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help リーダーに追加 RSS 発達とは矛盾をのりこえること  白石正久著(全障研出版部/1999.8)

<<   作成日時 : 2006/03/28 05:38   >>

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 この本は、滅茶苦茶いいね。お薦めである。ベースは障害のある子ども・青年の発達と関わりを考える、という内容なのだが、健常の子どもを持つ親にも十分に参考になり、勉強させられる。そうした意味でお薦めなのである。
 子どもが発達していくうえでの、起きることを「矛盾」と捉え、それを乗り越えて行く事、乗り越えるための「大人の介在」のしかたが「実践」をもとに書き綴られている。印象的な記事が書かれているページの上の端を折っていったら4-5ページ毎に折られて本の厚さがいびつになっていしまった。
印象的な記述を2,3書き出して紹介しよう。
『食べようとしない子に対し、何故食べないのか、どうしたら食べるのかと、大人の視線から考えるのではなく、その子のなかにはいって(その子の気持ちになって)「どうしたら食べたくなるのか」と考えること』
『「大きい自分」になりたい発達への願いの強まりと、それゆえに「でもなれない」という矛盾葛藤があります。それは発達のためには避けて通れない矛盾、葛藤で、たとえできないことがあっても、苦手なことがあっても、その中に光輝く力があること、そこから肯定的価値を実感できることを(大人が)理解し、そうした眼差しでみていてあげる』
『子どもがする(大人からみた)困った行動を「問題行動」としてとらえず、その行動のなかに彼なりに「伝えたいこと」があると理解する』
『なにごとにおいても子どもの「一生懸命」をわがことのように喜んでくれる存在があってこそ、子どもは自分の価値を実感することができます』
『「問題行動」は身近な存在(特に母親など)の反応を自分に引きつけるための手段となります。…困った行動を続けるわが子を受けとめられないで苦しむ母親と、その母親の葛藤を感じとっていっそう母親の心を確かめようとする子どもが、いっしょに出口の見えない袋小路に入ってしまいます。……』
などいっぱい。
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 全障研でも活躍されている白石氏。講演を聴講しましたが、その眼差しの行き先の不変さに感銘を受けました。このように温かで興味津々な教育者に出会える子ども達が増えること=このような視点のある教育者が増えることを願います。こんな時代だから、こそ。
life_is_beautiful
2006/05/30 00:28

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