毒多の戯れ言

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zoom RSS 「CAPプログラム」なんとなく違和感!?

<<   作成日時 : 2006/06/12 22:01   >>

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 このブログを始めたときから、保育園の民営化問題について闘っているブログやHPを応援しながら定期的に巡回している。いつものように巡回してると、とあるブログで「CAP講座開催のお知らせ」(内部呼びかけ)を目にして、ワタシ自身1年程まえCAPのプログラムを受けたことを思い出した。だいたい1年前のことを思い出すのは「滅茶苦茶良かった」場合か、「その逆」かで、ワタシが1年も前のことの記事を書こうとしているのだから、後者ということになるのは、「戯れ言」の読者なら予想できるだろう。……なんて、きっと「文句ばっか」言っている根性の曲がった変な奴と思われているに違いない。は〜ぁ、タメイキ。

 で、知らない人のために、CAPとはなんぞや、とHPを軽く抜粋しとくと、
「CAPセンター・JAPANは、子どもへのあらゆる暴力を許さない安全な社会を創ることを目指し、…(中略)…CAP活動を通じて家庭や学校、地域の連携を深め、子どもの人権 が尊重される社会の形成 に寄与することを目的としています。どうぞ皆様のご支援の程よろしくお願いいたします。
CAPプログラムのすべての権限はN/ICAPが持っています。 許可なく子どもワークショップを模倣・実施することは固く禁じられています。
CAPセンターJAPAN

ワタシの子どもが通っていた保育園でもCAPのプログラムを毎年依頼している。子どもに対する誘拐や殺人が頻繁に起きるニホンで、自分で身を守る方法を子どもに教える、ということでCAPのようなプログラムがあることを知り、納得した。また妄想はどこまでも走り、これを受けた子どもたちの被害がなくなるなら、と期待した。CAPの講座の「講師」はCAP独自の養成講座を受けた「スペシャリスト」が行う。またプログラムには「子どもプログラム」と「大人プログラム」があり、子どもは「子どもプログラム」、ワタシは一応「大人プログラム」を受けたわけだ。

 そして、なんとなく違和感を感じてしまった。

 最初に断っておくが、ワタシが違和感を感じたのは「ワタシが受けたCAPプログラム」で、全てのプログラムが同じかどうかわからない。また、CAPの発祥が『アメリカ』だから違和感を感じる、という個人的な理由は、この際言わない。
 プログラムに期待しつつ、実際にCAP講座を受ける(自分の)子どもの反応が非常に興味があったためビデオに撮っといて欲しいと保育士に頼んだが、CAPの方から「プライベートの問題もあり撮影は許可できない」と言われ、さらには「大人プログラムを受講した親に限って見学は可(意味不明)」と言われた。この異様な隠匿性はどこに起因するか疑問で不信感の芽生えでもあったがここでは問題にしない。さらにさらにプログラムで使われる「安心・自信・自由」というキーワードは登録されているから云々と、非常にくどく言っていたことも違和感を感じたが不問としよう。
 結局、ワタシは「大人のプログラム」の受講者で子どもプログラムを「見学する権利」はあるのだが、仕事でいけなかったため「子どもプログラム」での子どもの反応は分からない。だから「大人プログラム」の感想を思い出しつつ紹介しようと思う。

 「大人プログラム」を受けて、まず感じたのは講師の目が怖かったことだ。異様な緊張感を感じた。この空気は多分CAPの人の熱い想い、情熱、危機感、自負、責任感なんだろう……と思う。この暴力に満ちあふれた社会で子どもを守らねば、という使命感がひしひしと伝わってくる、気がする。ひとりでも犠牲になる子どもをなくしたいという責任感……、さらに学習と研究と経験にもとづく自信、さらには「いいことをしている」という熱意からにじみ出る空気なのかもしれない。とにかく「怖い程」なのだ。
 そして情熱に溢れプログラムは進行していく。でもなにかが足りない。なにに違和感を感じたのか終わってから考えてみた。

 CAPのようなプログラムが今のニホンで必要なことは認めよう。しかし、このプログラムを行うとして、
 まず「このプログラムが必要なことを否定する感性」が必要ではないか。 
 まず「自分達=CAPの存在を否定する態度」が必要ではないか。
 まず「暴力に満ちた世界(社会)を否定する大前提」が必要ではないか。
 少なくとも「大人のプログラム」の中ではそんな言葉も無かったし、そんな態度を微塵も感じなかった。
 暴力のある社会を前提にした、自己防衛に対する気迫と緊張感に満ちた、悪く言えば余裕のない勢いしか感じられなかった。たしかに暴力に満ちた社会であるのは「悲しいかな」現実である。CAPのプログラムでは「悲しいかな」の部分が欠如している、ように感じた。最初から暴力に満ちた社会を前提にしてプログラムを行っているとしか思えなかった。そのことの違和感であり、そして暴力に受けるという基底にたった「権利教育」に対する違和感を、悲しいかな感じてしまった。

 今のニホンは、そんな悠長なことを言っている場合ではないと言われれば否定できない。楽天家の能天気な言葉を聞く必要なしと一蹴されるかもしれない。現実をわかってないと説教されるかもしれぬ。そして現実に暴力の犠牲になる子ども、さらには殺されて行く子どもが後を絶たないことも知っている。このプログラムが暴力から身を守るための実践的なプログラムで、現代社会では必要なプログラムかも知れない、ことも認めよう。しかし、少なくとも、「大人のプログラム」のとき感じた違和感を講師がひきずったまま子どもに対峙したときに、まず「暴力に満ちた社会ありき」という態度で望むことは不快であり、そして「暴力というネガティブ」から発する「権利」を子どもに教えることは不快である。
 
 子どもの中からこれ以上、暴力による犠牲者が出て欲しくないという気持ちは、多くの人が同じようにもっている。繰り返しになるが、だから今の社会のなかではCAPというプログラムが必要なのかもしれない。でも、やはり「悲しいかな必要なのだ」という前提を確認しなければまずいのではないの? と思ってしまう。

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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
『CAP』不勉強なので初めて伺いました。が、同様の事態は他の側面でも多々生じているように思います。CAPありきで社会を見つめるか否か、結局は方法論・各論でしかないのではないでしょうか。
 ショウガイのある方々のお陰で生計を立てている自分ですが、この業界も本末転倒な団体が数多くあり辟易しています。基礎構造改革〜自立支援法という社会保障放棄の情勢にメスを入れると思いきや、厚労省と仲良くなり、『応益負担無しには、ショウガイ分野の明日は無い』などと言い出すのですから。こりゃ脅迫ですし、言わせているのは内閣>財務省>厚労省。何の為にそれぞれが存在しているのか忘れちゃっているんでしょうね。これまで同様横暴な表現ですが、『人道(宗教など)』の総論は皆同じだと思うんです。各論=手段であり拝む対象が異なるだけ。要は、総論を逆手にとった各論の暴走が問題なんだと思います。新興宗教然り。学問として各論を高めるのには意義ありませんが、各論>総論となるのは本末転倒です。それぞれの各論が組織や権力となり暴走することの問題だと思います。虐待と囲い込みは表裏一体だと考えている昨今です。
life_is_beautiful
2006/06/19 06:14
保育園の情報を調べていてお寄りしました。

愚息達もPTA主催でCAPを受けたようです。最近は、お巡りさんが「いかのおすし」を教えてくれたとか。
ダメオヤジ曰く、いいか愚息達、お巡りさんや制服を着た人間と学校の先生は信用してはいけないよ。一番安心できそうな人が一番あぶないってことを、覚えておきなさいって。
言っていますが、どんなもんでしょうか?
通りすがり
2006/06/19 15:50
通りすがりさん、はじめまして、コメントありがとうございます。
「いかのおすし」を知らずにちょっと調べたら、http://kirakiland.web.infoseek.co.jp/page005.html に『それでは、「いかのおすし」を歌って、踊って、楽しく覚えてね。』とありました。こういうのを「おかしい」という感性は曇らせたくありませんね。
さて、旦那さんかな、ワタシと似てますね。「警察」も「先生」も信用ならねぇ、ですか(笑)。事実ですが、ワタシは子どもには言わないようにしてます。やはり、子どもに先入観を与えるのは、ちょっとまずいと思い、自分の感性でそう思えるような(真実を見抜けるような)教育をしようと心がけています。
dr.stonefly
2006/06/19 17:41
再度こんにちは。
↑「いかのおすし」のサイトみました。ダメオヤジの頭から湯気が出て「いいかげんにせい」と、脱力です。危険なことを書きます。そこまでやるんだった、家庭に鉄砲置きましょうよ、子どもに武器持たせましょう、ってかなり本気です。アブナイデスネ。考えない、立ち止まらないで「いいこと」(きちんと自分の利益になる)やってしまう人が多くなったのでしょうか。私は「真実」にはこだわりません。「混乱」を好みます。親子で「いかのおすし」を歌うより、なんだこりゃ?「混乱」しながら、社会的な出来事について話し合っていければと思っています。子どもの感性は、生半可なことでだませないと思います。心底から「教育」は「危険」だと思っています。共感することの「多い」サイトです。また、仕事の合間にさぼりにきます。
通りすがり(ダメオヤジ)
2006/06/20 14:52
(ダメオヤジ)さん、コメントありがとうございます。
やっぱり、というか予想どおり見られてしまいましたね(笑)。
読み返すとワタシの前のコメントは、結構エエカッコして書いてますね。(連れ合いさん?のすがるような問いかけに精一杯応えようとしていたのかもしれません)。コメントは嘘ではないのですが、実は、ワタシの息子は保育園の時から泉谷しげるの「黒いカバン」を歌ってました。どこで覚えたのでしょうね?……
またのご来場をお待ちしております。
dr.stonefly
2006/06/20 21:48

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