「国民投票法案」(2)…一般的なコメント?に答えて

 以前にあげた『「憲法改悪阻止にまけて」…復習の意味を込めて』というエントリに「権利侵害をやめて」というハンドルの方からコメントされた。コメント欄でお答えしようと思ったのだが長くなりそうなので、新たにエントリをすることにする。で、とりあえずそのコメントをと、

現行憲法の第96条で定められている改正手続を、なぜ否定しようとするのか理解出来ません。 国民投票は国民の権利です。 何故権利を『許すな!』といって踏みつぶそうとするのか、多くの国民は納得出来ないでしょう。 憲法改正については6割以上(誤差をおそれずいうと)の国民が支持しています。 またほとんどの国民が憲法改正について賛否関心を持っており、それを国民投票で決めようとするのは民主主義国家として当然です。 国民には選択する権利があります。 その権利をある一つの主張で持って封じる事、これはその主張する人々の傲慢です。 自分たちが唯一正しいのだ、お前たちは間違えだ選択させるな、というおごりです。 これは言論封殺ではないでしょうか? なぜあなた方の主張で、国民の権利が封じられ無ければいけないのでしょうか?教えて下さい。
 
 このコメントを寄せられたエントリは、森英樹さんの講演の紹介で、それを読んでこうしたコメントが書き込まれたということは森さんに責任があると思うのだが、森さんに「講演のおちゃらけた紹介」がバレるとまずいので森さんに責任転嫁するのはやめておこう。
 ということで、主張するが……、
 すでに数度書いているが、ワタシは「改憲」したいのだ。ほぼ現憲法で満足なのだが1章1条~8条をすべて削除したい。そのためにワタシはどうしても権力を握らなければならない。権力を握ってしまえばこっちのものだ、民主主義など適当に誤摩化しておけばいい。うまいことに既に小選挙区制で「民主主義であるのだ」と小愚民を欺くのはなんでもないしな。ケケケケケ。よしラッキーなことにじいちゃんとパパのお陰で権力を握ったぞ。しかもうまい具合にマスコミを利用したアホーマンスで大量議席を獲得した前任者の数の遺産がある。今がチャンスだ。いや今をおいて他はない。長引いてはまずい。小愚民に内容を知らしめることなく、あのくだらぬ1章を削除するチャンスは今なのだ。
 とりあえず改憲のための簡略法「国民投票法案」をつくってしまえ。
 おい、いいか、あくまで改憲するための簡略法をだぞ、そうでなければ、そんなもんつくる意味はないからな。適当にぶちあげ、どさくさに紛れて数の遺産をたよりに成立させちまえ。
 えっと、改憲を前提の法案成立のためには96条か……

1  この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。

 なになに、最終的には「その過半数の賛成を必要とする」か……、「その」ってのは「国民投票」だな、過半数か……、投票率の規定も定めないでおけば楽勝だな。あまり噂にならないうちにことを進めてしまえば、投票率もあがらないだろうし、あと白票や無効票も差し引いとけば問題ないな。結局国民の2割か、へたしたら1割ぐらいの賛成で改正できるぞ、よっしゃ。あと森やら高橋やらうるさい教員の口封じもしとこ。それとマスコミ対策もな。なによりも、一括して○×だけを書き込めるようにしとかなあかん、どうせ国民は「前文」だけでヘタレてしまうから一括で問題ないやろ。なるべく波風たてんようこそっとことを進めなあかんからのぉ。

2  憲法改正について前項の承認を経たときは、天皇は、国民の名で、この憲法と一体を成すものとして、直ちにこれを公布する。

 あれ、改憲で1章をすてちまったとき、この96条の2項はどうなるんだ? あれ、あれ、どうしよう。おかしいなぁ。困ったな。


つまったとこで 「教えて下さい」と書いてあるので、質問にこたえます。

> 現行憲法の第96条で定められている改正手続を、なぜ否定しようとするのか理解出来ません。 国民投票は国民の権利です。 何故権利を『許すな!』といって踏みつぶそうとするのか、多くの国民は納得出来ないでしょう。

 ワタシは96条改正手続きに反対するものではないのです。壊憲せんがための「国民投票法案」が、極力国民の多数に真意を問わないように、権力によって隠れるように成立させられることに反対しているのです。しかも成立させようとしているのが、国民を愚弄しつづける稚拙な内閣であることも非常に怒りを覚えてます。

>憲法改正については6割以上(誤差をおそれずいうと)の国民が支持しています。
>またほとんどの国民が憲法改正について賛否関心を持っており、


 この辺りのソースを提示していただきたい。特に「ほとんどの国民が憲法改正について賛否関心をもっており」というのは聞いた事がありません。また、誤差をおそれずに、権力に操作された御用マスコミの発表を鵜呑みにするあなたのなかの無垢さをおそれてください。あなたはコメント中「多くの国民」であるとか「ほとんど国民」と書いてますが、まずあなたのなかの刷り込みを払拭すべきではないですか? 

>お前たちは間違えだ選択させるな、というおごりです。 これは言論封殺ではないでしょうか? なぜあなた方の主張で、国民の権利が封じられ無ければいけないのでしょうか?

 国民であるワタシが思索して主張しているわけで、「多くの国民」とか「ほとんどの国民」が、と圧力をかけるあなたの方がよほど「言論封殺」ではないのでしょうか。

 再度繰り返しますが「国民投票」に反対なわけではないのです。国民のものである憲法を権力が数の遺産をたよりに、焦って、権力の都合のみで無理矢理改定することが鼻持ちならないのです。
 あなたはコメントで今提出されようとしている「国民投票法案」について触れてないが、是非勉強してそれが如何に権力の都合で、安易に進められようとしているか、を知るべきです。いや是非知って欲しいなぁ。


 このコメントの主及び同様の疑問を抱いている方に、是非現実を知って欲しいので、関連TBお願い致します。
 よろしくお願い致します。




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