「えっ!!トワイライトと学童が一元化?」(6)…トワ説明会で腰を抜かす
クソ忙しいのだけど、名古屋版、放課後全児童であるトワイライトスクールの説明会へ行ってきた。
何故今頃トワイライトスクールの説明会なんぞあるかというと、今春から名古屋市のトワイライトがモデル事業から本格事業に移るにあたって全ての小学校で展開されるからである。ワタシの子どもが通う小学校ではこの4月からトワイライトが開始されるわけ。でさ、これがなんとも強烈で、あまりに強烈すぎて笑っちまったわけさ。
取り敢えず小学校の教頭が喋り出す。
「トワイライトは学校とは関係ありません」ってさ。
これドショッパツに言われると、なんであんた喋ってんの? なんて聞きたくなっちゃうんだけど、取り敢えず学校のなかに「放課後学級ルーム(プレイルーム)」があるからなんだろうね。それとまだトワイライトの事務局ができてないから事務の代行を学校がするらしい。始まっちまえば学校は関係ない、ってことだ。しかし関係ないって言い切ってしまうとは、よほど自信がないのかね。まあ「責任」のことなんだろうけど。
で、どこが関係あるかというと「名古屋市教育委員会生涯学習課」って市の部署が「財団法人名古屋市教育スポーツ振興事業団学校開放課」っていかにも「天下り先」として外部団体をつくりました、ってな感じのとこに丸投げしている。じゃあここが運営するかってと、それも微妙で実際に運営するのは「運営連絡会」ってトワイライトのために新しく作った組織ってことだ。孫請けだな。で「運営連絡会」ってなんだと思う? 学区の区政委員とか各種団体の長(どんな団体なんだろう)とかの町のうるさ方で構成されていて、この説明会で挨拶したのが現「区政委員長」で「運営委員会」にもなった頑固そうな、いや元気そうなご老人。で、いきなり
「会長をやらされることになった◯◯です。いや、やらされるってことはないんだが、名古屋市の方針で来春から全校261校でやることになって、わしゃ、この小学校にはそんなもんいらない、260校にしてくれっていったんだが、やることになっちゃって」……「すでに運営委員会をもっているのだが、登下校パトロールで犯罪0の実績があるからね、この学校のトワイライトでは送り迎えを父兄の方にお願いすることになりました」
ふーん、ちょっと解説するとね、この学区の子どもはね、区政委員の指揮のもと黄色いジャケットのおじい様方に守られて登下校時をさせて頂けるってありがたい地域で、それはそれでありがたいことなんですけどね、そのフォーメーションやら実績にヒビがはいるかもしれない下校時間が不規則なトワイライトなんか要らないらしいんですよ。でもね、名古屋市が言っていることで区政委員としてはやらねばならぬ、って感じですか?
「で、アシスタントパートナーちゅう子どもの面倒を見るボランティアを集めているんだが、今16人ほど確保できたからあと4人ほど必要だな。土曜や夏休みの長期休暇も回さないかんしな。これだけボランティア集めてるんでたくさん(の子ども)が来て欲しい。一人や二人じゃつまらんから」
つまり、面倒をみるためのボランティアは休日や夏休みも回さなければいけないので、数をなんとかしなければならない。ってわけだな。しかも集めた以上参加する子どもが一人や二人じゃつまらん、ってことらしいですわ。嫌々やることになっちゃったとこに沢山来て欲しいってさ。
「いろいろな伝統的な遊びを教える教室もやろうと思っている。 健全な日本の国家の形成のためにも、伝統と文化はおしえないかんしな」
キターーー!!! 健全な日本の国家の形成!!!orz あまりの事に表記が2チャン風になってしまったではないか。
ふつうエントリーの構成からすると最後にもってきたいネタをいきなり区政委員長兼運営委会長が言っちまったもんだから後はインパクトないかもしれないけど、一応記録しておこう。
最後は元締めのスポーツ振興事業団の説明。
「トワイライトの目的は、遊びを通した交流で、ルールやマナーを教えます。……習慣を身につけさせるため最初の30分は机に向わせます。……休みは日祝と年末12.29-1.3ですが、学校の都合とか、ボランティアの都合がつかないとき(に盆や年末周辺は)には活動を中止します。……専門員(教員OB)とアシスタントパートナー(運営委員会が集めたボランティア)の最低2名はつきます。……」
てなとこかな。いちいち突っ込んでもいいんだけど長くなるからやめとこ。
はじめてトワイライトの直接の説明を聞いたけど、いやはやなんとも・・・、と資料をみているとパンフの表を見てあれれれれ、と思ってしまったわけだ。
で、ここからが本題なんだけど、カラフルに刷ってあるけど、どこかで見た事があるようなスケジュール表だよな。そう、以前このシリーズで載せた「提言」のスケジュール表、重ね合わせてみるとそこに「一元化」の正体が透けて見えないか?
(赤線の矢印はこの前のエントリーの説明のためのものね、今回は時間と内容を照らし合わせてみて)
どうも、この「時間延長モデル事業」の延長として「トワ-学童一元化」の目的があるようにしか思えませんな。
「提言」の理念やらは立派なこと書いてあるけど「理念」なんて虚構だしね。
一元化された挙げ句「健全な日本の国家の形成のため」なんて言われた日には………、とほほ。
「えっ!!トワイライトと学童が一元化?」(6)…トワ説明会で腰を抜かす
「えっ!!トワイライトと学童が一元化?」(5)…運動が割れるとき
「えっ!!トワイライトと学童が一元化?」(4)…一番大切なことを忘れてないかい?
「えっ!!トワイライトと学童が一元化?」(3)…責めるも地獄、守るも地獄
「えっ!!トワイライトと学童が一元化?」(2)…闘いの火ぶたは切って落とされるのか?
「えっ!!トワイライトと学童が一元化?」(1)…名古屋市の回答はいかに?
何故今頃トワイライトスクールの説明会なんぞあるかというと、今春から名古屋市のトワイライトがモデル事業から本格事業に移るにあたって全ての小学校で展開されるからである。ワタシの子どもが通う小学校ではこの4月からトワイライトが開始されるわけ。でさ、これがなんとも強烈で、あまりに強烈すぎて笑っちまったわけさ。
取り敢えず小学校の教頭が喋り出す。
「トワイライトは学校とは関係ありません」ってさ。
これドショッパツに言われると、なんであんた喋ってんの? なんて聞きたくなっちゃうんだけど、取り敢えず学校のなかに「放課後学級ルーム(プレイルーム)」があるからなんだろうね。それとまだトワイライトの事務局ができてないから事務の代行を学校がするらしい。始まっちまえば学校は関係ない、ってことだ。しかし関係ないって言い切ってしまうとは、よほど自信がないのかね。まあ「責任」のことなんだろうけど。
で、どこが関係あるかというと「名古屋市教育委員会生涯学習課」って市の部署が「財団法人名古屋市教育スポーツ振興事業団学校開放課」っていかにも「天下り先」として外部団体をつくりました、ってな感じのとこに丸投げしている。じゃあここが運営するかってと、それも微妙で実際に運営するのは「運営連絡会」ってトワイライトのために新しく作った組織ってことだ。孫請けだな。で「運営連絡会」ってなんだと思う? 学区の区政委員とか各種団体の長(どんな団体なんだろう)とかの町のうるさ方で構成されていて、この説明会で挨拶したのが現「区政委員長」で「運営委員会」にもなった頑固そうな、いや元気そうなご老人。で、いきなり
「会長をやらされることになった◯◯です。いや、やらされるってことはないんだが、名古屋市の方針で来春から全校261校でやることになって、わしゃ、この小学校にはそんなもんいらない、260校にしてくれっていったんだが、やることになっちゃって」……「すでに運営委員会をもっているのだが、登下校パトロールで犯罪0の実績があるからね、この学校のトワイライトでは送り迎えを父兄の方にお願いすることになりました」
ふーん、ちょっと解説するとね、この学区の子どもはね、区政委員の指揮のもと黄色いジャケットのおじい様方に守られて登下校時をさせて頂けるってありがたい地域で、それはそれでありがたいことなんですけどね、そのフォーメーションやら実績にヒビがはいるかもしれない下校時間が不規則なトワイライトなんか要らないらしいんですよ。でもね、名古屋市が言っていることで区政委員としてはやらねばならぬ、って感じですか?
「で、アシスタントパートナーちゅう子どもの面倒を見るボランティアを集めているんだが、今16人ほど確保できたからあと4人ほど必要だな。土曜や夏休みの長期休暇も回さないかんしな。これだけボランティア集めてるんでたくさん(の子ども)が来て欲しい。一人や二人じゃつまらんから」
つまり、面倒をみるためのボランティアは休日や夏休みも回さなければいけないので、数をなんとかしなければならない。ってわけだな。しかも集めた以上参加する子どもが一人や二人じゃつまらん、ってことらしいですわ。嫌々やることになっちゃったとこに沢山来て欲しいってさ。
「いろいろな伝統的な遊びを教える教室もやろうと思っている。 健全な日本の国家の形成のためにも、伝統と文化はおしえないかんしな」
キターーー!!! 健全な日本の国家の形成!!!orz あまりの事に表記が2チャン風になってしまったではないか。
ふつうエントリーの構成からすると最後にもってきたいネタをいきなり区政委員長兼運営委会長が言っちまったもんだから後はインパクトないかもしれないけど、一応記録しておこう。
最後は元締めのスポーツ振興事業団の説明。
「トワイライトの目的は、遊びを通した交流で、ルールやマナーを教えます。……習慣を身につけさせるため最初の30分は机に向わせます。……休みは日祝と年末12.29-1.3ですが、学校の都合とか、ボランティアの都合がつかないとき(に盆や年末周辺は)には活動を中止します。……専門員(教員OB)とアシスタントパートナー(運営委員会が集めたボランティア)の最低2名はつきます。……」
てなとこかな。いちいち突っ込んでもいいんだけど長くなるからやめとこ。
はじめてトワイライトの直接の説明を聞いたけど、いやはやなんとも・・・、と資料をみているとパンフの表を見てあれれれれ、と思ってしまったわけだ。
で、ここからが本題なんだけど、カラフルに刷ってあるけど、どこかで見た事があるようなスケジュール表だよな。そう、以前このシリーズで載せた「提言」のスケジュール表、重ね合わせてみるとそこに「一元化」の正体が透けて見えないか?
(赤線の矢印はこの前のエントリーの説明のためのものね、今回は時間と内容を照らし合わせてみて)
どうも、この「時間延長モデル事業」の延長として「トワ-学童一元化」の目的があるようにしか思えませんな。
「提言」の理念やらは立派なこと書いてあるけど「理念」なんて虚構だしね。
一元化された挙げ句「健全な日本の国家の形成のため」なんて言われた日には………、とほほ。
「えっ!!トワイライトと学童が一元化?」(6)…トワ説明会で腰を抜かす
「えっ!!トワイライトと学童が一元化?」(5)…運動が割れるとき
「えっ!!トワイライトと学童が一元化?」(4)…一番大切なことを忘れてないかい?
「えっ!!トワイライトと学童が一元化?」(3)…責めるも地獄、守るも地獄
「えっ!!トワイライトと学童が一元化?」(2)…闘いの火ぶたは切って落とされるのか?
「えっ!!トワイライトと学童が一元化?」(1)…名古屋市の回答はいかに?
この記事へのコメント
名古屋で愛国少年がムダに増殖する悪寒
うちの学区には10年近く前からあります。
やる気のなさそうな運営委員長でよかったじゃないですか?
言動には問題おおありみたいですけどね?
我が学区でのこぼれ話ですが、トワはじめる時は市から「地域の協力が必要ですから・・・」などと言われて頑張ってはじめたけど、はじまったとたんに地域とは関係ないかのように学区との連携を止めたそうですよ。運営委員会だって最初の何回かだけであんまり開かれていないみたいだし。
そんなわけで我が学区ではトワはほぼ無視されていますよ。行ってるのは若干の子どもだけ・・・
この方が、かなり学童寄りの人で、学区連絡協議会に学童の席を設けてくれている上に、いろいろと気に掛けてくれ、そのおかげで我が学童は地域との密着度が非常に高いです。本当にありがたいことです。
先日、我が区連協から区経由で市に向けて「「・・・提言」を受けての要望書」を提出したのですが、そこに頂いた我が運営委員長のコメントを内緒で抜粋掲載しますね。
XX区学童保育連絡協議会の要望書に賛同します。
「子どもたちの豊かな放課後のあり方」の検討に当っては、地域に根ざした学童保育所の経験と実績を積極的に参照することがポイントになると思います。
また、学童保育所とトワイライトスクールの一本化を前提とした検討には、それぞれの組織の目的から見て反対です。
学童保育所の活動が「地域文化」であることを忘れないで欲しいと思います。
以上です。
あら?ちょっと自慢しちゃいました?
最近、市内のこーめーとーさんが、「一体化を進めて、誰でも入れる学童を増やしましょう!」というような内容の署名を集めてるようですよ。
なごやっこの生活と良心を守るため、この署名には協力しないようにしましょうね!
愛国少年、ねぇ。なんだかリアルで「健全な国家の形成」なんて不健全な言葉をきいてしまって、嫌なおもいでいます。よっぽど突っ込んでやろうかと思ったけど、シンドそうなので、やめました。
なんとなく、トワの現実を知っていて一元化を避けたい人とワタシのようにトワを知らずに机上で一元化について書いている人間の温度差がわかってきました。
トワの時間延長モデル事業と「提言のスケジュール表」をみると絶望的にトワに毛が生えたもの、っているか、衰退トワを救済するために学童を潰すってのが見えますね。このまま「健全なトワ」に吸収合併されるとなると………。ふぅ
私もこういった集まりは決して得意ではないけれど、地域の協力が学童にとって非常に重要!絶大な威力を発揮することが、身に染みて解ります。
まあ地域によっては、学童側の努力だけで何とかなるもんでもないので、しょうがないんですけどね。
私のブログは、卒所してしまったんで現指導員に受け渡しましたんで、こちらに書かさせていただいていいでしょうか。
いきなり本題です。
ご存じかもしれませんが、5月12日に例の名古屋版放課後子どもプランの概要が発表されるそうです。同時にパブリックコメントを募集するそうです。ぜひ多くの意見を名古屋市に向けて発信してくださるよう、関係者のみなさまにお話しいただけますか。
名古屋市のwebサイト他、冊子が各所で入手できるそうです。
そこに書かれているのはあくまでも概要だそうですが、本冊は、かなりの量の内容だそうです。そこに書かれているのは、まさに学童をなくそうというものらしいです。
ぜひ概要だけでもご覧いただき、学童関係者一人一通以上の意見を送っていただけるようにお願いします。
最近予算が削減されているそうです。うちの子が行っていたトワイライトスクールのAPさんが言ってました。
それはいいんですが、APさんってボランティアって言われてますが、有償だってご存じですか?時給850円だそうです(^^;
もちろん覚えていますとも。
いよいよ、短い期間で、名古屋市の「基本的考え方(案)」がでるようですねぇ。
説明会が13(火)14(水)19:00~、名古屋市北区役所でありますね。今度は「提言なので何も決まってない」という「逃げ」はできません。
ワタシは行く予定で、ブログでも報告するつもりです。楽しみにしていてくださいね、、、、って、楽しみではないか!?(爆)
トワも今年からほぼ全校に増設されて、増加されたのに全体予算の増加ないのでしょうか? このまま一元化になった日には……、絶望的のような気がしなくもなくもない。
説明会には、緑の森クラブからは14日に指導員と父母会長が行くそうです。
提言そのものが、かなり学童を擁護した内容だったことに市長が相当キタようで、「基本的な考え方(案)」は、市長寄り=トワイライトスクール寄りの内容だそうですね。
報告楽しみに待ってますので、お忙しいとは思いますが、よろしくお願いします。
「提言」でさえブーイングだったので、こりゃ説明会は、荒れますね。嵐の予感です。
報告の方、ラジャです。
滅茶苦茶スランプ気味ですが、つづけるつもりです。
ただ、学童一元化についてのエントリーは、(17)で終わってます。このエントリー(6)の続きは、左カラムの「リスト」から飛んでください。今後ともよろしくお願いします。