「千石正一のミッション」(1)…飛行機地球号の運命

 ツレアイに申し込んどいてんかぁ、と言われネットから申込、あっさり抽選に受かったのが「なごや生涯学習フェア2008 みんなで考えるスペシャル講演会:なぜ、いてはいけないか~外来種問題と生物多様性を考える~」ってやたら長いタイトルの講演で、講師はあの千石正一センセイ。で、ひさびさの「なんちゃって講演録」シリーズだ。
 千石センセイって誰やねん、って人は動物バラエテェ番組の「どうぶつ奇想天外」ってのを見てご覧、たまにでてくるから。この千石さんとかは番組そっちのけで動物に向っていくのね、写真家の海野さんもたまにテレビにでるんだけど、あの人は番組無視して目の前に現れる虫に夢中になるの。こういう人たちってホント好きなんだなぁって思う。そういえば、千石さんと海野さんってどことなく雰囲気似てるね。
 今回は海野さんはまるで関係なくて千石さんなんだけど、あのテレビの雰囲気そのままね。そいでもって知識の宝庫。あらゆる知識が次々に溢れてくる。それだけでも楽しいんだけど、千石司令からのミッションも発信される。でもね、こういう人たちって真っすぐなだけに、オイラなんかの根本的な疑問には答えてくれそうもないな、と感じてしまうわけさ。実際オイラが知りたかった「人間は自然なんか、不自然なんかどないやねん」ってのは棚上げされた。質問すればよかったんだけど、既知外扱いされるのが怖くていえませんでした。ほんとうの敵は自分です~♪ってなんで、みゆきやねん!!

 とりあえず最初は、絶滅しそうな動物の紹介ね。
 トップバッターはジャイアントパンダ。これ絶滅寸前ね。ちなみに「死」ってのが「個体」がいなくなることで、「絶滅」ってのは「種」がいなくなることでーーす。ジャイアントパンダの説明ってなんかあったっけ?記憶にないな。あれ、もしかして野生のパンダを撮ったって自慢したかったのかな? そんなことはないか(笑)。
 次がトラ、トラはかつてカスピ海付近からジャワやバリの島々、朝鮮半島にもいたんだけどもうそこにはいないってさ。今じゃインドのなんとか国立公園のなかだけが野生でいるらしい。韓国も数十年前のオリンピックのとき捕まえて展示しようとしたらしいけど、結局つかまらなかったって説明。
 スライドはどんどん変わって日本。ニホンカワウソ。日本最後の清流、四万十川に遊ぶカワウソを岸で見る子どもたちが映っている写真が新聞に載ったのが1979年。それ以降、糞やら足跡も見つかってないから絶滅した、って言っていた。あと紹介していたのは外国なんだけど、エピオロメスやオスアカヒキガエルなんか。

 で、千石センセイは全ての生物は飛行機の部品みたいなものだっていうの。それぞれ役割を担っていって、それらがそろって初めて飛べる。で、その部品が3000万種類ぐらいね。つまり今のとこ地球には生物の「種」が3000万ぐらいだろうって言われているってこと。人間はそのなかの1種類ね。で、おそらく飛行機の部品、、たとえばビスの一つが落ちても、飛行機は墜ちないだろう、ビスが二つ落ちても飛べるかもしれない。でも100落ち、1000落ちとしていくと、飛び続けられないってわけ。地球の歴史のうえで人間が登場する以前は1000年に1種が絶滅していたんだけど、人間が登場した後、そうギャートルズ以降は1分に1種が絶滅している。スライドに映されたグラフを記憶(イメージ)だけを頼りに再現するとこんな感じ。

画像



 このままいけば、あと1世紀で飛行機は墜落、つまり全ての生物が絶滅するだろうってさ。じゃあ、人間の運命もあと100年かぁ、なんて思ってるのは甘いらしい。人間って種はそれほど強くないってんだから、あと50年?70年、ってほんまかいな!!。オイラは死滅しているだろうけど、オイラの子どもは生きてそうだな。ふぅ。
 
 まあ、人間が生まれてから1分に1種が絶滅してるってのは、つまりは人間の仕業で絶滅させていて自らの首を締めているってことだな。ある種の絶滅がその「種」の絶滅だけにとどまらないってのや、人間が勝手に移動させた種による在来種の絶滅まで知識が吹き出てた。
 ラッコをとって毛皮なんか剥いでいたんだけど、ラッコが人間に捕られていなくなっちゃった海では、ラッコに食われなくなったウニが繁殖して海藻がウニに食い尽くされたわけ。それで魚がいなくなったりするのね。
 モーリシャス島にいたドードーって鳥は、人間に食われちまって絶滅してしまったんだけど、ドードーが食っていたアカテツって植物の実を食うヤツがいなくなっちまった。ドードーを介して種をばらまいていたアカテツも絶滅してしまった。
 アライグマラスカルなんかが放映されて、かわいいってんで輸入されたアライグマなんだけど、あれって絶対飼ってはいけないって本に載ってるほど、気が荒い動物なの。それで放しちまって日本全国で繁殖しているんだけど、トウキョウションショウオなんかが食われちまって激減していたり、北海道ではタンチョウの卵が食われていたりするの。タンチョウは湿原の浮き島に巣をつくって卵を生むんだけど、これまで湿原の水を渡って巣まで行けるヤツはいなかったのね、それがアライグマはいけるのさ。
 あと、お決まりのブラックバス。琵琶湖のニゴロブナなんて食われて、かつて名物だった鮒寿司なんかが作れなくなっちゃって、文化までつぶされちまう。っておいおい、千石さんよ、なんで急に「文化」を言及するんだよ。その「人間の文化」で滅ぼされる種も多いだろ、って毒多は思ったんだけど、もちろんツッコミはしないさ。
 またまた、オオヒキガエルね、これ毒があるんだけど、オーストラリアに持ち込まれてからフクロネコがこのオオヒキガエルを食って毒にあたって絶滅したの。このオオヒキガエルがオーストラリアだけじゃなくて西表島でも発見された。持ち込んだのは人間だろうね。ほか考えられないんだもの。特別天然記念物のイリオモテヤマネコなんかがいるあの西表島。いまのとこイリオモテヤマネコの毒死は報告されてないけど、カンムリワシはオオヒキガエルの毒に当たって死んだってのが確認されているわけ。

 飛行機の部品ってことでいけば、恐竜なんかはみんな絶滅したじゃないか!!その部品はどうなったんだよ!? って言う人がいるかもしれないんだけど、飛行機地球号は長い年月をかけて役割を交代していったの。例えば高い木の上の方の葉っぱを食っていた首の長い草食恐竜の替わりにキリンがしていたり、他の動物を食うティラノザウルスのかわりをライオンがしたりって具合でほんと長い年月をかけて、役割を受け継ぐ生物に変わって飛行機「地球号」は飛び続けてきたの。でもさ、人間出現以降のペースで部品が落ちていくと………。うぎゃぁぁああぁあ。


 長くなったので後は続きね。



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 新しいブログ「つながれ、名古屋の学童保育」に毒多がエントリーしたので、興味がある方は是非よんでください。
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