「許されない米兵暴行事件」…で、少女は100%被害者というけれど
沖縄でまた米兵による少女暴行が発覚した。
ここのとこ沖縄や岩国、いや日本ごと米国にレイプされているというエントリーを挙げた矢先の出来事でほんとうに悔しい思いだ。前のエントリーでコメントを頂いたが、今の日本にとってのリアルな脅威は彼の国が責めてくるという押しつけの妄想ではなく、リアルな米兵であり、米軍基地であり、アメリカそのものかもしれないな。いやいや真の敵は自国の政府か!? しかし、ここが今回のエントリーのテーマではない。そうしたテーマは数多くある「政治ブログ」に任せることにする。
実はもっと庶民的な疑問。
このブログの読者のなかに、もしかして今回の事件で何となく割り切れないと感じている人もいるんじゃないかな、と思っている。何故米兵なんぞについていくんだよ、という。
今回も「暴行を受けた少女の方が悪い」という言説が歩き回っているということである。
とんでもない!! 彼女は100%被害者である!! と断言する声もある。
報道によると、少女は、犯人である米兵に「家までおくる」と言われ、バイクに乗ったらしい。面識もない米兵についていったって? ここでなんだかモヤモヤする人もいるんじゃないかな?
もちろん「暴行を受けた少女の方が悪い」とは言わないが、乗って行くのも余りに甘いんじゃないのか、ってさ。100%被害者ってのもどんなもんだろう? 少しぐらいは彼女にも非があるんじゃないのか? とかさ。
私だったら絶対ついていかないのに、中学生にもなって簡単についていくなんて信じられない。可哀想だけどやっぱ、100%被害者なんていえないよね。でもなんか理屈ぽさそげな人が、100%被害者だっていってるから私が、間違っているのかもしれないし。
それにしても、誰も「彼女の甘さ」を感じている私の疑問に答えてくれる人がいない。
何故、彼女が100%被害者なのかって説明してるブログが見当たらない。
ただ断言しているだけだもの。
……なんて思ってる人いないのかなぁ?
そんな人が「疑問」を不問にして、流そうとするのは、良くないよなぁと思う訳さ。
いやいや、ワタシが勝ってに想像しているだけで、いなければ別にいいんだけどね。
でも、こうした疑問をちゃんと確認しないとおかしな方向へいってしまうからね。
いやさ、正直に言うけど、ワタシもニュースをみていて、まず最初に「なんで乗っていくかなぁ」と思ってしまったことを白状しちまおう。それで、横でテレビを観ていた小2の子どもに「君だったらどうするの?」って確認してしまった。
本当に彼女が100%被害者なの?
こんな庶民的な疑問は不問にしてもかまわないのだろうか?
彼女が100%被害者である、ということが説明なしに解らない庶民は見捨てて、放置しとけばよいのだろうか? それともこの疑問があまりに稚拙だと言うのだろうか?
あえてこんなエントリーを挙げてみた。
追記:「疑問」をもった方に応えるエントリーです。
基地反対派をいかがわしいという人のいかがわしさ:ブログ「かめ?」より
鬼畜への手紙:ブログ「なごなぐ雑記」より
ここのとこ沖縄や岩国、いや日本ごと米国にレイプされているというエントリーを挙げた矢先の出来事でほんとうに悔しい思いだ。前のエントリーでコメントを頂いたが、今の日本にとってのリアルな脅威は彼の国が責めてくるという押しつけの妄想ではなく、リアルな米兵であり、米軍基地であり、アメリカそのものかもしれないな。いやいや真の敵は自国の政府か!? しかし、ここが今回のエントリーのテーマではない。そうしたテーマは数多くある「政治ブログ」に任せることにする。
実はもっと庶民的な疑問。
このブログの読者のなかに、もしかして今回の事件で何となく割り切れないと感じている人もいるんじゃないかな、と思っている。何故米兵なんぞについていくんだよ、という。
今回も「暴行を受けた少女の方が悪い」という言説が歩き回っているということである。
とんでもない!! 彼女は100%被害者である!! と断言する声もある。
報道によると、少女は、犯人である米兵に「家までおくる」と言われ、バイクに乗ったらしい。面識もない米兵についていったって? ここでなんだかモヤモヤする人もいるんじゃないかな?
もちろん「暴行を受けた少女の方が悪い」とは言わないが、乗って行くのも余りに甘いんじゃないのか、ってさ。100%被害者ってのもどんなもんだろう? 少しぐらいは彼女にも非があるんじゃないのか? とかさ。
私だったら絶対ついていかないのに、中学生にもなって簡単についていくなんて信じられない。可哀想だけどやっぱ、100%被害者なんていえないよね。でもなんか理屈ぽさそげな人が、100%被害者だっていってるから私が、間違っているのかもしれないし。
それにしても、誰も「彼女の甘さ」を感じている私の疑問に答えてくれる人がいない。
何故、彼女が100%被害者なのかって説明してるブログが見当たらない。
ただ断言しているだけだもの。
……なんて思ってる人いないのかなぁ?
そんな人が「疑問」を不問にして、流そうとするのは、良くないよなぁと思う訳さ。
いやいや、ワタシが勝ってに想像しているだけで、いなければ別にいいんだけどね。
でも、こうした疑問をちゃんと確認しないとおかしな方向へいってしまうからね。
いやさ、正直に言うけど、ワタシもニュースをみていて、まず最初に「なんで乗っていくかなぁ」と思ってしまったことを白状しちまおう。それで、横でテレビを観ていた小2の子どもに「君だったらどうするの?」って確認してしまった。
本当に彼女が100%被害者なの?
こんな庶民的な疑問は不問にしてもかまわないのだろうか?
彼女が100%被害者である、ということが説明なしに解らない庶民は見捨てて、放置しとけばよいのだろうか? それともこの疑問があまりに稚拙だと言うのだろうか?
あえてこんなエントリーを挙げてみた。
追記:「疑問」をもった方に応えるエントリーです。
基地反対派をいかがわしいという人のいかがわしさ:ブログ「かめ?」より
鬼畜への手紙:ブログ「なごなぐ雑記」より
この記事へのコメント
「日本人」が犯人の連れ去り事件はいっぱいおきているでしょう。
(表に出ない事件も含め)
1人の凶悪犯の周りには、「善良な奴」もいて、善意に甘えることでいままで過ごせていたこともある。
やたらと人を疑うことも、悲しむべき現実ではある。
しかし、そんな続けて「セーフ」ばかりは続かない。(世界の盗塁王・福本豊でさえ、衰えのきた野村の牽制に刺されることもある。)
米兵が身近にいるところと、めったに見ないところで感じ方も違うんでしょうか。
(イラン人を見ると●●だという人も、じつは身近なところでイラン人と接したことがない?)
でも、米兵の場合、「刑務所のほうが戦場に行くより優雅に過ごせる」んだから、犯罪の抑止力がないわ…。
誰も、女子中学生が「100%被害者」と言っているわけではなく、単に「被害者」と言っているだけです。
被害者に不注意や軽率な部分があったとしても、彼女が受けた言葉に尽くせない行為を何も正当化するものではない。
「あたしは失恋して、酒を飲みすぎて、ついふらふらとアブナイ店に入ってしまった。だからといって、あいつらのやったことが正しくて、あたしは自業自得だというわけ?」
(うろ覚えですが映画「告発の行方」におけるジョディ・フォスターの印象的なセリフ・・・というよりは叫び、です)
とうか、現地に複数人の中学生がいてその中の一人が被害者になったということで、マスゴミどもはいろんな学校に取り付いてその情報収集に明け暮れているみたいね。人々の間を駆け巡る不穏な情報を糾すこともせずに。
情報を発信する側は、こういう事件に関しては特に、自分はどちらの側からものを言うのか意識しないといけないでしょ。
100%という文句について言えば、少女は100%「犯罪の」被害者である。この認識を「もの言う人」(もちろんブログなどの言論に止まらず、このことについて話す人という意味)に求めているんではないかな。事実関係の調査や究明よりも先に。
発話者の意図は知らないけどそういうふうに受け取った。誤読かもしれないけど、あたしはそっちに従う。
加害者が為した罪を100、被害者の不注意を10とします。ではここに、
100-10=90
という計算式は成り立つか? 数字だけなら成り立ちますが、100が100L(リットル)で10が10個と単位がつくと計算できませんよね。それと同じで、加害者の犯罪と被害者の不注意は同列には扱えない。加害者・被害者の観点から見れば、暴行を受けた被害者は100%被害者です。
被害者の不注意を批判する資格のある人間は、その被害によって痛みを感じる人間のみだと思います。すなわち、当人と当人に近しい者。痛みを共有できないくせに「道徳」などといった言葉を弄して被害者を非難するのは、極めて偽善的な行為です。
このエントリーを書いたあとに「産経」の記事を知りました。さも書きなん、という
内容でやっぱりね、といった印象。ただこの産経の記事と同じことを思っている「普通の方」や、また稀には「産経に誘導される方」もいるのではないか、という危惧はあります。実際に疑問に思っている方には、ここのコメント欄と本文のほうに追記でTBを頂いたgege師匠の記事となごなぐ雑記様の記事を紹介させていただきます。また意見を頂けると嬉しいです。
もうひとつ論議になっている「100%被害者」という言い回しなのですが、ワタシが知ったのは「平良夏芽」が言ったことを「きっこの日記」がとりあげ、それをごん師範代が引用した「そいつは帽子だ」で知りました。「平良夏芽」と「きっこ」と「ごん師範代」で相当多くの人の目にとまると考えました。
また「100%被害者」を取り上げることで、思索の元になる気がして敢えて引用させていただきました。このブログは通常は「ワタシの考えを書く」スタイルをとっているのですが、「100%被害者」に対する、皆様の意見を聞いてみたくて問いかけました。ワタシもまた考えたいと思います。
なんだかなーですね、この傾向。。。
「どうして雪山なんかに登るかなあ」「なんでそんな儲け話に乗るんだろ」「なんであんな格安のマンションなんか買うんだよ」
「なんであんな奴に投票するんだ!」
(なんかブレてきた)
なんてしょっちゅうテレビに向かってしゃべっています。
愚樵さんのコメントが自分には最も納得できました。まさにその通りと思います。(余談ですが、仮に同じ「個」だったとしてもリンゴとミカンじゃ違いますよね。算数では同じだったけど。)
まさかこの子も「これからあなたをレイプするけど来る?」って誘われてのこのこ付いて行った訳じゃないでしょ。(あれ、この場合はそもそもレイプじゃない?援助交際の場合はどうなんだろ。思索はつづく・・・?)
「自分も悪い」でした。ニュアンスがびみょーですね、日本語は。
後の出来事と始めの出来事(ついていったこと)を区別しなければいけないでしょうね。
自己責任じゃなくってね。モラルや躾の点でね、皆さんとはかみ合いませんねえ。子どもにね、やっぱ教えるべきですよ。やっていいことわるいこと。危険なこと。
産経新聞がどんな新聞か知らないけれど、書いてあることは正論ですよ。他の視点からの考察も必要でしょうけれど。
まあ、とにかく、ちょっと怖い世の中かなあ。。。
「海兵隊さんにね、やっぱ教えるべきですよ。やっていいことわるいこと。」
そーですよねぇ、あくつさん。
まず、子供に危険があることを教えるべき、という「論」には賛成です。危機管理術ですね。
しつけと危機管理は違いますよ。産経がこの事件の論評で「しつけ」というある種バイアスのかかった言葉を選択した時点で「論」から逸脱しているのです。
彼らは高みにたって発言します。彼らにとっては米兵も被害者の女の子も見下すべき存在です。みな、彼らにとっては「いかがわしい」のです。「いかがわしい」から「しつけ」が必要だと考える。これが彼らの「論」の中身です。そんな「論」を抱えているからできないはずの引き算ができてしまうんです。
親が子を躾けるときには、「あなたが酷い目に遭ったら私は哀しい」といった「情」が伝わらなければ効果はありません。産経の「論」に滲み出ているのは、「オマエラハバカ」という「情」。そんなもの、いくら「論」の体裁で飾ったところで「論」ではありません。
ワタシは、みなさんの仰ることに教えられはするものの、どうもすっきりしません。それはきっとワタシが馬鹿だからかもしれません。でも、みなさんに問いかけた以上、ワタシも書きたいと思い新しいエントリーを挙げました。笑ってやってください。
確かにワタシは男で健常者で日本人で成人で住む家があって、(まだ)生活出来るぐらいの仕事があって……、この国の社会では、ワタシの意思と関係なく、差別する側、またあなたの言う>搾取する側に、位置づけられています。そのことについてはこのブログでも言ってきました。その立たされた位置から打破しなければならないとも感じています。ただ、本当に解っているのかと責められれば、また考えなければならないのでしょう。
でも「あんたもやられれば解るんじゃない」という考え方には、違和感があります。全てを経験しなければ解らないと言い切ってしまえば、人間の可能性は極端に小さくなるのではないでしょうか?
すっきりしない、というのは捉え方の問題で、現実的には愚樵さんが言った内容でほぼ納得はしています。でも何か根本的な部分でそれでいいのか?といった疑問でした。それで敢えて新しいエントリーを挙げました。「だから何なんだ」と言われればそれまでなんですけどね。
いえ、誰もそんなこと言っていません。こちらは、
>ご自分よりも強い男性にそうされたらと考えてみれば
と書きました。
誤解して頂きたくないのはdr.stonefly個人を責めているのではないんです。dr.stonefly世代の男性は「デートレイプ」という概念が成立する以前の世代ですよね?その世代の男性は政治姿勢がどうであれ、セックス=デートレイプであって、その世代の男性と現在の20代・30代前半の人たちでは同じ「合意」という言葉であっても、その意味内容が異なる傾向があります。ですのでdr.stonefly個人がどうこうではなく、「すっきりしない」のはdr.stoneflyと同年代の男性ならば、右も左もなく普通のことだと思いますよ。
それがわかっていて基地の外に住まわすというより 日米政府が米軍基地を日本に置いていることが問題なのですから、そういうことを市民が言うと ウヨクやら産経といった御用新聞が政治問題化するなと騒ぎますが、それはまちがっています。
平良夏芽がこんなことを言ったのですか? きついなぁ~。ほんと「がーん」ですね。ワタシたちヤマトンは「そうだね、ウチナンにも責任があるね」とは絶対に言えない。確信犯だな。でもだからこそ真摯にうけとめよう。
JCJ機関紙部ブログをやっている者です。
「米軍再編ってどうよ?」http://atsukoba.seesaa.net/さんのTBでお見かけしたと思いますが、ブログ主宰者あつこばさん制作のドキュメンタリー「基地はいらない、どこにも」に、平良夏芽さんの姿が出てきます。
辺野古の海上やぐらに座り込み、排除しようとする作業員に向かって、「沖縄から米軍はイラクに出撃している。イラクに薬を届けに言ったら、子どもたちに人殺しと言われた。言われたものの気持ちがわかるか。」と語りかけていたシーンがあったと思います。
「基地はいらない、どこにも」はDVDもあったと思います。
http://kichidoko.exblog.jp/
平良夏芽の声は、このブログでも以前(2007.5.25)のエントリーにupしたことがあるのですが、このときみたドキュメントかもしれません。「基地はいらない…」予告編だけでも憂鬱な気持ちになりました。この不要な騒音はひどすぎる。
★2月12日夕、北中城村の米軍キャンプ瑞慶覧石平ゲート前で緊急抗議集会を開いた時の平良夏芽さんの下記の悲痛な訴え(JANJANより)下
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・私たちはなにをしてきたんですか。
結局米軍と一緒に生きることを県民は選んできてしまったんじゃないですか。・・・・しかし、県民総体として本当に米軍を拒絶してきたのか。残念なことにそうではないと思います。経済のこと色んなことを理由に上げて、しかたがないしかたがないと言って、沖縄県民はこの少女を犠牲にしたんです。私達は米軍や日本政府を責めることは簡単です。・・・・・・・しかし、同時にこの少女を襲ったのが、この責任が私達自身にあることを私たちは気がつくべきです。反省すべきです。人にばっかり文句を言うのではなくて、私たちがこの軍隊を追い出せないから、追い出さないから少女が襲われたのだと言う事を私達は気が付くべきです。」
知らんかった。さっき見ました。
平良夏芽のいう「わたしたち沖縄県民は」ってのが、本土の基地無しにするワタシたちには、さらに重くのしかかってきますね。
枝葉のことですが、平良夏芽にして「少女が8時にであるいていること」にひっかかった。そこにおいても100%悪くない、と言い切って欲しかったなぁ
えっと、このブログでは少女暴行事件で基地撤去を呼び掛けてませんよ。暴行事件如何に関わらず基地は撤去されるべきです。
で、「少女に落ち度はない」ってことは、この次の記事「少女は100%被害者である」を読んでみてくださいね。
それと、あなたが言っているのは「教育」ではありませんよ。しつけ…か、いいとこ処世術。これに関しては、ちょっと難しいかもしれないけど(笑)、2月21日の記事で「体罰のしつけを全否定します」から読み取ってみてください。
ほかの女性も、付き合ってもいない相手の性的な誘いには断る勇気を持って、それでも強引なら乱暴まではなくとも断固レイプとして訴え出てほしい。