯がゆいのである。これは「『現実』を前提として無批判に受け入れる人」に対しての歯痒さでもある……、などと偉そうにいうが、正直なとこを言えば、そこから解放しきれないワタシ自身に対しての歯痒さでもある。結局ワタシも弱い人間なのだ。しかしワタシは何が真理かを求め、すくなくともジタバタしたい。 すべての人間が「ただ『人間』であるとこの自分」を自覚して存在すれば、国家もイデオロギーも宗教さえも必要ないだろう。つまりは国家に帰属する憲法も必要ない。太郎さんは「日本国憲法の理念は素晴らしいがですが発布運用されて60年、何故世界に広がらないんでしょうか?」と言ったが、偶然だが、ある意味「国家」を超えてしまった理念をもつ憲法だからだ。「国家」を前提として存在するつまらぬヤツラが「国家を超えてしまった憲法」を変えたがるのもここにある。「国家」であるとこの「他の国」が追従することはできないだろう。憲法は所詮「国家」に帰属するもので、否応無しに「国家」ありきという前提に立っている。「国家」を超えた憲法は他の「国家」に広がりようがない。では、何故あんたは「国家」を否定しながら、「国家」を前提とする憲法を護ろうとする? と言われるかもしれないなぁ。この辺が「現実に合わせる」を断ち切れないワタシのジレンマであり弱さなのである。ただ、この弱さを指摘されると「国家」も「軍隊」もいらないという思いを深めることになる(爆)。 本当は憲法なんて捨てちまって「イマジン」で行こうぜ、と言いたい。太郎さんがいうように憲法は60年たっても広がってないかもしれないが、「イマジン」がいかに全世界に広がっているかが多くを物語っている。多くの人が「イマジン」を歌っているのだ。現実に縛られ解放されないながら「イマジン」を歌い続けている人間は多いのだと思う。実は「何ものでもない自分」を求め、ジタバタしている人間は多いのだろう。ワタシもそんななかの一人かもしれない。ジタバタするのも人間らしいよな。 最後に師匠から頂いたお言葉を…… 人間なんて、いなくなっても宇宙規模はおろか、地球規模でもたいした問題がない、ちっぽけな存在ですから。 それが、いろいろ悩んだり、えらそうに言ってみたり、自信をなくしたり、泣いたり、笑ったり、怒ったり、生きていこうとジタバタしたり。 ・・・すごく、素敵ですよね。 |
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| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|---|
私個人の意見として
今回は、よそさまのブログのコメント欄で拝見した ある意見に関して考えたことを述べさせていただきます ...続きを見る |
そいつは帽子だ! 2007/02/18 08:22 |
正しい民営化。NYのベッドに寝る権利
実質ホームレスの「ホームレス」に加算されないネットカフェで暮らしている若者がたくさんいる日本てどうよっ、ブログへようこそ。 NYには「ベッドで寝る権利」を保障するベッドロック法という法律があります。 ...続きを見る |
言ノ葉工房 2007/02/18 09:24 |
玲奈、民主主義履修中。
「多数の国民が反対する法案の通し方(政府与党・自公政権に捧ぐ)」に続いて、民主主義について自分の考えをはっきりさせ、日本の民主主義のあり方を別の角度から問うため、続けてもう一つ記事を書きます。 ...続きを見る |
村野瀬玲奈の秘書課広報室 2007/02/18 16:56 |
憲法は内閣総理大臣に無条件の衆議院解散権なぞ付与していない
何度も続いたり長期に存続するものは違憲であっても見過ごされるようになるという典型が、自衛隊と「七条解散」である。 ...続きを見る |
晴耕雨読 2007/02/18 17:11 |
リベラリズムかリバタリアニズムかイマジン主義か
リベラリズムかリバタリアニズムかそれともポピュリズムか、カタカナ英語ばかりでまるで判じ物だ。リベラリズムは自由主義、リバタリアニズムは自由至上主義、ポピュリズムは大衆主義、と日本語になってもまだ分らない。 日本と価値観を同じくする自由主義世界は「自由と民主主義」の国だから自由もあるし、大衆が民主主義で政権を選ぶ。すべてその中にあるはずだが、内容は違うらしい。 Wikipediaには各々解説がある。 自由主義(リベラリズム) リバタリアニズム ポピュリズム ...続きを見る |
飯大蔵の言いたい事 2007/02/18 21:41 |
現代世界の対立軸/お願い4たび
2007.2.18.22:00ころ まずはお願いです。 ベトナム人一家の在留を支 ...続きを見る |
多文化・多民族・多国籍社会で「人として」 2007/02/19 00:01 |
戸倉多香子さんを応援しよう!
幣ブログは戸倉多香子(とくらたかこ)さんを「勝手に」応援します! ...続きを見る |
喜八ログ 2007/02/19 15:31 |
憲法規定に違背して内閣(行政機構)優位の統治構造が維持されてきた日本
Q1:「衆議院が内閣を信任しないという意思表示をしてもいないのに、天皇の国事行為に関する条項(第7条)をダイレクトに使って衆議院を解散できるという“荒業”が通用してきたのが戦後日本の政治実態である。」において、あっしらさんは“荒業”が通用してきた原因を何に求めることができると思量されるでしょうか。 ...続きを見る |
晴耕雨読 2007/02/19 17:29 |
「内閣=軍隊」ではないかと連想しちゃう
自民党の中川秀直幹事長の「忠誠心なき者は去れ!」という講演の内容が報道されています。 (→記事はこちら) ...続きを見る |
津久井進の弁護士ノート(ブログ) 2007/02/20 07:58 |
報道統制ですって。コワイわね〜!
「ヤラセ番組、許さん、キイキイ」「納豆まとめ買いしたのに、裏切られた、キイキイ」ってのに便乗して、どうも規制を強めましょうみたいな動きがあるように感じていたのですが、やっぱり駐日特派員の目からみてもそう感じられているようです。 ...続きを見る |
薫のハムニダ日記 2007/02/20 18:22 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
dr.stoneflyさま、おはようございます。「憲法を棄ててイマジンで」いいですね。ちょっと疲れ気味、自棄気味のところをすごく救われました。 |
ごん 2007/02/18 09:25 |
ごんさん、こんばんは。 |
dr.stonefly 2007/02/19 03:04 |
前に一度書き込んだけど名前を表示し忘れたので初めまして。 |
千年虫 2007/02/19 22:02 |
幼稚園時代にギャートルズを楽しんでいた私は勿論『やつらの足音のバラード』を大好きになりました。drさんのように歌詞は一部しか覚えていなかったのですが、大学時代の友人に2番以後の歌詞を教えて貰った時はショックでした。『銀河鉄道999』のラストのように。ご指摘のようにJohnの『Imagine』を心の拠り所としている人は世界中にいるでしょう。私もその1人です。同曲でJohnは歌っています。『You may say I'm a dreamer.But I'm not the only one.I hope someday you'll join us.And the world will be as one.』 |
life_is_beautiful 2007/02/21 02:31 |
千年虫さん一応はじめまして、ですね。コメントありがとうございます。 |
dr.stonefly 2007/02/21 09:40 |
lifeさん、おはようございます。 |
dr.stonefly 2007/02/21 09:47 |
今日2月26日のことなので、間に合わないのを覚悟で、掲示させてください。 |
非戦 2007/02/26 12:46 |
このブログを見てひとりでも行ってくれたらいいのだけど……。 |
dr.stonefly 2007/02/26 18:21 |
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