毒多の戯れ言

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zoom RSS 「民間駐禁監視員」…けんか禁止、殺人禁止です

<<   作成日時 : 2006/05/21 06:40   >>

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 つまりあれである、6/1より民間による駐禁監視が始まるのである。なんとなとくヤバイと危惧している。取り敢えず個人的なことなのだが、街の中心部で、1回の営業時間が2分〜3分30秒というお客さんがいて、近辺に駐車場がなく、一番近い駐車場に車を入れると、重い商品を背負い、徒歩で往復20分以上かかり、800円を払わなければならないため、嫌な予感をひきづりながら路駐してしまうのだろう自分にドキドキしている。駐禁は、いけないと云えばいけないのだろうが、これまで荷物の積み降ろしや納品などの5分程度以内の停車は許されてきただけに、6/1以降の、路駐即、駐禁のラベルを張られることが附におちない。なんといっても例外は許さないとガチガチの方針ときき、「オノレに甘く、タニンに厳しい」権力の体質を考え、実際に駐禁シールを貼られた時のことを想像し、ムカムカとハラが立ってきた。
 と、まあ個人的なドキドキ、ムカムカはおいといて、この制度にひじょーに悪い予感をしている。嫌な胸騒ぎがするのはワタシだけだろうか?

 少し古い新聞だが、4/30産経新聞によると、委託される民間の「放置車両確認機関」は74法人で民間監視員は1600名らしい。具体的な企業として「警備会社」や「ビル管理会社」が主で、他、人材派遣会社や不動産会社もあるということだ。で、この民間委託によって駐禁業務をしなくてよくなった500人の「本官さん」が犯罪捜査や事故処理の別の業務に回せるということだ。

 え、なんか変じゃないか? なんで民間監視員1600名=本官さん500名なのだ。だいたい駐禁取り締まりなどという単純作業であれば、500名=500名だろう。いやいや怠けグセのついている本官さんと、職務に忠実な民間であれば、本官さん1600名=民間監視員500名ぐらいが妥当かもしれない。しかも新民間監視員は(たぶん)駐禁だけに忠勤しているうえに、おそらくノルマも課せられるだろう。その経費も税金から捻出するわけだから、ノルマも今迄の本官さんに課せられていたものの比ではない、気がする。もちろん民間の方がノルマに対する強迫観念が強いわけで、「きっちり」と「仕事」をしなければ関係省庁から「指導」がはいり、「委託認定」の取り消しの恐れもあるため、寸分違わず「きっちり」と「仕事」をするわけだ。さらに駐禁取り締まりの作業も、今迄のようにチョークでタイヤと道路にマーキングをして……という作業をぶっとばすため、効率のいいことこのうえない。
 つまり人数、忠勤度、ノルマ達成率、指導で指摘されないこと、仕事の効率、を考えると駐禁に対する取り締まりの実質件数が今迄の何十倍、何百倍となることは必死のわけだ。

 そんななかで、民間の監視員には、ある権限が与えられると聞いた。公務執行妨害みたいなものだろうか? まあ、民間に任せる以上あたりまえといえば、あたりまえでバックに「本当の権力がついてます」と公言しなければ、ゴネる駐禁市民がでてきて、いわゆる「ゴネ得」みたいな状況になるのは予想できる。
 という訳で、はれて民間監視員は「プチ権力」となり、特別な権限をもって任務にあたることになる。と、ここで考える。ニンゲンとは「権力」を持ったときに、優越感、傲慢さをもってしまう弱いイキモノである。まあ「現職の本官さん」を見てればよくわかるだろう。「現職の本官さん」は法律によって「権力行使」に制限があるにも拘らず「勘違い」とか「思い込み」が多数横行していて、自らを振り返ることは(ほとんど)ない。「横暴警官」が多いことをかんがえると、まあ、ニンゲンとはかくも弱く悲しい生き物なのであることを実感できる。

 つまり言いたいのは、突然権力を与えられた「プチ権力」であるところの「民間」監視員も「本官さん」と同じ様に「勘違い」「思い込み」もするだろう。「現職の本官さん」でさえさんざん醜態を晒しているのだから、突然「プチ権力」に仕立てられた「普通の民間」が「勘違い」したとこで、どうして責められるだろう。しかも「警備会社」や「ビル管理会社」という真面目でなければ勤まらないと想像させるニンゲンが民間監視員となるわけだ、なおさら「勘違い」も多いかもしれない。(人材派遣会社や不動産屋は、何故かいい加減と連想させるが、語弊を呼ぶので個人的な妄想としとこう)

 かくして、今まで、「駐禁取り締まりにあった市民」vs「(本物の)本官さん」という構図だったのが、「駐禁取り締まりにあった市民」vs「民間の監視員(プチ権力)」という構図になる。だいたいにおいて「駐禁違反ていどの罪」というのは罪の意識も低く、犯した市民も運が悪かった程度に思っていて、取り締まった「本官さん」にもいい印象をもっていない。イライラした市民が食ってかかる光景も多々みるだろう。食ってかかっても「本物の本官さん」だから、許されるところがあるかもしれない。この記事を読みながらクスクスと過去の自分を笑ってしまう人もいるだろう。ある程度まで「ほんものの本官さん」に無茶するとヤバイというラインを持っていて、そのラインを越えないように拗ねてみせるといった感じだろうか。
 もっとも先にあった兵庫県警の「横暴警官による市民逮捕」のように、「思考フリーズの勘違い本官」にあたった時は「拗ねる」などというレベルと次元が違うのだが……(こんな記事を読むと「拗ねる」などと書くことがためらわれるなぁ、もちろん兵庫のケースの場合「拗ねていた」のではないことは一目瞭然。この兵庫県警は酷すぎ!!論外!!……妄想をさらに走らせて、この兵庫の「横暴本官」のような「プチ権力」がでないか危惧するところでもある)

 いままでは「市民」vs「権力」という大前提だ。しかし、ここから発生するのは「市民」vs「市民(プチ権力)」なのである。運が悪かった位に思っている市民はこの同じ市民である「プチ権力」を「犬の犬」ぐらいに思っているだろう。もともと「市民」として同じ側にいた奴が向こうに「寝返った」ぐらいの意識か、しょせんは「同じ市民」という意志が心底にあるにちがいない。そしてイライラしている市民のなかにはぶち切れる奴がでてくるだろう……

 ここで恐ろしい風景が展開される。市内各所でみえる「けんか」である。この緊張を強いられた精神が複雑にからむ社会である。まあ、みていてごらん、6/1以降、駐禁のためのトラブルはあっと云う間におきるだろう。傷害事件ぐらいすぐにおきそうだ、下手したら殺人事件もそう遠くないうちに起きるかもしれない。
 民営化で監視員にならされた「市民」も気の毒だ。こんななかで「市民」監視員のPTSDの問題もでてくるだろう。監視員のPTSDをフォローしだし、監視員のためのメンタル相談なんてことやり出したら、なんのための民営化かわかりはしない。
 もともと運転手つきの黒塗りのデカイ車の後部座席でふんぞり返ってる奴らが、駐車場が不足している現状を知りもしないで、ドライバーが車を離れた瞬間に「即、違法駐車」などと、形式だけで決めたことなのだ。6/1以降、どんなトラブルがおきるかなど、予想などしてないだろう。

 とりあえずワタシとしては、自分のイライラ、ドキドキを押さえながら「けんか禁止」「殺人禁止」と願わずにはいられない。

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