毒多の戯れ言

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zoom RSS 「Leaving Las Vegas(リービング・ラスベガス)」鑑賞

<<   作成日時 : 2018/02/03 17:36   >>

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 哀しき恋の物語を描いた映画である。
 これを「哀しき恋」とするか「究極の恋」とするか、はたまた「純粋な恋」とするか、それとも「退廃的な恋」とするか人によって違うだろう。ただお互いに必要とし好きだと感じるのだから「恋の物語」には違いない。
 映画をみていると、世良公則の「あんたのバラード」が脳内でリフレインしていた。
 ♪酔いどれ男と〜、泣き虫ぃ女ぁ〜♫
 男は社会に愛想をつかし、つかされ、酒に走る。アル中である。
 酒を飲み続けて死んでいきたいと願った。
 女は娼婦で心の拠り所がないままDV夫に金を貢ぎ、闇のなかにいた。
 社会に踏みにじられた酔いどれ男と闇のなかで彷徨う泣き虫女が出会い、惹かれ合い、恋に陥ちた。
 男は飲んだくれ、日々を退廃的に生きた。
 女は男のアル中を認めたまま共に日々を生きた。
 そんな社会の底辺のなかでもお互いを認め愛し合った最期の日々……ブルース、
 なにもかもを失っていくなかで愛だけが際立つ。
 全てを失ったからこそ感じることができた恋心、、、てことなの?

 どうやら評判のいい映画らしい。
 解るという人もいるらしい。正直ボクにはよく解らないんだけどね。
 ボクはボクの人生のなかでそれほどの地獄をみたわけでないし、どん底に堕ちたと感じたこともない。だから、そこに居る人の本心が解るなどとは言えないし、そこで引き合う恋心も解らない。ただねぇ、でもやっぱ、なんだかなぁ、と思うんだよね。
 その社会に愛想つかしたか、愛想つかされたかしらないけど、アル中になってカジノ行って、所詮その社会のなかの出来事じゃないのさ?
 堕落してなおその社会の呪縛のなかにいるんだよねぇ。
 日々を生きる、っていうけどさ、酒に呑まれているだけってのはねぇ。
 やっぱ、社会に愛想つかされ、つかして、社会的な多くを、、、物も立場も関係も多くを失ってからしか生きることしかできないって、ボクは思っているのに、この酔いどれ男のように、せっかく失うことができたのに、精神的にやっぱ社会の枠のなかにいたんじゃつまらないと思うのさ。
 誰もが死にたいほど悩むことができてから、やっと始めて「生きる」ことができるってのに、やっとその境地に立てたというのに、、、酒かよorz

 あ、そうか「生きる」が前提じゃないんだ。
 前提が違うのか。って、いわれれば、そういう「酒を飲んだまま死ぬ」っていう映画だったな。「生きる」そのものに愛想をつかしたって価値観もある、ってことか。そうした価値観をボクは否定することはできない。ボクの考えていたのはあくまで「生きる」が前提だけどね。真に生きることができるのは、この社会に絶望してからしか始まらないってのは「生きる」が前提だな。
 「生きる前提の絶望」と「死ぬ前提の絶望」の違いなんだ。

 ああ、そうか、そうだな、全てに愛想をつかしこの世的な欲もなくしたけれども、それでも恋心が芽生えた。で、欲が生まれた。一緒に居たいという欲がね。欲が生まれるっての「生きる」ってことだよな。こんな風に社会的な損得のない心身的な欲が純粋に浮かび上がってくるのは「真に生きてる」ってことなのかもしれないな。とすると、この二人は日々真に生きていた、と言えるのだろうか? そうだ恋を長続きさせようとはしなかった。長続きさせようという欲なんていかにもこの世的、俗世的な欲だな、たしかに。
 では二人は生きる欲を失くして始めてうまれた純粋な欲をその瞬間のためだけに生きた、というのだろうか? その瞬間の純粋な欲を愛とでもいうのだろうか?
 生きる前提の生はどうしても欲が生まれてくるが、死が前提の生は愛が研ぎ澄まされていくのだよ、、、、という映画なのか?

 明日死ぬ前提で今日を生きる、、ってのの本質はそんなものかもしれない。
 いずれにしろ「アル中」で明日死ぬってのはボクの感性とは違う(若干アル中ぎみではあるのだが^^;)。心身への冒涜だと思う。自然でもなく意識優先の人為だ。
 それにたとえ死を自覚していても、やっぱりボクは生きるが前提でしか生きることはできなさそうだ。いやいやそも死を前提の生きる、なのか、、、もう少し考えたくなる命題だな^^
 
 
 

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