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みんなの「本」ブログ

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「サピエンス全史」 on the desk
 「ヤバイ」って言葉の意味の第一感が、危ない、危険って世代の人間なのだが、最近の若い衆は「カッコイイ」という意味で使うらしい。この本を読んでいると危ないという意味で「ヤバイ」と感じるのだが、かなりカッコイイとも感じるので笑えてくる。そうヤバイのだ。  結局はなにもかもが、そも「人間」であることが「虚構」で「物語」である、と、ユヴァルにこれでもか、というほど言われるので、思わずニヒリズムに走りそうになるのだが、現実にはそれほど純でもないし自己があるわけでもない。おそらく、このまま暮らしていくのだ... ...続きを見る

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2017/02/24 11:29
「サピエンス全史」 on the beach
「サピエンス全史」 on the beach 写真機と、、、本を一冊もって海へいってきました。 本は「サピエンス全史」、、、海岸で読めたのはほんの40ページほど。 少しページをすすめるたびに海を見つめていました。 本に飽きたり、難解で海を見つめていたわけではなく、感慨深く海の向こうに思いを馳せる感じです。 これまで解ったか、解らなかった、分からないようなことがとても解りやすく書いてあります。 誰のテキストよりも分かりやすく、理解力に難のあるワタシにも分かるように。 ...続きを見る

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2017/02/21 14:28
「COCORA 2 思春期編」天咲心良著 (生と死)
やっぱりCOCORA2を開いてしまう。横に別の未読の本があるのに・・・ 1の小学校編では感じなかった感覚に支配され。かなり離れがたく感じている。 では、最初っから再読しようかと、読み始めるが初読でかなり頭に入っていて、全部読み直す気にはならない。で、パラパラとベージを捲るのだが、、、 ...続きを見る

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2017/02/17 10:56
「COCORA 2 思春期編」天咲心良著 (序)
 Kindoleで無料で読んだCOCORA1小学校編の続編である。  丸善では「人文・自閉症」という専門コーナーにあったが、もう「自閉症」を紐解くというような本ではなく、良質の小説であり哲学書という感じ。「小学校編」より自閉症の症状の解説が少なく自閉症を忘れる感じである。いやほんとマジ素晴らしい!! ただね、アマゾンの評価では「全編にわたり辛かった」で低評価という人もあるし、「障害」に苦しむ少女の物語にたいし、「素晴らしい」とは軽々しく不謹慎なのかもしれない。しかしワタシにはグリグリと響き一気... ...続きを見る

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2017/02/15 09:05
『日本の「アジール」を訪ねて 漂泊民の場所』筒井功著
 新聞の日曜版に載っていた推薦文を読み買った。  まあ、あれだ、「逝きし世の面影」で描かれたような、いいとこどりばかりではいけないと思いで読んだということもあり、国家のシステムに組み込まれなかった人々はどうだったのだろう、しかも最近までの日本で、という興味で読んだということもある。  いわゆる巷では「サンカ(山窩)」として知られる人々に関する本で、非常に真面目で特に面白おかしく書くこともなく、取材による伝聞とそこからの無理のない推理が書かれていた。  日本における、無籍の非定住民のことで、... ...続きを見る

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2017/02/13 16:52
「発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由」栗原類著
「発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由」栗原類著  うーん、正直いまひとつかな。  赤裸々さがあまり伝わってこなかったと感じるのはCOCORAを先に読んじゃったからかもしれないなぁ。そういえば直前のCOCORAの冒頭で、あれだけの苦悩を「面白かった」なんて書いたのは軽率すぎるかな。ただそれだけ伝わってくるものがあったということ。類まれな文才を発揮して本をあらわした今は輝いてると想定して、「面白い」も許されるだろう。  類君は母がよかったねぇ、母がつくる環境もよかった。いろいろ苦労もあったに違いないし、困難を乗り越えてきて、輝ける場所がみつか... ...続きを見る

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2017/02/04 17:47
COCORA 自閉症を生きた少女「小学校編」
 面白い、と言えば、きっと不謹慎といわれるんだろうなぁ、、、でも、面白かった。超面白かった。心に染み入る、とても心に響く哲学書。  で、気がついたのだが、直前によんだ「自閉症のぼくが「ありがとう」と言うまで」のイド君とCOCORAさんではまるで違う。真逆である。  イド君の場合「出力障害」であって内面は定型発達だった。にもかかわらず内面も障害と決めつけられて苦しめられるのだが、COCORAさんの場合は内面に自由発達であるのに定型発達だとして育てられ、学校生活を送らされた苦悩が書かれている。ま... ...続きを見る

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2017/02/02 15:43
『自閉症のぼくが「ありがとう」を言えるまで』イド・ケダー著
 ずっと以前になるが、このブログで「障害者は裡なる思いを出力する、表現することにおいて障害なのかもしれない」と可能性のひとつとして、何の検証も根拠もなく無責任に書いた。その頃やりとりのあった脳性麻痺の子をもつ親へ勇気づけるつもりでひねりだした。目的が親へかける言葉で、ワタシ自身、可能性としては信じていたのだが、現実には信じられなかった。  そんななか自閉症スペクトラムである東田直樹さん著の「跳びはねる思考」を読んだとき、可能性のひとつが本当だったことに驚いた。とても驚いた。1年以上前の読了で詳... ...続きを見る

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2017/01/29 09:06
「ヤノマミ」……ピダハンとは違うアマゾンに棲む人々
 本として「ピダハン」とはかなり異質なものだった。「ピダハン」がダンという言語学者でキリスト教伝道師によって書かれたものでストイックな感じなのにたいし、「ヤノマミ」が国分拓というマスコミによって書かれたドキュメンタリーという違いがある。  ピダハンではダンが言葉の習得、研究、伝道の少しがメインであるのに対して、ヤノマミでは積極的なインタビューにカメラ撮影、いわゆる番組づくりのためのものであった。青カン支援の頃よりこうした取材に、たかだか編成された番組では薄っぺらな情報しか流せない、薄ペッラな視... ...続きを見る

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2017/01/23 17:31
ピダハン
ピダハン ピダハン読み終わりました。最後のほうは淚が滲んでいる自分に驚きました。 キリスト教の伝道者である文明からやってきたダン(筆者)が、未開の土人ピダハンによって解放される。自分が「思い込んでいる正しさ」から解放されるのはかなり困難であると思います。それを未開のピダハンから教えられる。世間では「土人」という言葉が話題になっていたようですが、文明について未開のピダハンが土人なら、「土人」という響きも、もう褒め言葉としか聞こえません。 ...続きを見る

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2017/01/20 08:56
「街場の共同体論」内田樹
♪表は雪が降ってる、一面の雪化粧・・・♪と、つい雪が降るとさだまさしを口ずさんでしまういつもの癖を無意識に発露しながら眺めていた「光るナス」のエントリー。そこで紹介され、薦められた映画「この世界の片隅に」。この地方の上映スケジュールを確認したら、今日の午後しか時間がとれそうもないので、さっそく行ってきました。受付の前に20人ほどの行列はできていたものの極寒の雪中です。開演30分も前にならべば楽勝でしょ、と高をくくっていたらなんとワタシの前のアベックでソールドアウト!! 思わずマジか!?と声がでて... ...続きを見る

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2017/01/14 15:47
電通で働いていた彼女の自殺のこと
 ブックオフで「逝きし世の面影」を買ったのだけど、そのとき内田樹の「街場の共同体論」も買った。  で、今読んでいるのだけど「逝きし世」の世が逝ってしまった理由が書いてあるようで面白い。どうもね、やはり逝きし世は「貧しさ」がよかったようだ。皆貧しかった故に共生しなければならない。戦後もやはり皆貧しく共生しなければ、生きていけないのが、いわずもがなのベースであり「共和的な貧しさ」という言葉が書いてある。  ところが現代では、金さえあれば一人でも生きてゆける、金を得るためには競争に勝ち、勝ち組にな... ...続きを見る

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2016/12/29 15:05
「逝きし世」のDNA
 まだ「逝きし世の面影」読了の余韻に浸っている。というか洗脳されている。  とはいえ、「逝きし世」で暮らす自信はない。インフラは整備されてなく、プライバシーはない。ネズミと蚊と蝿とイタチとヘビと野良犬があふれている。いわゆる村社会であり、不便というめんでは、不便この上ない。  ただ、逝きし世の社会は、真理のようなものは知っている気がする。人間だって世を構成する生物のひとつにすぎないし、人間だけが偉いわけではない。だから他者、他生物の「命」を無碍にしないし、助け合い共に生活しなければ生きていけ... ...続きを見る

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2016/12/25 17:13
「逝きし世の面影」読了
 ずいぶん昔から噂になっていた本「逝きし世の面影」をブックオフで買って、かなり周回遅れで読み終えた。そう読み終えて、ふう、ためいき。ああ、そういうことだったんだね、と呟いてしまった。  江戸後期から明治初期(中期)あたりの外国人から見た庶民の暮らしが紹介されている。文明開化により西洋的近代化で洗脳された知識人が「野蛮な歴史」として、なきものとしようとした現実の過去の日本。  それにしてもここに描かれた現実、しかもたかが150年だか200年だかの庶民のあれこれがこんな感じだったとは!! 驚きと... ...続きを見る

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2016/12/23 17:36
狐笛のかなた
上橋菜穂子著の「狐笛のかなた」を読みました。 訪問先のブログで立て続けに紹介されていましたからです。 そのひとつに呪いにまみれた大人にとって解呪のヒントになる、とありましたから……。 ...続きを見る

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2016/08/09 13:08
「言ってはいけない」(橘玲/新潮新書)読み始める・・・
タイトルで「言ってはいけない」と言っている。 帯にも「気安く口外しないでください」と警告されている。 まだ読み始めたばかりで、いかほどのものか解らない。 ただ、ちょっと、こう、なんというか、何かを感じたので、書いてみる。 おそらく言ってはいけないというのは書いてもいけないのだろう、が、たぶんワタシの社会を唾棄している因子が、別にいいんじゃない、と呟いているのだろう。 ...続きを見る

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2016/07/19 08:59
だって人間だもの・・・「昆虫はもっとすごい」より
だって人間だもの、ってフレーズ、あいだみつをって人だったっけ? なんか人として「失敗」したり「弱み」をみせちゃったりしたとき、ギャグっぽく使ってもみるけど、結構多くの人の共感を得ていてシンミリするフレーズであることは違いない。 なんとなく哀愁を感じながらふと呟いてしまう、だって人間だもの・・・でもちょっと変。 ...続きを見る

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2016/02/25 16:07
「かもめのジョナサン 完成版」読了・・・とりあえず“あるべき姿”の一考察
ジョナサンは飛びたかった。 どれだけ飛べるのか、知りたかった。 どれだけ速く、自由に、思うままに飛べるのか知りたかった。
そして飛びたかった、飛ばずにはいられなかった。
そのために練習した。練習に練習を重ねた。ただそれだけのこと。
ジョナサンが他のかもめと違っているとすれば、かもめの「あるべき姿」が、現実に『在る』ことを感知していたのかもしれない。
かもめとしてあるべき姿。それは自然に委ねるのではない、削ぎ落とされきった求めるべく、あるべき姿。... ...続きを見る

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2015/07/23 16:36
「絶歌」と「ヘイトスピーチ」と「私自身の罪」
 ネット界隈は、あいかわらず「絶歌」発行と元少年Aへのヒステリックな批判と非難にあふれている。  私は、思わず「またか・・」とつぶやくワタシに驚いた。え?またか?、何が?  なんだろうこの既視感。どの追体験なのか?ほどなく思い出した。  ヘイトスピーチである。  オノレの感情だけを正しいとし、オノレの問題を他者の問題にすり替え、ところかまわずぶちまける大合唱。  「でてけ」「きえろ」「しね」・・・  その大合唱が鼓膜を震わせ、脳髄に響く。息苦しい、心が痛む、苦しい。  こんなことを... ...続きを見る

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2015/06/20 05:23
「絶歌」元少年A     読了
「絶歌」読み終えた。  本屋の店頭で15pまで読んだところで、躊躇なくレジへ持って歩いていた。  家をでるまえは、金を支払うことに抵抗があったにもかかわらず。  この本は読まなければならないと感じた。  この事件のときも、また今日に至るまでの理解不能の殺人事件が多発していて、思わず「なんでやねん」と呟いてしまう。この本は、その「なんでやねん」に当人が丁寧に応えた本だろう。「なんでやねん」とつぶやき問いておきながら、いざ応えようと言葉を発したものに、そんなもん聞けるか!!という矛盾を正当化... ...続きを見る

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2015/06/14 16:53
「日本農業への正しい絶望法」・・・つまり技能なのだ
 年末だなぁ、、、と、新聞をめくる。朝日である。  アベシについて何やかやと特集されているなかで、目についたのが小林よしのりで、長らくスルーしていた小林を読んでみようかと思ったのも、ワタシのなかで何かが変わったからかもしれない。相変わらずだなぁ、という感想を用意しながら読み始めたのだが、いやいやいや、読んで驚き、先入観をもつものではない。小林よしのりも随分物事が分かるようになっているではないか。ホント人間変われるものである。 ...続きを見る

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2012/12/28 15:53
「生きる技法」(3)・・・これはイマジンだ!! それとも憲法前文?
 もともと個の生き方の提案が書かれている本だとは思うのだが、これをちょいと「国家」に、というよりも「日本」に当てはめて考えてみる。日本に「生きる技法」ができるかどうか、ってね(笑) ...続きを見る

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2012/05/03 14:51
「生きる技法」(2)・・・ジタバタするのは自己責任(笑)
 つまり結局は「善い友人を持とう」ということだな。異議なしである。善い友人を持つために、善い自分であろう、というのもまた異議なしである。善い自分とは虚飾により自分を誤魔化さない、またオノレに虚飾を強いるハラスメントを見抜くといったとこか。自分が「善い」であれば、おのずと「善い」に囲まれ、オノレを「虚飾」で誤魔化せば、おのずと「虚」に染まる、となる、かな。 ...続きを見る

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2012/05/01 17:07
「生きる技法」・・・普通という霧が晴れて今日は快晴
「おはようございます。 あんまし、どくたさんをイジメちゃダメですよ。(^^♪」 ...続きを見る

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2012/04/22 17:55
「困っている人」その2・・・本質では困っていない人だった
 けっこうまえに読了した。さて何を書こうか、と考えるうちに時間はすぎる。  本の帯に絶賛の言葉が書かれている。「人としての強さ美しさ、凄いパワー」「これはお涙頂戴の話じゃないぞ、人の生とは何か、とお前に問いかける話だぞ」「人間の尊さに突き動かされる思いです」「難病物で笑えるものはこれが初めてじゃないか」「今、困っているすべての人に読んで欲しい」etc. でも、この絶賛も、やはり他人事という気がするな。  それでもよいのである。  どれだけ絶賛しても所詮、他人事である。と著者の大野さんが知... ...続きを見る

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2011/10/19 09:05
「困ってる人」その1・・・所詮、他人事かもしれない
 この世の地獄とは、見ることと体感することでは、大違いであった。  わたしは、これだけ見て歩いても、なにひとつとしてわかっていなかったのである。ただ頭でわかったようなつもりになっていただけだった。「難」は、タイやビルマに確かにあったが、それは所詮、他人事であった。 ...続きを見る

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2011/10/07 11:19
「下流志向」(3)…人生の価値ってお金ですか?
 さて、まだつづきますよ。ネタとしての「下流志向」は面白い記述が多くある。  お金が流通してない教室では、どのように「等価交換」が行われるのかというと、「不快」という「貨幣」がつかわれる。(押し付けられる)授業に支払われるのは「不快だ」という態度だというのだ。内田樹によると『教室は不快と教育サービスの等価交換の場となる』らしい。  つまりね、客(消費主体)である生徒はその50分の授業が10分しか聴く価値がないと判断したら、残り40分は不快という態度をとらなければならない。と、こうなる。「授業... ...続きを見る

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2007/11/10 06:13
「下流志向」(2)…悲劇、親の投資が子に報い
 さてさて、民主の代表は小沢イチローが続投することになった。  せっかくこの本「下流志向」のなかにあるキーワードで「学びからの逃走」「労働からの逃走」ってのをパロって「代表からの逃走」ってのを考えていたのだけど、書き始める直前に「あの時はプッツンしたけど、やっぱり逃走しないことにしました」って話になってしまったわけだ。  「代表からの逃走」ってそのまんまのタイトルで結構おもしろい構想が練れたのに、現実に逃走してないんでは、発表のしようがないじゃないか!! えーい「損」したぜぃ!! なんちゃっ... ...続きを見る

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2007/11/09 06:00
「下流志向」(1)……オレ様化する大人たち
 内田樹の「下流志向:学ばない子どもたち 働かない若者たち」をやっと読み終えた。帯には「最新ベストセラー……話題沸騰」となっているが、既に一年程前の発行のため完全に周回おくれというわけだ。普段から世間を斜に見ているせいか、いつも流行に遅れる。さてさて今回は周回遅れのトップランナーになれるだろうか? ま、今回も無理だろうね。  さて本のほうは、最近の子どもが「学ばない、働かない」のはなんでだろう? という内容なんだけど、はっきりいって面白い。笑える。「ネタの宝庫」である。 ...続きを見る

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2007/11/07 19:30
「「個性」を煽られる子どもたち-親密圏の変容を考える」  土井隆義著(岩波ブックレットNO633)
 「いい歌」として、合唱や「みんなで歌おう」という場面でよく選曲されるSMAPの『世界で一つだけの花』。この歌を歌うことを躊躇させ、聞いたときに妙に白けさせてくれる本である。  なんだかな、今の子どもたちの悲しくも納得のいく分析に出会ってしまった。子どもたちの「感性」は幼児のころからの発達に非常に関係すると思うので人ごとではないよなぁ。  『世界で一つだけの花』なんかに代表されるように、社会から個性的(ONLY ONE)でなければ価値がないと煽られ子どもたちは、「個性的な自分であれ」という強... ...続きを見る

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2006/04/05 13:17
子どもの知力を伸ばす300の知恵 七田眞著(PHP文庫 2004.2.18)
 本やで平積みされていたので、つい買ってしまった。失敗だ。金返せ。2p読んで違和感を覚え、5p読んで腹が立ち、7p読んでゴミ箱へ捨てた。結局は「ネタ保存」のため、再度ゴミ箱から拾って本棚に立てほっておいたのだが、バカ本であることを紹介したいので7p以降も読む事にした。はっきりいってギャグとして読まなければ立腹するばかりである。ところがだ、この七田という人は七田チャイルドアカデミーという教室を全国展開していて、そこそこ流行っているらしい。  はっきり言って「バカ親」が多い事を嘆かずしてどないせい... ...続きを見る

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2006/03/31 08:35
早期教育が育てる力奪うもの 加藤繁美著(ひとなる書房/1995.1.26)
 「早期教育」が、この本では「発達」の観点から斬られている。この本でも井深が登場して叩かれている。この本では、公文(くもん)の実例が上げられている。2桁3桁の足し算をする1歳半とか方程式を解く3歳児とか小学4-5年生で習う漢字を読む3歳児という子どもである。まさに驚異である。  方法次第で乳幼児に驚異の「計算」や「読み」というパターンを認識させることができることを知る。ただし、そこには「方法」や「かたち」の無機質な「打ち込み」であり、その「計算」や「読み」の本質的な意味は含まれない。  また... ...続きを見る

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2006/03/29 08:31
子どもの脳の発達 臨界期・敏感期早期教育で知能は大きく伸びるのか 榊原洋一著(講談社+α新書/200
 井深の本を載せたのは、この本が名指しで批判しているためです。その批判やまたタイトルからも解るように「子どもの早期教育の『嘘』」を科学的に検証する本です。  早期教育推薦論の殺し文句は「臨界期」であり、「その時期でなければ、『その脳力』が(効果的・能率的)に獲得できない」というもので、例えばバイリンガルになるためには生まれてすぐから○歳まで、バイオリンなら何歳から何歳ではじめなければならない、とかの時期のことです。そこから「幼稚園では遅すぎる」とか「0歳から始める○○」という宣伝文句が生まれて... ...続きを見る

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2006/03/29 08:28
0歳からの母親作戦 井深 大著(ごま書房/1991.10.30)
 驚異のダメ本。  本当はここに載せることさえ嫌な本である。読み進むにつれ、いらいらが溜まり一度は閉じてしまった。この井深という人はソニーの創業者であり、いまは名誉会長である。何をトチ狂ったか1968年に幼児開発研究所を開設して以来幼児教育に力を入れているらしい。しかもこの本を始め「幼稚園では遅すぎる」「0歳-教育の最適時期」という早期教育のバイブル的本を書き、売れに売れているらしい。  しかし、読んでみると2-3ページごとに「ツッコミ」を入れることになり、精神衛生上よくないこと、このうえな... ...続きを見る

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2006/03/29 08:19
発達とは矛盾をのりこえること  白石正久著(全障研出版部/1999.8)
 この本は、滅茶苦茶いいね。お薦めである。ベースは障害のある子ども・青年の発達と関わりを考える、という内容なのだが、健常の子どもを持つ親にも十分に参考になり、勉強させられる。そうした意味でお薦めなのである。  子どもが発達していくうえでの、起きることを「矛盾」と捉え、それを乗り越えて行く事、乗り越えるための「大人の介在」のしかたが「実践」をもとに書き綴られている。印象的な記事が書かれているページの上の端を折っていったら4-5ページ毎に折られて本の厚さがいびつになっていしまった。 印象的な記述... ...続きを見る

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2006/03/28 05:38
ちょっと気になる子どもと子育て 池添 素 (かもがわ出版/1998.8)
取り敢えず、発想の転換をしてみよう、という本です。いやいや本来あるべき親子の関係に立ち戻って考えよう、という本です。 私たちは子育てのなかで大人(自分)の視点から子どもを見がちで、ついイライラしたり腹がたったりしますが、子どもの発達していく過程での行動から考えてみる、、、という展開がされています。 第2章のタイトル「子どもは自分で発達したいと思っている」…このタイトルは秀逸ですね。この一文を読んだだけではっとさせられる人も多いはず。親(大人)が「発達させる」ものではなく、子どもは、もとも発達... ...続きを見る

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2006/03/27 11:49
子どもと歩けばおもしろい 加藤繁美著 (小学館/2002.8)
M保育園のH保育士に「ちょっと難しいかも…」と前置きののち薦められたのだが、結構おもしろく読めた。そうは言っても多少は考えながら読まないと理解できないかもしれない。 第1章では、「子育ては喜びと苦渋の間で」と題し、「子どもの出来、不出来は母親の責任」というイデオロギー批判から始まり、社会ほ変化のなかで「学校」に焦点を合わせ、(母)親自身が「育てられる側」から「育てる側」(親に)育っていく機会を奪われていると展開していく。またいわゆる「受験戦争的な学校」を中心に育った親がその呪縛から脱出できずに... ...続きを見る

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2006/03/27 08:32

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