「今、闘っている同志へ」…誰もバーストしないために!!

 ♪ファイト!! 闘う君のうたを闘わないヤツラが笑うだろ ファイト!! 冷たい水のなかをふるえながらのぼってゆけ~♪
 前回の 「津波に襲われる前ににみんなで闘おう」と書いたエントリーに、今まさに保育園民営化問題で闘っている、かぼすさんからコメントを頂きました。その文面をすすり泣きながら読んだ後も、ファイト!!と呟きながら、ぼんやり考えています。

かぼすさんのコメント
以前コメントさせていただいた、保育園民営化の渦中の母です。いま行政訴訟を検討中なのですが、原告のなり手がいず困っています。まさに「津波に巻き込まれても動かない親」ばかりで、ため息が出ます。かく言う私は保育園民営化中止を公約とする市長候補を支援する政治団体の代表までやり、結果、現職市長に僅差で破れ、身も心もズタズタ…限界です。ここまでやっても、ついて来てくれる父母はごくわずか。こんなところで愚痴ってすみません。自分が原告として立つか、誰かを説得するしかないので、もういちど、力を振り絞ります。

 かぼすさんのコメントや過去にコメントいただいたsaraさん他多くの今保育園で闘っている人々は、ワタシ自身の昔のことを思い出させます。奇しくも非戦さんが同じコメント欄で「運動をやっている人たちの共通の悩みです」と書かれてますが、ワタシの場合も兎に角がむしゃらに走り「何故世間は分かろうとしない!!」と怒りながら、日々突っ走ってきました。ほんとに多くの時間を割いても、一度も納得のいく結果を得たことはありません。まさに負けだらけの人生でした。それでも仲間ができたりして楽しいこともありました。結局最後には心身ともにズタボロになりバーストしましたが……、引き換えに「他人事のときはもちろん、へたしたら我が身に降りかかっても怒りはしない。所詮世間、庶民というのはそんなものだ」ということを教えられました。(自分ではズタボロになるまでやったと思ってましたが、仕事をしながらの乳幼児の育児だけで大変なかぼすさんの闘いに比べれば大したことなかったのかもしれません)
 バーストし墜落した後、随分ながい間苦しみましたが、ついに形而上まで昇天してしまい、結局はなるようにしかならないと納得させました。

 やがて、子どもができ、保育園へいくようになり水面下で「幼保一元化」「民営化」等の問題がおきつつあることを知りました。まずい、という「肌感覚」が働いたのも曲がりなりにも市民運動を経験してきたからかもしれません。今度は自分にも子どもがいて、同じような子ども達に危害が及ぶということで、以前とは違ったリアリティがありました。しかしもともと我が子が通っている保育園が、社会福祉法人が運営する「認可民間園」だったこともあり、周囲の危機感もほとんどありませんでした。またそのときはもう少し範囲を広げても、現実に起きてない「民営化園の弊害」についてほとんどの親は反応しなかったような覚えがあります。
 「なんとかしなければ」と思いましたが、過去の経験があり、周囲にあまり期待せず淡々と少しづつ「闘い」ました。まさに20数人の親に時間をかけて書いたコピー用紙半分ってかんじです。でも、楽しみながらやってました。最後には保育園の100家族に月一枚の「通信」を配るとこまできましたが、何人かの親には分かってもらえたと思っていて、それでいいとも思っています。「所詮誰にも分かってもらえない」というとこからのスタートで、それでも何人かの親に分かってもらえたことが「ワタシの勝利」だと思っています(笑)。負けしか経験してこなかったワタシにとって、「保育園民営化の現実の闘い」では殆ど意味をなさないかもしれないけど、この「勝利」で納得しています。
 
 3年前は半ば冗談で「津波に巻き込まれても動かない親」と書いたのですが、「対岸どころか津波に巻き込まれても」というのがやはり現実だったと再認識するとやはり打ちのめされます。どこかで、期待しているのでしょう。捏造教育基本法施行で学校現場が危機的状況になっても「津波に巻き込まれても動かない、津波自体に巻き込まれよとする」親が大半を占めることが予想され、げんなりしますが、それでも、今は「楽しみながら」ブログで呼びかけています。
 教育基本法が捏造されるとき、デモに対して、現実的な阻止にむけて「やる気があるのか」とか「意味があるのか」という批判めいた声もありましたが、ワタシはそうは思いません。自分の意志で動いた者が、たとえそれが現実を動かす力をもっていなくとも、認められるべき、認め合うべきだと思ってます。
 FAX1枚、友達一人に話すだけ、祈るだけ、考えるだけ、いいじゃないですか。十分でしょう。できることをしましょう。それが無意味であるはずがない。

 ワタシには、かぼすさんを始め今闘っている人に二つの思いがあります。
 自分の意志、自分の闘いとして頑張って欲しい、すこしでも一緒に闘える仲間が増えて欲しい。という思いと、けっしてバーストして欲しくない、という思いです。
 かぼすさんのバーストは過去にあったワタシのバーストとは状況がちがいます。やはり子ども達のためとはいえ、自分の子どもがいることを忘れないで欲しい。たとえ社会的な闘いで負けたとしても、子どもに親の姿勢をみせることでは「勝利」しているのではないでしょうか。たとえ民営化されても、かぼすさんのお子さんは大丈夫ですよ。ってそういう問題じゃないか(笑)。

 選挙に負けても、裁判にならなくても、結果がでなくても。たとえ小さな声でも上げていれば、いずれ悪政は滅びます。そして少しづつでも必ず周りに仲間はできます。それがワタシたちの勝利です。「保育園民営化」「教育基本法反対」「障害者自立支援法反対」「ホームレス支援」……、すべて根っこは同じです。実はすでに多くの仲間が存在している。

 楽しみながら闘っていきましょう。誰もバーストしないために。

 ……たとえバーストしてもそれも楽しみましょう(笑)
 


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この記事へのコメント

ゴクー
2006年12月23日 14:33
中々世の中は良くなりませんね。自分たちの主張も理解されません。私もあきらめたくなることがしょっちゅうです。自分に思想がなければどんなに楽かとしょっちゅう思います。ただ、そんな中でも時折気持ちが分かり合える人たちにあったり、ちょっとした世の中の変化で自分の存在を感じられるときがあります。世の中そんなに悪いものでもありません。少しづつでもがんばりましょう。場所は違っても思いを同じくする人たちはいるもんです。それにしても、戦争反対を叫ぶ人を減らそうとする改悪教育基本法は最悪だな!
dr.stonefly
2006年12月24日 07:27
ゴクーさん、こんにちは。
そういえば、ゴクーさんに紹介したいブログがありました。
「障害児Kとおたく母の疾走日記」http://tomokz.at.webry.info/   という、ブログです。
ワタシは更新されるたびに必ず読んでます。
さくら子
2006年12月24日 14:14
デモをやってもファクスを送っても状況は大して変わらないかもしれない。では何もしないでいられるかというとそれもやっぱりできません。結局私は自分自身が声を上げずにいられないからやっているんだと最近は割り切っています。
そして、dr.stoneflyさんも言われるように、たまにでも共感しあえる人との出会いがあれば、それが人生の喜びでもあると思っています。そう思うとけっこう仲間と出会うものです。休息しながら、充電しながら、あきらめずに・・・。
dr.stonefly
2006年12月25日 08:37
さくら子さん、おはようございます。
そうですね、ワタシも結局、何かをしなければという思いで(力になっているのかどうかわかりませんが)、できることをしている気がします。今、ブログの上で新しい仲間と繋がっていることを実感しています。まさに、
>休息しながら、充電しながら、あきらめずに・・・
ですね。
かぼす
2006年12月25日 08:52
ありがとうございます。元気づけられました。あのコメントを書いたあと、もう一度勇気を出して父母に呼びかけ、私も含む原告8世帯にて12月23日付けで千葉地裁に提訴することができました!! いま訴訟についてのブログを作ってますので、あらためてお知らせさせていただきます。
dr.stonefly
2006年12月26日 00:28
かぼすさん、こちらこそありがとうございます。
それぞれの場所でそれぞれの位置で頑張っていることを知るだけで、自分への励みにもなります。
8世帯で原告ってすごいじゃないですか。裁判もですけど、一生おつきあい出来る8世帯の仲間ができたってことですね。おめでとうございます。ブログも是非知らせてください。もちろん応援させていただきます。

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