「ALWAYS 三丁目の夕日64」・・・また泣いてしまった

 なんだかねぇ、このごろ涙脆くなっているのだろうか? 映画を観て泣いてしまった。
 これシリーズ三作目なんだけど、たまたまこの正月息子(小6)といっしょにヒマに任せて「三丁目の夕日の1」と「2」を観たんだよね。それが良くてさ。そうこうしている間に「3」が封切られるっていう。こりゃ観にいかいでかぁ、ってことで行って来ました、春日井コロナ、爆!!
 映画の話をするまえにこの「春日井コロナ」の紹介をするけど、いい映画館だよ。場末の小屋でもミニシアターでもなくて(一応)シネコンなんだけど、多分従業員が3人しかいな気がするのね。パチンコ屋の二階にあって、入り口がパチンコ屋の横にあるの。で、先に調べて9:15の開演に間に合うように8:55ぐらいに着いたのだけど、まだ、一階の入り口が空いてない。パラパラと人が入り口の前に集まってるんだけど、きっと道ゆく人は、パチンコ屋のオープンをまえに行列つくっている暇人と勘違いしてるよ(笑)。
 結局、ドアが開いたのは9:05で、それからチケットを買っったんだけど、「三丁目」をやるシアターが開いてないからちょっと待ってて、って言う。で、シアターのドアの前でまっていたんだけど、誰も来ないからなかに入って座ってた。あとからパラパラと観客が入ってきたけど、100席あるシアターが全部で9人。日曜日なのにさ。名駅(名古屋駅)の109じゃこうはいかないよな。もう9:20分もまわってるの。と、すたすたとはいってきた上映技師らしき人がスクリーンの前にたって、「遅れてすみません、只今から上映させてもらいます」って言うから、思わず拍手をしてしまった(笑)。映画(ストーリー)が終ってもエンドクレジットが終わるまで誰も喋らないし席を立たない。これも109じゃ無理だね。ほんといい映画館だよ。
 それにさ、よく考えたら、「モギリ」もしてないから、こっそり入ってしまえばロハで観れたかもしれないなぁ。なんてね。

 以下ネタバレありますから、これから観るつもりの人は気をつけてね。

 舞台は1.2につづき東京の下町で、時は1964年ね。
 相変わらず今の都会ではなくなってしまった、べっとりしたご近所付き合い(人間関係)が繰り広げられる。たしかに活気はあるし人情味もあるんだけど、現代人にしてみれば、プライベートなんてありゃしない、やっぱりドロ臭く鬱陶しいと感じそうなアレである。
 そんななか、世の中自体も活気づいて、カラーテレビやらオリンピックやら今からしてみれば単純なものに一喜一憂してるわけ。みんな夢は大きく「鈴木オート」(自動車修理屋)の夢も世界に羽ばたく、なんだけど、集団就職で鈴木オートにやってきた六ちゃんと結婚することになった医者が、出世街道ではなく(何度も病院を首になりながら)福祉医療みたいなことをやっていたり、その医者が油まみれで車の修理をする六ちゃんが好きだと言ったりするのね。売れることなく苦労が多い小説家茶川が、(同居する子ども)淳之介に東大に入り安定した将来を強要するのを振り切って小説家を目指してたりって、まあ、いかにもお涙頂戴的に練られたストーリーなんだけど、やっぱり泣いてしまうだよな。
 「仕事」とは何か、「幸せ」とは何か、ってのをベタに描き、ってのが1964年から現在に問いかける、ってどっかの評論家みたいな書き方がそもベタなんだけど、まあ、そのままのわけだ。
 
 映画のなかのあの世界観ではとってもやっていけない、と思うものの、泣いてしまったんだよな。
 この涙はなんなのさ?と自問する。これが「共同体」?きっと鬱陶しくてしょうが無いと感じている共同体ゆえの涙?1964年にはまだあったドロドロの共同体? 貧乏だけど助け合っていた共同体? 金や物が豊かになるにしたがって解消してしまった共同体?
 はてさて、この先またみなが貧乏になるにしたがって、解消してしまった「涙することのできる」共同体は復帰するのかいな? どうかな?
 
 
 

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この記事へのコメント

だる
2012年02月14日 21:40
良い映画館ですね!
私は名古屋の109とミッドランドスクエアシネマズ、中川コロナを利用してます!
現在の映画館では味わえない昭和の雰囲気が良さそうなので是非行ってみたいです。

私は高校生ながら(今年で卒業ですが)結構映画を見ています。
流行りからマニアックまで幅広く愛しております。
ですが、三丁目の夕日だけは一度も見たことがないんです。
何故だか、今私が見るべきではないと思うんです。
だからあと三年、いや五年くらいしたらわかるような気がします。

私も涙脆く最近では映画だけでなく生命保険のCM『時を越えて君を愛せるかぁ~』と聴いただけで涙腺が崩壊します。

だから私は友達と行くといつも笑われます。
何故泣くんだ。
と。

でも、きっと理由なんて無いと思います。
泣く理由は感動した、ではなくどれだけ主人公に入り込めたか、だと思います。
だから映画を沢山見て沢山泣きます。
愚樵
2012年02月15日 05:56

空木塔や 昭和は遠くに なりにけり
毒多
2012年02月15日 09:21
だるさん、おはようございます。

>良い映画館

名古屋の方なんですね(河村のコメントでちょっと思ったのですが、、、)、、、ほんとに良い映画館かどうかは、、、わかりませんが、、、辺鄙なところにあるので客が少ないのかもしれません。でもまあシアターに入ってしまえば、人が少なく、少ないほうがワタシは好きですね。観客が少なくとも、、笑える場面では、声を押し殺した笑いが聞こえてきたり、泣ける場面では、泣いてる空気が伝わってきたり、ほんと映画好きな人しか来ないのかもしれないなぁ、、ああ、やっぱいい映画館だ(笑)

>だからあと三年、いや五年くらいしたらわかるような気がします。

3-5年たつと、解るのかどうか分かりません。時の流れには「個人が成長する(経験をつむ)」ということ「人々(社会)が成長?する」ということがあるような気がします(もちろん2つが絡みあって時は流れるのですが、、、)。
この映画はとくに後者を描く意図があるような気がしています。もちろんそのなかに個々の成長も描いているわけですが。
ワタシのようなロウトルだと、まだ、昭和中期の空気感が経験上解るのですね。それでちょっと懐古主義的な思いがあったり、社会の成長、、ではなく、変化を嘆くような思いがあったり、でも、この変化をつくってきたのは(映画の中の登場人物もふくめ)自分たちだ、という思いがあったり、、、、
で、だるさんたちには変化して(させて)しまった社会からスタートしている。だからだるさんにはこの映画をみても「変化してしまった」という感覚がないでしょう。そんなだるさんの感想を聞いてみたいものです。

それと主人公に感情移入というよりは、共同体への感情移入かもしれません(この映画は「主人公」が誰なのかはっきりしてないということもあるかも)。
毒多
2012年02月15日 09:21
正直にいって今のワタシには若者と相たいする機会がない。で、同じようにロウトルであろう愚樵さんのアニメからみるいまどきの若者感というのを聞いてもあまりリアリティがない。
だるさんも3-5年もこのクソオヤジブログに付き合って貰えないだろうなぁ。、、きっと3-5年では(だるさんが思っているほど)変わらないと思うから、いま観て感想を聞かせて欲しいと思ったりしています。でも、1.2を観てから3は観てね(笑)
毒多
2012年02月15日 09:21
愚樵さん、おはようございます。

いきなりですが、(聞くのは一時の)恥をしのんで、、、、
「空木塔」というのの出典は何ですか?
ぐぐってみたんですが、でてなくて、、、、

たぶん江戸のほうがさらにドロドロしていたんだろうなぁ。と思います。でもあれか、身分制度によって断絶があったから、身分がなくみなが庶民の昭和中期のほうがさらにドロドロの共同体だったかもしれませんね。
多分1964年ぐらい以降、「高度成長」によって、どんどん個人主義、競争原理etcが浸透したような気がします。単に回顧主義的に懐かしがる涙ではなく、行き詰まりから「幸せ」とか「仕事」を考えてしまう涙なのかもしれません。正直にいいますと、ドロドロがいいのか、耐えられなくなるのか、その変化の時代を生きてきた個人的なせめぎ合いはあります。

・・・ところで観るなら1.2をDVDでみてからね(笑)。
・・是非観てほしいなぁ、瀑!!

愚樵
2012年02月15日 17:44
空木塔は「すかいつりー」と読みます(笑)

グーグル先生に尋ねても答えてくれるはずはありませんね。出典は私のアタマです。

ネタを晒しておきますと、

 降る雪や 明治は 遠くなりにけり

という句があるんです。『三丁目の夕日』では東京タワーが建設中でしたよね? それがいまは「空木塔」ですからね...。ま、安直なパクリです。

というわけで、一応、1,2は観てます。3はDVDレンタルが100円になったら(笑)

ところでだるさんですが、もしかしたらシュタゲーかな?
愚樵
2012年02月15日 17:48
おっと。

空木塔ですが、句のほうは「うつぎとう」と発するのがいいかと。「すかいつりーや」では間抜けです。

「うつぎとうや」でも字余りですが、そこがいいかと勝手に何となく思ってます。(^o^)
毒多
2012年02月16日 08:33
おはようございます。

「うつぎ」ですね。まず「からき」か「くうき」で悩みました(笑)。
空木塔というのは、ググってみたら2-3使っている人がいて「出典」があるのかと思いました(wikにもなかったのですが、、、)
辞書でも調べましたがありませんでした。
ただ、再度「空木」で調べてみるとあるんですね。
読みは「うつおぎ」で、意味は「中が腐って、空洞になった木。うつろぎ。」です。
完成以前から「腐って空洞」ってのは、今の時代だからそんなもんだな、と感じさせますね。
中には、東京タワーがそうであったように「夢」見ている人もいるのかな?

で、>シュタゲー って???
ググってみましたが、イミフ。
愚樵さんは、守備範囲広いなぁ(笑)


愚樵
2012年02月16日 17:23
こんにちは。

すみません、勘違いしていたようです。「空木塔」がスカイツリーというのは了解しておられたんですね。だから出典は? という話ですね。なるほど。

「シュタゲー」は、私もグーグル先生に問い合わせてみました。したら、「もしかしてシュタゲ?」と返事してくれました。その「もしかして」です。

『シュタインズゲート』。アニメです。私のささやかな守備範囲のひとつです。

といって、全部観てないんです。「トゥットゥルー♪」と口ずさむ女の子がいて、その娘が死んじゃうんです。それから先、観てません。苦笑。
毒多
2012年02月17日 08:39
おはようございまし。

アニメですか。「・・・ゲー」とwikのチラ見でゲームかと思いました(笑)。
それにしてもアニメと哲学書(?)と「仕事」とたまに政治とクラッシックと、、、、守備範囲は広いじゃないですか(拍手)。しかも造詣が深い。

このさい自然破壊・亡国的レジャースポーツかギターの話題でいけば愚樵さんの守備範囲外で攻めれるかな?、、、って、守備範囲自慢してどうするんだ(笑)。しかも守備範囲外の話題では乗ってこないよな!?爆!!
っていうか亡国的に遊んでる自分が哀しいのだけどね。

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    Excerpt: 「ALWAYS 三丁目の夕日’64」★★★★☆ 吉岡秀隆、堤真一、小雪、堀北真希、もたいまさこ、 三浦友和、薬師丸ひろ子、須賀健太、小清水一揮、 マギー、温水洋一、神戸浩、飯田基祐、 森山未來、大森南.. Weblog: soramove racked: 2012-02-22 07:03