「天使君、まともなら読めない名前」…個性を背負わされる子どもたち

 すでに2chとかで取り上げられているようなので、エントリーしようかどうか悩んだのだが、やはり書いておこうと思う。親に付けられた名前である。その昔ゴダイゴは♪名前それは燃える命、ひとつの地球にひとりづつひとつ♪と歌っていたが、しばらくして「悪魔」くんという名が区役所に届けられ問題になった。それが予兆だったのか? 今どきはそれどこじゃない。いやいや、悪魔くんが「それどこ」というのは語弊があるかもしれないが、ぶっ飛び具体が「悪魔」君のどころの騒ぎではないのだ。なんといっても和源(わーげん)君に絆(はあと)ちゃんなのだから。
 中村修治という人が「週刊文春」に書いたらしい記事がネットでも ネーミングで、とりかえしのつかない一歩を踏み出さないためにというタイトルでupされている。

 とりあえず、中村という人が気になったという、名付けられた「名前」を列挙しよう。

【男の子の名前】
和源→わーげんくん、天使→みかえるくん、英雄→ひいろくん、強運→らっきいくん、沙風→さあふぁくん
【女の子の名前】
愛声→あのんちゃん、絆→はあとちゃん、樹里亜菜→じゅりあなちゃん、楓→はいじちゃん、美海→まりんちゃん


え、あれ、なんだ……はいじちゃん? 勇気と書いて「くらら」ちゃんはないのだろうか?
他にもこんな名前があるらしい。

「名前ランキング2008」より
奏人→タクト、光舞→テルマ、月→ライト、獅人→レオト、大虎→タイガ、星穏→シオン、遥空→ハルク、琉煌→ルキヤ、怜音→レイン、瑠楓→ルカ、望来→ミライ、伶音→レノン、來夢→ラム、心暖→シノン、煌羅→キラ

「DQNネーム」より
流楽→るんら、愛々→なな、桜心→ももね、詩映愛→しえら、洛→りいち、美心菜→みふぁな、翔飛→しょう、肇陽→はっぴ、綺麗麗→きらら、宙大→ゆうだい



 うーん、困った。元ネタがギャグのため、いくら頭を捻ってもエントリーでのギャグ変換ができない。だいたい何故「ふぇらーり君」じゃなく「わーげん君」なんだ!! なんて言ってる場合じゃないな。子どもが不憫すぎる。不憫? これは不憫なのか? いや、違う。もしや親は我が子に試練を与えているのだろうか?「獅子は我が子を千尋の谷に落とす」を実践しているのかもしれない。千尋の谷につきおとされた名前の子どもたちは、恐らく社会のなかで苦労し、親は恨まれることになるのだろうが、親のほうは「たかが名前だ」!! そんな些細なことに負けることなく堂々と歩いて行け!! といいたいのかもしれない。……かぁ?? んなわけないよな。

 この名をみつめながら、ある本を思い出した。以前、 この「戯れ言」でもエントリーした、岩波ブックレットの「『個性』を煽られる子どもたち-親密圏の変容を考える」(土井隆義著)という本である。
 本が発刊されたちょっと前の時代は、スマップの「世界でひとつだけの花」に代表されるように、「個性的であれ」と煽られ「個性的な自分でなければならない」という強迫観念を植え付けられていたる。子どもたちは「個性」を履き違えている。といった内容だった。今でも同じかもしれないな。
 そも「個性」とは社会など多数のなかで磨かれたものが「個性」として表れるのだが、煽られた結果、生まれながらにして自分は「個性的である」という勘違いをする。結果、現実には個性的な自分を認めない他者(多数)のほうを否定し、オノレ一人のナルシズムの世界に浸るというのだ。
 そんな個性を勘違いしたナルな子どもが親になり、自分の子どもに「個性的」な名前をつけることで「生まれながらに個性的」を我が子に背おわせているのではないだろうか? これでもか!!という「個性」の競争になっていて、まるで末期の「衛生博覧会」だな。
 上の個性的な名前を見つめていても、なんとなく、どっかのマンガやら物語から取って付けたような名前が多いのは、個性を煽られた結果、現実社会ではなく、マンガやら物語に逃避してその中で個性的な自分を夢みている心理を想像させる。おそらく現実社会ではそんな「個の夢」は通用するはずもなく、個性的な名前ではなく、自己中な名前としてオミットされていくだろう。もちろん、こうした名をつける親はオノレの勘違いに気づいていないことは言うまでもない。そんな親に「似非個性」を背負わされ、育てられた子どもは可哀想すぎるスパイラルである。せめて似非個性を背負わされた子どもたちには、生きにくい名前の要因を探求して本当のことを追求してくれたら、と願うばかりである。

 という、オイラの子も他にいない名前なんだよなぁ……。
 個性の分別ぐらいついているつもりだけど、やばいかなぁ。
 普通に使われる漢字二字で日本語として普通に読めて響きも普通なんだけどね。
  DQNネームにリストアップされていないし、
 かかりつけの医者に絶賛されたから、世間的にもよしとするか(笑)


ちなみDQNネームのDQNランキングでは(ランダムにピックアップ)

戦争(せんそう)
脚歩茶唯(きゃぷちゃい)
亜菜瑠(あなる)
幻の銀侍(まぼろしのぎんじ)
ポチ男(ぽちお)
ハム太郎(はむたろう)
ラッキー星(らっきーすたー)
創価(そうか)
桃桃(ぴんぴん)
優歩(やさっぽ)
一愛和(ちわわ)
苺苺苺(まりなる)
永久恋愛(えくれあ)
陽子(ぴっぴ)
巴里鈴(ぱりりん)
樹理笑汰(じゅりえった)
茉愛(まら )
夏主人(げすと)
姫凛(ぷりん)
射夢(じゃむ)
笑来星(えめらるだす)
大穴(だいあな)
光宙(ぴかちゅう)
聖武(せれぶ)
光凛(ぴかりん)
美花精(ぷりしあ)
華美愛(きゃびあ)
姫瑚(きっこ)
大波小波(おおなみこなみ)
右大臣(うだいじん)
美気意(みっきー)
美似意(みにー)
夢ル桃(めるも)
涼介(くうるがい)
望愛(ぼあ)
努駆太(どくた)


ああ、きりがない。
誰か止めてくれよ。
 

 

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この記事へのコメント

2009年04月23日 12:04
今まさに子供がおなかの中にいて、
名前を考えなきゃ…と言うところなので、
人事じゃないエントリです。
私も読めない名前はつけたくないです。

ただ、うちの上の娘(3歳)、DQNネームにリストアップされてる…
「ちょっと変」だからいいのかなあ…
複雑です…
少々当て字ですが、読めない漢字ではないんですけど…
褒めてくれる人は絶賛してくれるんですけど…
とある食べ物と一緒の読みなんですよね…
って、こんなコメント残されても困りますよね…
でも書かずにいられなくて…すみません…
dr.stonefly
2009年04月23日 15:56
日向さん、あらら、リストアップされてましたか。
つまらんエントリー挙げて、すみません(笑)。
まあ、上のエントリーにでてくる名前に該当しなければ大丈夫でしょう。
DQNネームってHPも風評だから気にしなくてもいいじゃないかな。問題はお子様が17才ぐらいのときに何て思うか、かな。
それにしても今どきは名前も、いろいろあるんですね。驚きました。あんまり凝りすぎても拙そうですが、DQNネームの左肩にリンクしている「名前負けしている」を読んでみると、普通の名前でも苦労している方もみえて、難しいですねぇ。

ああ、うまれて来るお子さんに名付けに悩む日向さんが目に浮かぶ(笑)
2009年04月23日 18:54
私は二人の息子には平凡な名前をつけましたけどね.何せ婿養子だったし,命令する権限もなかったから,彼女任せにしました(笑)

長男も二十歳を過ぎて,もしかして出来ちゃった結婚でもするんじゃないかと,戦々恐々としています.(^_^;)
×第二迷信
2009年04月23日 22:31
「織田 真理」ちゃんとか…、
「梶 萌」ちゃんとか…、
どうなんだろう。

「牧 麻紀」ちゃん、
「三木 美樹」ちゃん、

70年代に、「田中角栄君」が、
(親が名づけたときには「昭和のヒーロー」だったのに、金脈事件やらロッキードやらでダーティになって、みんなに笑われるからかわいそうだと、裁判所に「改名」を申請して認められたことがありました。
R.frail
2009年04月24日 07:59
本当に現実にいるのか疑わしいような名前が結構ありますね…(苦笑)
ただあのサイト、性的意味を連想させるからといって「ゆな」読みに過剰反応したり、彼ら流のDQName基準(例えば、「ぶった切り読みは何があっても絶対にダメ!」など)に偏重しすぎて、どう考えても世間的に見ればまともに暮らせるだろう名前にまでも「驚愕!」票があつまったりしています。
かなり偏りも混じっているかと思いますので、あまりあれを気にしすぎるのもいけないだろう、と。
自分がまともだと思ってつけた(つけようとした)のにリストアップされていた場合は、むしろリストアップした側の感性がずれていないかもよくよく検討する必要があるのではないでしょうか。
あそこの説明文を読むと、あたかも自分達は世間一般の(まともな者達の)認識を代弁しているのだ、といわんばかりのことも書かれていますし…。
それにしてもありましたね、「努駆太」(笑)
dr.stonefly
2009年04月24日 08:20
kaetzchenさん
>私は二人の息子には平凡な名前をつけました
凝った名前の流行は21世紀になってからかなぁ、なんとなくですが……。
dr.stonefly
2009年04月24日 08:24
×第二迷信さん
まえに「恵 恵」という方がテレビに出ていました(テレビに出るくらいだから書いてもいいと思うのだけどまずいかな?)。結婚して「恵」という性に変えたらしいです。
友人の「真紀」に「おまえ河童と結婚したら河童真紀だな」と警告したことがあります。

田中角栄君ありましたね。
政治家の名前をつけるセンスもちょっと受け入れ難いのですが、有名人と同じ名前をつけられた子どももたまったものじゃないですね。

dr.stonefly
2009年04月24日 08:33
R.frailさん
>リストアップした側の感性がずれていないかもよくよく検討する必要があるのではないでしょうか。

そうなんですよね、件のHPはソースが2chってのが怪しいですね。(ワタシは今回はじめてこのHPの存在を知りました)。
まあ、中村修治さんの記事のほうは、(未確認ですが)2chで拾ったのではないでしょうから、やっぱある程度、驚きの名前も存在するのでしょう。(驚く方がおかしい、という可能性も考えなければなりませんが…)。

さりげなくてセンスのある名前がいいのかもしれませんね。
(とか言って、日向さんにさらにプレッシャーをかける、爆!!)
2009年04月24日 12:34
なんか、dr.stoneflyさんや、皆さんのコメント読んでちょっと安心しました。
(実は娘はぶった切りです・爆)
思い切って書き込んでよかった♪

ちなみに、私の友達に、結婚して田中マキコになった子がいます。(爆)
漢字は知りませんが、「三木 美樹」さんも知り合いの知り合いにいるらしいですよ。あたしの本名も「牧 麻紀」「三木 美樹」系の名前なので、その苗字の人だけとは恋に落ちまい、とずっと思ってました。結果大丈夫でした。(笑)

プレッシャーに負けずがんばります。(笑)
すぺーすのいど
2009年04月24日 17:09
紹介の名前サイト、バカバカしくて楽しめました。
ありえね~ってのもあったけど、ほんとに全部実在するのかな?

私自信の名前が、読み間違い系&性別間違い系の名前ですが、リストには上がってなかったですね。笑

私は自分の名前は気に入ってるんですけど、「なんだ、男か…」って言われたり、顔される事は今でもたまにあります。
我が息子たちには、とりあえず男の子っぽい名前つけましたけどね。
(^-^)
dr.stonefly
2009年04月24日 17:58
日向さん、ここは愛と共感のブログですから、安心してカキコんでくださいね(笑)
是非、名前で恋愛が左右されないよう加味してあげてください。と、またプレッシャーをかける。爆!!
dr.stonefly
2009年04月24日 18:03
すぺーすのいどさん
どうも眉唾っぽい名前も多そうですね。
性別間違い系かぁ……。
まあ、たいした問題じゃなさそうだけど毎度勘違いされると面倒かもしれませんねぇ。
ワタシの男のツレにも、私立女子中から案内がきた奴がいました。

ということで、男女が解るほうが本人は面倒臭くなくていいかもしれませんよ~、日向さん。と、いってさらに悩ませてみる(笑)
名無し草
2010年04月20日 23:09
そのサイト、ネタも多いと思う
幻の銀侍とかw
神楽
2011年02月06日 22:05
私の知り合いに結婚して
水田 麻里 になった人がいます
(ミズタマリ)
結婚後まで考えて名前付けないですからね
こればかりは親の責任じゃないですね
毒多
2011年02月07日 06:21
神楽さん、はじめまして。
「麻里」という普通の名前でも、こういうことがあるんですね。ほんと親もそこまでは考えられないですね。
おお?
2011年08月14日 00:36
楓と書いてハイジは・・・

もしかして結構教養のある親かもしんないw

明治期にハイジを翻訳した時に
登場人物をすべて日本名にした。

その時 ハイジ→楓 にしたのであるますw

ちなみにクララは倉子お嬢様w
毒多
2011年08月15日 08:50
おお?さん、はじめまして。

楓と書いてハイジの由来は知りませんでした。なるほど、そこが理由なら洒落ているかもしれませんね。まあワタシなんかだと、ハイジといってもカルピス子ども劇場の「ハイジ」のイメージしか有りませんが、、、、あれだと文明社会を否定し、自然と共に生きるというメッセージでしょうか? 文明に束縛されたつことのできなかった「倉子」が自然のなかで立てたということからも、そんなメッセージを感じます。が、今の日本ではなかなか難しいそうですね。それでも、そうあってほしいと願い名付けたとすると文明社会と剃りの合わないDQNネームという判断事態がなりたたなくなりそうです。

それと、子どもの頃、クラスに「亜里佐」という女の子がいましたが、由来は「狭き門」だったようで、こうした理由は時代と関係なくあるのかもしれません。

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