「渡辺治が語る憲法の力」(0)…憲法は絵に描いた餅か!?

 ほんのちょっとだけ準備をお手伝いした講演会に行ったのだけど、とりあえず講演録よりまえに「国民投票法」は死んでいないことを確認しておこう。
 「自分の任期中に憲法を変える」なんて歴代の21総理が誰も言わなかったことを簡単に言って退けた坊ちゃん安倍壺が「お腹が痛いよぉ~」と言ってとっとと辞めてくれたお陰で、改憲論が下火になっている。福田も、麻生も、そして…、ここが肝心なのだが、小沢も、管も、鳩山も、改憲の「か」の字も言わない。で、なんとなくブログ周辺も以前のようにエントリーが挙ることも少なくなっているが、今って結構肝心なときだとワタシは思うのよ。だってさ、ほれ、安倍壺坊ちゃんは郵政民営化遺産で「国民投票法」を通しちまったわけだし、坊ちゃんが腹痛をおこそうが、福田が突然ポイしようが、麻生が誤読と支持率に自滅しようが、酔いどれ自民党が総スカン食おうが「国民投票法」は生きているのね。選挙で自民が自害しようとやっぱり「国民投票法」まで死ぬ訳じゃない。それに下火になっているのではなくて、わざと言わないだけなのさ。今は話題にするのは得策じゃないって考えているわけ。得策じゃない、ってのは結構ポイントだと思うのだけど、後述ってことで…。
 で、「国民投票法」は3年の猶予期間?をおいて実効性をもつってことだったと思うけど、再来年の春かな? つまり、いまにもおきようとしている総選挙の結果如何で、すぐに改憲の導火線に再点火されて爆破するわけだ。いっとくけど、民主党が自民党にとって変わっても同じだからね。民主党が議席をとって与党になったら、最初っからは言わないかもしれないけど、半年ぐらいたったら絶対に「改憲しよう」って言い出すにきまってます。そのときは、自民党は野党にならずに待ってましたとばかり同調するでしょ。今はストップしている「憲法審査会」が復活してきっちり「国民投票法」でもって改憲を目指してくるでしょう。
 はっきり言って、目の前の選挙で、護憲を打ち出している民社と共産がどれだけシェアを占めるかに全てがかかっています。
 もう一度いうけど、民主党は「改憲政党」だからね。

 というわけで、学童保育の学習会をごめんして、渡辺治の講演会へ行ってきました。
 渡辺さんは62才で憲法と同じ年っていってけど、見た目は若いね。それに、ほんと久しぶりに気持いい程、左派の空気に包まれました。護憲派で地上では左派のオイラにとっては気分のいい時間だったよ。サンクス渡辺さん。
 
 講演では、「憲法ってどんだけ力があるのさぁ~?」って話から始まったの。つまりね、9条があっても軍隊(自衛隊)があって、さらに海外派兵されてしまたりして骨抜きにされているし、今度も海賊対策法なんて強引につくって軍隊を海外に送ろうとしているわけだしさ。またまた25条があってもさ、基本的人権は蔑ろにされて、派遣切りされて、ネットカフェ難民になり、福祉の水際作戦が行なわれて九州なんかでは餓死者がでたり、自殺者がどんどん増加するわけだ。渡辺さんは言わなかったが、青カンが蚊帳の外におくなよ、ってまあいいか。まぁ、つまり、いっくら9条や25条が「素晴らしい言葉」で書かれていても、実効性のない憲法は「絵に描いた餅」、じゃないのぉ~、って思われるかもしれない、っていうんだな。
 でもさ、でもさ、それでもヤツラは「改憲」って言って憲法を変えたがっているわけだし、オイラたちは「護憲」っていって憲法護りたがっているわけ。ほんとうに力がない「絵に描いた餅」ならば「改憲」とか「護憲」とかムキにならないわけで、やっぱり、いっくら「絵に描いた餅」のように見えても、「そういう力」はあるわけだ。…ってのが渡辺さんの講演の主旨。「そういう力」でもってこれまでも平和や生活を護ってきたし、これかも「そういう力」で未来を切り開いていこうっての。
 で、講演のタイトルも「憲法を力に未来をきりひらく」ね。
 憲法の「そういう力」の拠り所として立ち上がるか、黙っているか、黙っていれば「絵に描いた餅」だし、立ち上がれば「絵に描いた餅」ではなく、「そういう力」が発揮されるのだぁ~!!ってわけ。
 この講演でのメインは9条と25条で、「そういう力」としての歴史を振り返ったの。で、この講演録では「そういう力」がどんなもんだったか、振り返ろうってわけ。まあ、多くの皆さんにとっては既知のことだろうけど、無知なワタシは自分自身の復習のために整理してエントリーしようと思う。けど、前置きが長くなっちゃったので、今回は予告編ね。

 予告だけでは、寂しいので、講演で渡辺さんは、叫ばれなかったけど、再度言っときます。

 明日をも知れぬ総選挙に、忘れてはいけないことがある。それは、

 民主党は「改憲政党」だぁぁあ!!

ってこと。




「渡辺治が語る憲法の力」(0)…憲法は絵に描いた餅か!?
「渡辺治が語る憲法の力」(1)…憲法9条の“そいういう力”
「渡辺治が語る憲法の力」(2)…憲法25条の“そういう力”









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この記事へのコメント

2009年02月24日 12:14
JCJ機関紙部ブログです。

JCJ(日本ジャーナリスト会議)でも、渡辺治さんには何度か講演をお願いしました。昨年の12月集会や04年の6月集会など。
 04年の講演要旨は以下のURL。
http://jcjkikansh.exblog.jp/9926308/
08年12月集会の要旨は以下。
http://jcj-daily.sakura.ne.jp/watching000.htm

改憲ムードが遠のいた感はありますね。JCJ機関紙では加藤周一さんの追悼記事で、最近の改憲状況と加藤さんの行動に触れています。
(加筆した記事は以下)
http://www.masrescue9.jp/column/sakurai/sakurai.html

なんらか参考になれば幸いです。
dr.stonefly
2009年02月24日 17:21
JCJ機関紙部ブログさま、ご紹介ありがとうございます。
渡辺治さんの講演の格子は同じような感じですね。あと2本ほどワタシが咀嚼した講演録を続けたいと思います。

加藤周一さんも、次の総選挙を危機感をもって迎えると主今数が、どうでしょう? 生きていたら話を伺えるとこなんですがね。残念です。

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