「辺野古からの訴え」(2)…安次富氏さらに熱く語る

 さて 「辺野古からの訴え」(1)にひきつづき、安次富さんの熱き講演である。
 と、その前に(1)ではいきなり安次富さんの呼び方を間違えて紹介してしまった。直す前に読まれた11名の方「あしとみ」さんが正しいようです。ごめんなさい。記憶の訂正をお願いします。
 えっと(1)では、辺野古の闘いではじめて「反基地・反戦運動」と「自然保護運動」が連なり大きな運動になったな、という話の「反基地/反戦運動」ってとこまでだった。つづきの「自然保護運動」のところから始めよう。(青字のとこが安次富さんの言葉です)

 「自然保護運動」としては、すでにみんなが知っているように辺野古には珊瑚が棲息し、ジュゴンが暮らす。
 「ジュゴンがレッドなんとか…(レッドデータブック)に載っているのに環境省は何も言わない。おかしいじゃないか。ジュゴンはオーストラリアとフィリピンと沖縄にいるのだけど、DNAを調べるとオーストラリアと沖縄のジュゴンは全く別の種、フィリピンとは母系が一緒らしいけど、ジュゴンはそれほど遠い距離を移動するわけじゃない。フィリピンからくることはない。沖縄のジュゴンは沖縄で生きているのだ」つまり、沖縄のジュゴンがいなくなれば、ジュゴンが他所からくることはないということだな。だいたいな、もともと何故、絶滅危惧種に指定したんだ。全く無視して絶滅に追い込めむようなことをしていては危惧種指定、「レッドデータブック」自体が意味をなさないだろうが。環境省は馬鹿にされてんだぞ。怒れよ。アホの久間と壷を糾弾しろよ!! ここで怒らなきゃ、税金食いの無用の長物なんだよ、いっそ解散しちまえ!! って、安次富さんはそこまで言ってなかったっけ?
 そういえば名古屋あたりの「箱物利権反対」の市民運動も「自然保護運動」と一緒になっていたよな。というか自然に助けられたよなぁ。愛知万博に潰されるのを免れた「海上の森」を最終的に守ったのはオオタカだったし、ゴミ処理施設に埋め立てから藤前干潟を守ったのも渡り鳥だった。長良川河口堰や徳山ダムは結局つくられてしまったけど、サツキマス、オオタカやオオワシが抵抗運動をしてくれたなぁ。ジュゴンだってフザケルな!!と叫んでいるに決まっている!! 聞け!!ジュゴンの声!!だぜ。いやジュゴンのイメージは「ふざけないでぇ~」かな? いやいやそうじゃなく、動物は物をいわないから人間が引かなければならないんじゃないか。人間には何も言わず殺す力があり、己のために他者を殺すという悪意が備わっているから、最大の想像力を駆使し思考し、守っていかなければならないんだろ。それが愛ちゅうもんだろ。愛がないから戦争の準備をするんだよ。愛をもてよ愛を!! 
 ……いかんどうしても脱線してしまう。安次富さんの言葉を伝えなくはいけないんだ。
 「今辺野古の珊瑚は白化現象になっているが、専門家の話では地球の歴史のなかでは珊瑚は定期的に白化現象がおきていて、何年後かにその場所で復活するというサイクルができている。辺野古の珊瑚は辺野古で復活するんだ。珊瑚はその適した環境じゃないと生育しない。このまま環境が壊されれば生育できないということだ。人間がその環境を壊すのは自然に対する冒涜だ。それに、キャンプシュワブの海岸も昔はウミガメが産卵する砂浜だった。それを今では水陸両用戦車の練習場になっている。キャンプシュワブは米軍新兵の訓練場なんだ。新兵の自動車(戦車運転)学校として砂浜が壊され続けている」…そうだ、最近もキャンプシュワブの海岸で戦車の上陸訓練が行われている画像がいろいろなブログで流れたよな。そこは「かめ」の産卵場だったってことだ。わかってんのかよ。「かめ」だぞ「かめ!!」、「うみがめ」だ!! 埋められた卵が戦車に潰されたんだよ。
 辺野古の海に想いをはせ、安次富さんは夢を語る。「この辺野古は基地ではなく、世界的な海洋生物の研究所こそがふさわしい。それほど自然が豊かなんだ。そしてそうした研究施設が似合うのだ」と……。

 さて安次富さんは声のトーンが最高に達したのは、軍拡とマスコミについて語りだしたときである。
 「『軍拡』はあきらかに刻々と進められている。それを政府は嘘で塗り固め国民を騙そうとしている。国民はそれを見抜かなければならない。今回もヤマトのマスコミも全く報道してないだろ、気概をみせろ!! 」と、安次富さんは特に“ヤマト”のマスコミに関しては厳しく言及した。
 「MV22オスプレイの件もそう。オスプレイという今ヘリコプターに変わる次期主力戦闘“欠陥”機なのだが、これも辺野古に配備しないと聞いていた。ところが、1996年に密約によって日米合意が密約されていた。それを額賀はトボケて誤摩化した。これを暴露した毎日新聞の西山記者なんだ。ところが、記者は女性問題で矮小化されたが、問題はそんなことではないのに。国民を騙して密約を結んでいたということが問題なのだ!! 国策なんて国民を騙す策なんです」と例の件(http://www.qab.co.jp/01nw/07-04-05/index6.html)も怒りをもって語られる。
 さらにV字滑走路については「額賀は『離陸用滑走路と着陸用にわけて住宅地の上空を飛ばないようにする』として地元の合意を取付けたのですが、この合意とて田舎の市長を中央の立派な建物に呼びつけてビビらせ、無理矢理納得させたものです。しかも今では米軍は『離陸用、着陸用なんて知らない自由に使う』と言っている始末。国民を愚弄し切っている」……し、しらなかったぁ。
 「米軍のグアム移転の件だって計算が合わない(安次富さんの話しでは細かい数字がよくわかりませんでした。以下参照:http://www.elneos.co.jp/0705sf2.html)。負担軽減などといいながら、グアムに移転して兵士が減る筈の沖縄では今も米軍家族用の高層マンションが建設されている。グアムに兵士が移ったぶん、米本土から沖縄にまた兵隊がやってくる。結局はグアムと沖縄に兵士も施設も拡充するということです。実質的な軍事拡大なんだ。そして米大陸国内では基地の減少している。全体をみると軍縮じゃないんです。米国内にあった基地をグアムと日本、沖縄に押し付けているんです。日本では国民を騙し軍拡はどんどん行われているんです。国民はそれに気づかないといけない!!」たしか一時期散々報道された莫大な日本の税金がつぎ込まれるグアムの巨大基地建設も、マスコミは沖縄の負担軽減という報道をしていたよな。負担軽減さえも嘘っぱち、そのうえ税金が投入されるということはどういうことなんだ。借金と格差に苦しむ日本が、たんに米軍基地拡大のために税金を垂れ流しているということかよ。
 そして安次富さんは辺野古弾薬庫についても言及された。
「また、辺野古弾薬庫にしてもどんな武器が備蓄されているか解らない。昔は米兵が警備をしていたんですが、今ではヤギですよ山羊……。どういうことかわかりますよね。備蓄されているのは、ヤギが死ぬ事で「漏れ」が発見できる毒ガスなんかの科学兵器でしょ」……絶句。

 中途半端かもしれないが、安次富さんのお話はこれでおしまい。紹介できてない部分はワタシが咀嚼できていない部分です。実際に安次富さんの話を聞かれた方、また別の講演で聞かれた方、また講演を聞かれてなくても安次富さんの言葉が解る方、ワタシの解釈が違っていると思われる部分は指摘してください。

 なんと、こんなエントリーを書いている最中に「米軍再編特措法」が参議院を通過してしまったようだ。
 戦争のために税金の垂れ流し。人殺しのための基地に多大な金を負担する日本。
 「米軍再編特措法」が通過した今も、辺野古では座り込みがつづいている。
 どうなっちゃうのかなぁ? 笑えない日はつづくなぁ(涙)。

 

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

非戦
2007年05月24日 18:36
dr.stoneflyさん、今日も安次富さんの話のまとめをありがとうございます。そうやって彼の一言一言を書いて下さると本当によくわかるし、すごいことをおっしゃっていたのだな、と改めて思います。
彼のマスコミ批判には、同感しました。「「新聞は、「官報」に成り下がっている。国策は、(今回の米軍再編のように、)国民を騙すような政策のことだ。戦前回帰というより、21世紀型のファシズムだ。誤った国策を正すのが民主主義だ。」 というように言われましたね。
ところで、あの集会やデモが新聞やテレビで放送されたのでしょうか?朝日は皆無。
「珊瑚の白化現象」なのですね。私は、「珊瑚の発火現象」とメモして、珊瑚が火を噴くのか!?って、バカなことをずーと考えていました。今、ここで分かったところです。(笑)
沖縄のジョゴンはたったの50匹で、ウミガメと藻場を共有しているので、基地建設によってジュゴンだけでなくウミガメの餌もなくなるそうで、日本は世界から理解不能な国になりますね。
人も動植物も大切にしない最低の国と言えるでしょう。
dr.stonefly
2007年05月25日 02:23
発火現象ですか(笑)。私はマスコミの「カンポー」というのが聞き取れませんでした。「官報」だったんですね。結局、安次富さんの話なんだか、ワタシの咀嚼なんだか解らない記事になってしまいました。
この間、拙ブログでは連続して辺野古の記事をupしてきましたが、エントリ一としては一旦離れます。辺野古を見ていくことには変わりないのですが……
gegenga
2007年05月26日 09:13
そう、カメなんですよ、カメ!!
レッドデータブックに載っているジュゴンに比べるとインパクトが弱いかもしれないですが、カメですからね、大事にしてください!!
ちなみにワタクシ、ジュゴンも大好きです。

戦争というのは、その準備無含めて、とんでもない自然破壊なんですよね。
人間同士の殺し合いだけでは、満足できないとでもいうのだろうか。
gegenga
2007年05月26日 09:15
すみません、カメに動揺して謎のタイプミスをしてしまいました。

×その準備無含めて
○その準備も含めて

です。
失礼いたしました。
dr.stonefly
2007年05月27日 06:53
記事を書いていると、師匠のうちのゲンタに無言の圧力をかけられて、思わず力がはいってしまいました。
なんだかね、自然保護なんぞ人間の言い訳で、いざとなったら人間、いや権力の金に目がくらんだエゴを優先させるんですからね。
NO BASE 辺野古☆名古屋
2007年05月28日 22:45
NO BASE 辺野古☆名古屋です.主催団体の一つです.記事紹介のためにリンク張らせていただきました.
dr.stonefly
2007年05月29日 05:50
NO BASE 辺野古☆名古屋様
勉強会、集会、デモ、そして日頃の平和への尽力お疲れさまです。頭が下がります。「街宣行動」にも参加したいのですが、なかなか参加できないのが現状です。
今回は私感がはいりすぎ、TBを遠慮しました。が、リンクを貼っていただけて感謝です。辺野古のこともずっと見守っていきたいと思ってます。
今後ともよろしくお願いします。

この記事へのトラックバック

  • 世界経済支配層(国際金融家)が「社会主義(産業国有化)政策」に向かうわけ

    Excerpt: 関連記事:『ほとんどの政治勢力は代理人ではないとしても世界権力の補完物』 あっしら:「それどころか、産業資本制近代が終焉を迎えようとしている今、国際金融家が、社会主義化(産業国有化)を通じて産業資本.. Weblog: 晴耕雨読 racked: 2007-05-24 16:20
  • 野党はちゃんと追及しろ=権力者は被害者づらして反対者をつぶす3

    Excerpt: ■「連中が調査と称して環境破壊しないはずがなかったが=辺野古の「環境現況調査」は違法である3」「権力者は被害者づらして反対者をつぶす 2」などの続報。■じもと紙『沖縄タイムス』のきのうの記事から。20.. Weblog: タカマサのきまぐれ時評 racked: 2007-05-24 18:09
  • 松岡問題、9条改憲隠し?、石川・漫画で人気とり~安倍自民党は 国民をバカにし過ぎ!+衆参同日選

    Excerpt:  何か書きたいことが山ほどあって、どこから手をつけていいものやら・・・。^^; <でも、昨日はやっと☆が★X8から脱出&工藤も初勝利で、気持ちはチョット↑>  今回は前半で、「国民をバカに.. Weblog: 日本がアブナイ! racked: 2007-05-25 05:04
  • [辺野古]ネガティブ・キャンペーンをぶっ飛ばそう(追記あり)

    Excerpt: きょうのヤップは曇が厚く、雨が降ったり晴れたりのお天気だった。写真は夕暮れにマリーナから見た南の空の様子。日中は東寄りだった風は、また南西になった。      ↓(右下のバナーは「雑談日記」SO.. Weblog: ミクロネシアの小さな島・ヤップより racked: 2007-05-25 06:30
  • 5月25日 ◆イラク特措法 阻止◆

    Excerpt:                     地元に交付金や補助金を  あるいは土木工事をもたらす政治家が  望ましい、と考える時代は終わりました。  シロアリに食われたような日本を  再生するには.. Weblog: メゾフォルテからあなたへ racked: 2007-05-26 00:47
  • 「体制選択論」をどうするか

    Excerpt: よくTBやコメントをくださって、発言態度や主張は違うとしても(あたしんとこみたいなごった煮アホブログと同じ訳ないけど)仲間意識を感じる、BLOG BLUESさん やごんさん は、憲法問題、より具体.. Weblog: みんななかよく racked: 2007-05-26 15:43
  • 「反対派」とは誰か?  ~辺野古についての断章~

    Excerpt: ジャーナリズムの仕事というのはこういうことなのだろう。権力が暴走しないためにチェックすることがジャーナリズム本来の仕事であれば、その暴走をチェックしている様々な市民の声を、その多様性も含めて伝えるべき.. Weblog: 多摩市民「九条の会」 racked: 2007-06-02 22:42
  • 沖縄と瀬長亀次郎

    Excerpt: 瀬長亀次郎(せなが・かめじろう)  1907年6月10日生まれ、2001年10月5日死去。  太平洋戦争後、アメリカ軍占領下の沖縄で、軍事優先のアメリカ支配の圧政を糾弾し続けた政治家。  立.. Weblog: 津久井進の弁護士ノート racked: 2007-08-02 21:03