「最近、丸明の牛肉を食った」…騙すのはいけないけどさぁ
別に、例の「丸明」のあの頭悪そうな社長を弁護したり、情けをかけるつもりは全くない。食品に偽装ラベルをはったり、賞味期限をごまかしたりは、やはり駄目だ。でもね、最近食った丸明の肉は旨かった。キレイな“さし”が入っていて、口のなかで溶けるようだった。この肉は貰ったもので、問題になっている「等級」ってのがいくつだかは解らない。わかっているのは「丸明の肉」ということと「旨かった」ということ。
肉の味については、それほど自信があるわけではないが、拙い肉はわかる。旨いものは旨いし、拙いものは拙い。
ニュースで知ったのだけど、どうやら関西より西では、中国産の鰻が、「三河一色産」と偽装されて出回っていたようである。私は、これは肉より自信がある。全然違うだろう。歯ごたえとか色さえも違うんとちゃうか? この鰻は消費者よりクレームがでて発覚したんだったっけ? もしかしたら、ラベルを見て旨いと感じた人もいるのだろうか? 「やっぱ三河一色産は旨いねぇ」なんてさ、騙す方も悪いけど、ラベルをみて旨いと感じたのであればそれはそれで幸せじゃないのかな。
世のブランド好きは、やっぱりヴィトンは使いやすいわよね、と言い倒し、ずっと愛用してきたバッグがコピーだったと指摘されたとき、怒り狂うのだろうか? 自分が哀しくなるのだろうか?
そういえば、昔、和田義彦というひとが盗作したとかしないとかがニュースになったとき、和田さんが描いた絵がいい絵だと思ったんだったら、盗作だろうがオリジナルだろうがいいじゃん、みたいなエントリーを挙げ、随分お叱りのコメントを頂いたな。
ってなことを思い出していたら、最近海外のオークションで贋作であるという前提の絵画が、36万ぐらいからスタートしたんだけど、4億ほどで競り落とされたらしい。偽物で4億かぁ~。後でその絵は贋作ではなく、本物で42億ぐらいの価値があることが解ったんだって。競り落とした人は贋作だろうが、本物だろうがよかったんだろうね。その絵そのものがいいと感じたから、どうしても欲しかったんじゃないか?
ダウンタウンの浜田と伊東四朗が司会のテレビ番組があったんだけど、あれも笑えたな。芸能人の感覚を試すやつ。3万くらいの練習用バイオリンとストラディバリウスの演奏を目隠しで聴いて、どっちがストラディバリウスか当てたり、数百万するワインと数千円のワインを飲み比べてどっちが高級か当てたり、天然真鯛とティラピアを食い比べてどっちが真鯛か当てるわけ。全然あたんない芸能人なんかがいたりして、小馬鹿にする番組だった。別に当たんなきゃ当たんないで、安上がりで満足できるならいいじゃん、とも思うのだが、世間の評価が気になるわけだ。
もちろん騙すのはダメださ。耐震偽装のマンションみたいに、目にも見えずに地震がくるまで感じることもできないものまであるからね。アメ牛の表示もちゃんとしてもらわないと困るし。
でもさ、偽装発覚まで納得していたその味覚はラベルで変わるの? なんて思ったりして……、ね。
肉の味については、それほど自信があるわけではないが、拙い肉はわかる。旨いものは旨いし、拙いものは拙い。
ニュースで知ったのだけど、どうやら関西より西では、中国産の鰻が、「三河一色産」と偽装されて出回っていたようである。私は、これは肉より自信がある。全然違うだろう。歯ごたえとか色さえも違うんとちゃうか? この鰻は消費者よりクレームがでて発覚したんだったっけ? もしかしたら、ラベルを見て旨いと感じた人もいるのだろうか? 「やっぱ三河一色産は旨いねぇ」なんてさ、騙す方も悪いけど、ラベルをみて旨いと感じたのであればそれはそれで幸せじゃないのかな。
世のブランド好きは、やっぱりヴィトンは使いやすいわよね、と言い倒し、ずっと愛用してきたバッグがコピーだったと指摘されたとき、怒り狂うのだろうか? 自分が哀しくなるのだろうか?
そういえば、昔、和田義彦というひとが盗作したとかしないとかがニュースになったとき、和田さんが描いた絵がいい絵だと思ったんだったら、盗作だろうがオリジナルだろうがいいじゃん、みたいなエントリーを挙げ、随分お叱りのコメントを頂いたな。
ってなことを思い出していたら、最近海外のオークションで贋作であるという前提の絵画が、36万ぐらいからスタートしたんだけど、4億ほどで競り落とされたらしい。偽物で4億かぁ~。後でその絵は贋作ではなく、本物で42億ぐらいの価値があることが解ったんだって。競り落とした人は贋作だろうが、本物だろうがよかったんだろうね。その絵そのものがいいと感じたから、どうしても欲しかったんじゃないか?
ダウンタウンの浜田と伊東四朗が司会のテレビ番組があったんだけど、あれも笑えたな。芸能人の感覚を試すやつ。3万くらいの練習用バイオリンとストラディバリウスの演奏を目隠しで聴いて、どっちがストラディバリウスか当てたり、数百万するワインと数千円のワインを飲み比べてどっちが高級か当てたり、天然真鯛とティラピアを食い比べてどっちが真鯛か当てるわけ。全然あたんない芸能人なんかがいたりして、小馬鹿にする番組だった。別に当たんなきゃ当たんないで、安上がりで満足できるならいいじゃん、とも思うのだが、世間の評価が気になるわけだ。
もちろん騙すのはダメださ。耐震偽装のマンションみたいに、目にも見えずに地震がくるまで感じることもできないものまであるからね。アメ牛の表示もちゃんとしてもらわないと困るし。
でもさ、偽装発覚まで納得していたその味覚はラベルで変わるの? なんて思ったりして……、ね。
この記事へのコメント
しかし偽装はだめでしょ。好き嫌いではなく、いいものと悪いものを見極める目(舌でも耳でも)を養う機会が失われます。これは不幸なことだと思います。
今のようにTVが発達してなかった昔は、ニセ芸能人がよく出没したのだとか。地方の劇場なんかに「エノケン来る!」なんて幟が立つと、みんなエノケンの名前は知ってるので見に来るが、誰もホンモノのエノケンの顔なんて知らないから、結構だまされて楽しむんだけど、中にはエノケンを知る者がいて苦情を言うと、幟をよく見てみろと言われ、よくよく見てみるとそこには「エノケソ来る!」と書いてあった...。
こんな話を思い出しました。
でも 業者が偽装して儲けようという魂胆はよくないですね。それでもちょっと何日も大きく新聞は取りあげすぎではないかっしら。なにか隠したいニュースがあるときは 他のことで気をそらすというのが 権力と一体化したメディアの常套手段ですから 疑っているんです。グリーンピースの鯨肉の横流しは 調査捕鯨船は不起訴で無罪放免?水産省とか天下りの研究所は無傷っていうのがおかしいです。外国のメディアが 犯罪犯していないグリーンピースが悪事を告発したのに グリンピース側が逮捕されて驚いた、というニュース記事を書いています。
もちろん偽装はダメです。
でもね、いいものわるいものを感じる感覚は主観的なものでしょう。ラベルとかマスコミとかに与えられるものでもないような気がします。
ラベルとかロゴとかマスコミに振り回されて、自分の素の感覚が麻痺していくことが不幸のような気がします。
エノケンだろうが、エノケソだろうが、楽しいものは楽しい、つまらないものは、つまらん。ですね。それにしても、「目指す毒多」まではまだまだです。毒多の道は険しい。今回も例の水騒動で、ラベル(論理)に振り回されて、五感が麻痺している、、、、云々、、、と書こうかなとも思いましたが、やめました(爆)。
ワタシも春巻きは自信ありません(笑)。
値段に関係なく、安くても旨いもんは旨い。拙いもんは拙いです。
それと、偽装はよくないけど、「儲けよう」ってのは別にどうでもいいです。丸明の偽装ラベルの肉を買った人も「この肉がこんなに安いなんて、儲かった」と思っているのかな?
馬券詐欺に引っかかる人とか、株が暴落して怒る人とか、みんな一緒に見えてしまいます。
お金が好きな人はお金を集めればいい。うらやましくもなんともありません。
グリーンピースの件は詳細を知りません。また調べて見ますね。
ちょっと面白いので、からんでみます。が、相手にするのが面倒くさかったら無視してください。
>間違えて覚えてしまう
ここに異議はありません。やっぱり偽装はダメですよね。ただ、
>一般的にいいものと悪いものは存在する
ここに、「物」という前提で、絡みますと、「いいもの」「悪いもの」が「一般的」に存在する根拠は何なんでしょう? 多数決ですか? 専門家の意見ですか? 言い伝えですか? どんどん考えていくと「いいもの」「悪いもの」の定義するのは相当難しいような気がしています。また「一般的に」をつけるとさらに困難なような気が……。
存在する根拠はないのです。例えば、味の素よりも自然のダシの方が「一般的に」良いと考えられる、くらいのものです。だから「何をいいとするかは主観的」と最初に逃げをうっていたのです。(ちなみに、私は味の素が好きです)
他の例、(好き嫌い、旨い不味いにかかわらず)価格の面では狂牛病の危険性のある米国産牛肉は「いいもの」だけど、食の安全性の面では「悪いもの」だと「一般的にはいえる」と考えていいのではないかということなんです。
dr.stoneflyさんの問いかけは「いいもの」「悪いもの」の本質(定義?)にかかわることなのかもしれないので、答えになっていないかもしれません。
の人間には、「高級牛肉」の旨さが理解できない…。
同じ魚でも、鯛<マグロ<カワハギ。
しかし、ティラピアを真鯛だと偽装したらあかんやろ、と思う。
しかし、「商品登録:イズミダイ」はOKらしい。
「やまびこほんしめじ」が「しめじ」ではない、とか、「銀ムツ」が「ムツ」ではない、とかの、目先のごまかしは、まあ「エノケソ」レベルで許そう。
多分ね、「多面性」をお互いに認識して、どういう条件において「いい」「悪い」ってことを言わなければ、「例の水騒動」と一緒で泥沼化していくでしょうね。さらに言うなら、nobuさんのように冷静な書き方ならいいのですが、挑発的にコメントされた日には、ドロドロが目に見えます。
で、もうすこし絡んでみますが(爆)、普遍的に「いい」「悪い」ってのはどうでしょう。ちょっとよくわからないのですが、人間にとって「普遍的」にいいもの、ってのはあるのでしょうか? 「いいもの」と「必要なもの」は別って考えるとよくわかりませんよね。
の人間ってワタシのことですか?(爆)
しかも
鯛<マグロ<カワハギって(笑)
カワハギは旨いですよね~。
あ、でも、ワタシは魚よりも貝のほうが好きかもしれない。
あと、卵系は結構すきだな。
いずれにしても、一番右にくるのは「酒」ですけど……。
産地やら魚種の偽装はけっこうあるみたいですね。今日のワイドショーでやっていたのですが、「穴子」とかかれた「ウミヘビ」ってのがやってました。
「普遍的」をどうとらえるかが難しいですね。特に時間が絡んでくると普遍的な「いい」「悪い」は無いように思います。
というわけで単純な好き嫌いの話。
カワハギ(広島ではハゲ)は旨いですね。(普遍的ではないと思うけど)文字通り肝がキモだと思います。
牛肉に関しては赤身の旨い肉が減ったように思うのです。脂の入り方でごまかされてると思う。
昔、釣りに良く行ったのですが、カワハギは「えさ取り」と呼ばれ、なかなか釣るのは難しかった記憶があります。
またまた、本文では「溶ける牛肉」で旨かったと書きましたが、年のせいか「溶ける牛肉」は2-3切れで十分です。最近では「トロ」とかにも触手がうごきません。脂っこいものが食えない。ほんと年を食ったという実感です。
はい、そうですね。他にも迷惑をかけられている人々はいると思います。偽装はダメですね。
「ブランド信仰」ってのは、いろんなところにあるもんで、「水騒動」でデータにこだわった人でも、「民主党本部が推薦してない」という理由だけで、中身も検証せずに、
「京都市長選挙で『対立候補』はいなかった」と断定されたりしますから…
じつは、人工的に脂を差し込んで「霜降り」状態にする技術もちゃんと「実用化」されています。(OGビーフも霜降りに)
マグロのトロの場合、関西の某私大(まあ、農学部があるのは1つしかないけれど)では、メタボの養殖マグロの「トロ」部分が多いので、大阪の市場に出して儲けているとか。(学生にバイト料を払う代わりに、「実習費」を取って世話をさせたら丸儲け)
まあ、それを旨い旨いと買う人はご自由ですが…。
としてまかり通る
なんなんだこの国は
トロは、天然も味が変わって来ている気がしているが、気のせいだろうか? 加齢で味覚が変わって来ているのかもしれない。
メタボ養殖マグロのトロと、食物連鎖頂点の天然水銀トロかぁ? 加齢じゃなくて五感がトロは食うなと言っているなら、ワタシの身体もまだまだ見捨てたもんじゃないんだけどなぁ。
>この国は
狂牛の輸入解禁でデモに立ち上がるんではなく、牛丼屋の前に立ち群がる国ですから……。
フォアグラも病気の肝臓ですしね。
しかし、霜降り肉も人工的に作れるんですね。でもちょっと食べてみたい気もしています。(それともすでに知らずに食べている?)
えーと、あれ、ほんの少しならすんごくいい香りなんですけどね、大量だと…もう鼻が曲がりそう!(笑)
(私は問題の実験後、用があってちょっとその研究室に寄っただけでしたが、そそくさと逃げ帰りました)
霜降りは後加工のものと、飼育加工のものでは値段に差があるのだろうか? ワタシは多分食べた事がないと思う。霜降り自体を数えるほどしか食べた事がないからなぁ。
松茸は、永谷園のお吸い物とエリンギで「松茸炊込ご飯」をたまにします。もう本物では物足りない。そういえば、輸入ものは霧吹きで香りを吹き付けると聞いたことがあるなぁ。
もっとも、もともと本物の松茸をうまいと思ったことがない。