「幼保一元化」…とりあえず再掲します

 新聞を斜め読みしていると、菅内閣の「国民を元気にする政策」ってのが載っていて、そのなかに「幼保一元化」があった。そういや5-6年前まだ保育園の怪鳥時代、幼保一元化の影もないころにギャアギャア騒いでいた自分を思い出した。ああ、あの幼保一元化が実際に行われるのかぁ、と子どもが保育園を卒園して5年もたつと流石にギャアギャアも薄れている。やっと時代がオレに追いついたのかぁ、、と感慨もひとしお、、、ってそんなわけはないわな。
 とはいえ、いまは「子どものしあわせ」って何だろう?などという思索に嵌ってしまって、あまりシステムチックなエントリーをあげるつもりはなかったんだけど、まあ、あの頃の自分はどうだったんだろう、という懐かしさもあり、再掲してみることにする。ウーム学童魂、、ちゃう保育園魂全開ではないか、爆!!


【以下、再掲載】


幼保一元化ってねぇ 、あんた


 先ずは『幼保一元化』ってなに?ってとこから走ってみようか。
 幼保一元化とは、幼稚園と保育園をひとつの施設にするという、これまた大胆不敵な政策である。「幼稚園」では、園児の数が足りなくてヒーヒー言ってるし、「保育園」では待機児問題を解決しろ!とギャーギャーうるさいので、この際一緒にして解消してまえ!! [計算式:(0.5+1.5)÷2=1]という魂胆が幼保一元化である。おー!!ナイスなアイデア、やったね!!とにやけた官僚の顔が目に浮かぶ。別々の管理だった2つの省庁を一つにできれば予算の削減にも繋がる。「幼稚園」にしても「保育園」にしても、園舎や用具などのハードは似たようなものなのだ。出来上がった「幼保一元園」を将来的に、福祉の理念は捨て、ハードは民間企業に売り飛ばし、総合園(企業保育園)としてしまえば、予算の全廃につながるわけだ。万歳!!バンザーイ!!オラ天才かもしれねーだよ、と予算ベースでしか思考できぬ官僚が、目の前を「くれよん」のように飛んでいる。
 さて何が問題なのだろう。問題なしでは無いかと思うかもしれない。実は問題だらけなのだ。まず問題は「規制緩和」という部分にある。「幼稚園」と「保育園」では設立理念が違っていたので、国による「規制」が違うのだ。「幼稚園」は教育の場であり、「保育園」は生活の場だった。たとえば……生活の場である「保育園」には「台所」=「給食室」が必要だ。幼保一元化では、これを設置しなくてよくなる。『規制緩和』である。つまり、台所のない家庭は『出来合』のものを買ってくるか、『店屋物』しかない。一方で偉そうに「食育」が大切と宣いながら、他方で「食育」を無視する。こうしたダブルスタンダードが国の態度なのである。
 それでは、規制を高い水準にあわせることが出来れば問題ないかというと、親の肌感覚としての不安が残る。子どもを「保育園」に預ける親にしてみれば、『幼稚園的な早期教育まがい』なんかさせないで、ちゃんと「発達の保障」をして欲しいと願い(ほんまかいな?)、子どもを「幼稚園」に預ける親にしてみれば、ちゃんと就学に備えて『基礎学力』をつけて欲しいし、ちゃんと清楚で節度をもった、いわゆる『躾けの行き届いた子』に育って欲しいと思うのかもしれぬ(笑)。それが理論的ではないけど、敏感な肌感覚というやつだ。多数を軽視することはできないと思う。
 そこで登場するのが、企業経営の「総合園」なのだ。私企業経営の総合園は、市場原理を使命として顧客のニーズに応えていく。「保育園的総合園」もあれば、「幼稚園的総合園」もある(としよう)。ニーズに合わない「総合園」は市場の原理により、淘汰されていく。つまりそこには、素晴らしい「総合園」だけが生き残ることになる。完璧だ、文句あっか!と官僚は威張る。ってちょっと待てよ。そこの顧客ってだれなんだよー。親だよ。まず間違いなく、自戒の意も含めて、子ども不在になるんだって。今、子どもたちにどんな保育が必要で、そうした保育をする実現するには……という条件を体系的に把握している親がどれだけいるんだよー、と専門家(加藤繁美隊長率いる保育士集団)は嘆く。もし親がしっかり勉強し、顧客としてでも、しっかり子どもを中心に思考する目で「総合園」を選んだとき、安心して預けることの出来る「園」はないってことである、らしい。






 今はこういうエントリーは書けそうにないなぁ。ふぅ





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この記事へのコメント

学童砦の一役人
2010年09月11日 05:44
私も5~6年前小規模連の所属の保育園に子どもを預けていました。

まがりなりにも(ほんとのまがりでしたが…)保育運動部に所属しており、その頃から安易な幼保一元化には危機感を持っていました。

テレビで普段は割と信頼している経済専門家などが安易に幼保一元化を口走ります。

学童保育の今後の在り方も幼保一元化の議論の行方に大きく左右されそうです。
毒多
2010年09月13日 06:00
学童砦の一役人さん、おはようございます。
なつかし~、小規模蓮。
実は、幼保一元化と地続きでもある、公立保育園民営化のはしりでもある則武保育園の「民営化説明会」のときに則武の園庭につめていました。結局小規模連所属保育園が公立則武のあとをついだのですが、その後その件についての小規模連の総括文について小規模連にケンカを売ってしまったことを思い出しています。

そんな嫌われものです、爆!!
学童砦の一役人
2010年09月13日 21:53
則武保育園といえば結果的に小規模連系の社会福祉法人が後を引継いだ記憶しています。

細かいことは忘れましたが、引継いだ社会福祉法人の関係者が「民営化に反対する私たちが引継ぐのは分かりにくいと思うが保育を守るためです。」ということを言っていたのを新聞記事で読んだのを今でも覚えています。

心情は理解でき否定するつもりはないですが、非常に矛盾に満ちた決断だったと思います。

民営化してからしばらく経ちますが、なにも知らない現在の在園児の父母などは「民営化しても何も問題ないじゃん。」と考えているのでは思ってしまいます。
実際のところどうなんでしょうねぇ?

事情により3つ保育園に子どもを預けてきましたが、個人的に順位をつけると以下のとおりです。
ある意味、民営化反対という資格はあまりないのかもしれません。

①小規模連の民間保育園
②公立保育園
③小規模連以外の民間保育園

私の周りでは、
○公立から小規模連に移ってくる人
○漠然と公立信仰を持っていいる人
○小規模連の活動が煩わしくて他園を選択する人
         など様々でした。

民営化の今後の行方が気がかりです。
おしだき
2010年09月13日 22:15
すみません
小規模連って知らなくて...
よろしければ教えて下さい。
学童砦の一役人
2010年09月14日 06:06
小規模連とは共同保育所を前身とする愛知県内の保育園の集まりです。
名古屋市内では15ヶ園ほど加盟していると思います。(昔の記憶ですが…)

前身が共同保育所なので、私の子どもが通っていた園は、認可園になった現在でもその運営は学童保育と同じような仕組みとなっており、父母が多くの役割を担っておりました。

組織的にはこんな感じでした(昔の記憶ですが)
また園によって仕組みに違いがあると思います。
○運営委員会
(委員長は父母、最高意思決定機関、学童の役員会に相当)

○専門部
部長は父母、運営委員会に出席
事業部(物資販売など)
まつり部(夏祭のバザーなど)
保育運動部(署名活動など)

○父母会
毒多
2010年09月14日 15:43
おお、当時小規模連に喧嘩をうった文書があったぁ~。3回書きなおし、保育園の園長と理事長から提出の許可をもらったのを思い出す(許可を出す保育園ってのも凄いでしょ、笑)。
初校も残っているがこれが凄い。
保育園の父母会の欠片もなく、まさに活動家候、自分で読み返してもビビってしまう、爆!!(ネットなどの匿名で大口を叩くんじゃなくて、実名入りのリアルだからね)

結局これを小規模連の会議で配ったのだが、当時の会長は烈火のごとく怒り、配った文書の回収を命じるは、翌日に保育園へ怒りの電話がかかってくるは、、、上を下への大騒ぎ・・・ふぅ。

内容の補足
公立保育園の民営売りに反対する小規模連は名古屋初の公立保育園売りが行われた則武保育園の園庭で抗議行動をしたのね。
その後、保育園が企業に売られるという最悪の事態を回避するために、小規模連所属の保育園が名乗りをあげ、公立則武保育園を買ったわけ。
あくまでも最悪を避けるためにね。
でも、その後でてきた文書があまりにもフザけた内容だったわけさ。

小規模連の会議なりで話し合われて、でてきた文書であれば、いきなり文書で対抗するなんて乱暴はしないんだけど、いきなり小規模連所属の保育園に配布されればブチキレルっての、、、、舐めてもらっちゃこまるのさ、ってなもんです。


今回は実際にだしたほうをUPしてみますね。
ただし、愚樵さんに青年将校って云われないように(笑)、時間限定でUPして24時間ぐらいで消してしまいます。



学童砦の一役人
2010年09月15日 06:07
さすが「青年将校!」

でも文面だけ見ると必ずしもそんなに無茶苦茶なことを言ってるとは思えません。
(実際のやり取りは分かりませんが…)
小規模連の会長は真摯に質問に答えてしかるべきだと思います。

ただ、小規模連の会長を弁護するわけではないですが、多様な構成員によって成り立っている組織において敗北についての合意形成は非常難しいものだと思います。
(敗北という言葉が気に入らないかもしれませんが)
小規模連の幹部は敗北(則武保育園の民営化)を想定内しつつ次のステップにいち早く移ろうとしたようですね。

「青年将校」というと言葉に引きずられて多少大仰な例を引き合いにだすと…
太平洋戦争の終戦工作がなかなか進まなかったのも陸軍を中心とする血気盛んな青年将校連中の影響が大きかったと言います。(おかげで原爆投下の憂き目あったわけですが…)
一度走り出したものをすんなり止めるのは難しいものだと思います。

毒多
2010年09月15日 09:00
学童砦の一役人さん

再コメありがとう。反応がなければマジ洒落にならない(笑)
実際の小規模連は質問に答えるどころか怒りのみ(理由なしの謝罪要求があった記憶がある)だったので、ワタシもそれ以上なにもしてません。ワタシ(の子ども)も卒園間近だったし、すぐに終結する青年将校で、大勢には影響がなかったんじゃないのかな?(笑)

当時を思い出しますが、「阻止しよう」とみんなで声をあげた数日後に「阻止はできませんでした」ときたもんですから、ワタシもキレたんだと思い出します。ちゃんと合意形成の手順を踏んでいればキレることもなかったんですけどねぇ(遠い目)

現実には、学童砦の一役人さんのおっしゃるとおり、企業への売りではなく、公立よりよい保育ができるんであれば小規模連の社福が行ってもいい気がしていますが、結局そこも総括されているのかどうかわかりませんからねぇ。今更なにもいいませんが、、、


学童砦の一役人
2010年09月16日 22:41
毒多さん
追加のコメントですが

小規模連の幹部連中は最初から負け戦を想定していて、戦後処理も予め考えていたのでしょう。(小規模連の運動は多分近年負け続きだと思います。)
また、父母の中で毒多さんほど気合の入った人がいるとは思っていなかったのでしょう。
長年保育運動に携わっている小規模連の幹部が方向性を示せば、残りの関係者からは異論はでないと考えていたのかもしれません。

そこで個人的に気になったのが小規模連と学童の市連協の運動方針の違いです。
両方とも愛保協傘下の団体です。

例えば、請願署名の活動ですが、小規模連の園の時は、内容からして一部の政党の賛同しか得られず否決される運命あること分かりながら署名集めをするのが虚しかった記憶があります。(そのくせ署名集めには非常に熱心だった。)

それに比較して、市連協の署名は、内容はマイルドだが各会派の賛同得ることができ、否決されるわけではない。(採択されるわけではないが、保留扱い。)

良い悪いは別にして、この政治的なスタンスの違いはなんなんだろうと前から気になっております。(例えば、小規模連に比べ市連協は父母が運動に深く関わっているからとか…)

周りで聴く人がいないのでこの場を借りて質問です。
毒多さん以外でも良いからお答えいただければ幸いです。
毒多
2010年09月17日 06:26
取り敢えず、「青年将校」候の文書は末梢しました。
遠い思い出ということで、、、

それにしても、学童砦の一役人さん禁断の扉を開けちゃいましたね(笑)。

はっきり言っちゃいましょう。

小規模連には共産党の空気が色濃いってかそのものに近い。市連協には党派色が皆無。これは出生の時期とか生い立ちとかいろいろな理由が想像されますが、ちゃんとした理由はワタシは知りません。
小規模連は指導層を党員がしめている、とか、市連協はノンセクトとか、、、の理由もあるかもね。

個人的には(政治的部分に関しては)両方に違和感をもっていました。
共産党に対する違和感は、おっしゃるような閉鎖的なとこかな。最近いろいろなとこで論じられてましたね。まあ保育園の親に対しては閉鎖的じゃなかったし、運動熱心なのは(ワタシは)好感がもてたのですが。

市連協の違和感は学習会で戸井田(自民)なんて呼んでしまうとこです。残念ながら、市連協にどうこう言えるほどになるまえに、学童をやめてしまいましたが、、、。

あまりパッとしないレスですみません。





学童砦の一役人
2010年09月18日 18:13
レスありがとうございます。

私個人としては、小規模連所属の保育園に子どもを通わせていたからこそ、学童の運営に違和感なく関われたと思っています。

だから政治的なスタンスも、学童に「入る前は次のような理由で同じようなものかなと漠然と思っていました。
○事務局ある場所が同じ
○学童の「共同保育」という運営形態が共産主義と親和性が高そう

前言しましたが、父母が役員(定期的入れ替わる)という辺りがマイルドな理由かなと勝手に考えています。

あと、戸井田の件ですが、あの学習会には私も出席していました。

毒多さんが戸井田を嫌う理由よくわかります。
ただ、あれは「厚生労働省の政務官」という肩書に意味があったわけで、厚生労働省、市議会(全会派)の力を借りて名古屋市にプレッシャーをかけようとするもので、その判断は間違ってなかったと思います。

戸井田個人考えは二の次と思った方がよいでしょう。(もっと相応しい人が来ればよかったのでしょうが…)

戸井田を呼んだのは多分、馬渡さん(前衆議院議員)の人脈で、市連協としてはやむえないところでしょうか。
もっとも馬渡さん自身の考えにも私は違和感を持っています。(学童議連を作ったのは肯定的に捉えていますが…)
毒多
2010年09月20日 13:14
ああそうだ、
>○事務局ある場所が同じ
そういえば、そうでしたね(笑)

小規模連の運動部を含む父母会と学童の父母会では、実質的「経営」をしなければならないか、どうか、という部分が大きく違っていますね。保育園の父母会は運動部がこけても即保育園がコケることはないでしょうが、学童の父母会がコケれば即学童そのもの存在が怪しくなってくる。という意味で、(ex.戸井田を呼ぶなど)なりふり構ってられないという部分はあるのかもしれません。

>馬渡さん自身の考えにも私は違和感を持っています。
me too.なんですが、、実質的にすすめるためには、おっしゃるように、「それはそれ、これはこれ」という考えがあるのも解ります。解ります、、かなぁ? これはずっとアヤフヤにしているとこで、自信がないな。また自爆エントリーでも立ててみるかな(笑)
学童砦の一役人
2010年09月20日 20:48
戸井田も馬渡さんも客観的にみれば泡沫候補です。
小泉郵政選挙のお陰で国会議員になれたのです。
(戸井田に関しては、街宣車にでも乗ってれば違和感がないんだろうけど、国会議員なら同じウヨでもう少し洗練されていればなあと思いますが…)

私は馬渡さんを評価する理由は
最初の出会いは区交渉の場でした。
国会議員が学童の区交渉の席に来るなんて、「他にやることがないの?」と思っていました。
その後、ある学童と一緒になって学童関係の講演会を開いたり、学童議連を立ち上げたり
ひょっとしてマジなのかあーと思い始めました。

毒多さんも覚えているかもしれませんが、学童議連を立ち上げようとしたとき、自民党のベテラン議員から「どこかの政党の応援することになるんじゃないか?」と言われたと言っていました。(通常どこかの政党とは言うまでもなく共産党のことです。)
自民党議員があえて共産党のシマに手を出すところに本気度を感じました。(他に手を出すところがなったので自民党にとってニッチな学童に手を出しただけかも知れませんが…)

>「それはそれ、これはこれ」という考えがあるのも解ります。解ります、、かなぁ? 
については、そちらの記事にコメントします。

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