毒多の戯れ言

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zoom RSS 採用面接

<<   作成日時 : 2017/01/26 10:51   >>

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実は昨年の春に某福祉法人の理事(当然無給)を引き受けた。
保育や障害者、高齢者などの福祉施設を手広く運営する法人なので得る(識る)事も多く、また少しでも現場と繋がりがあるといいという思いもある。
現実には現場とかかわる場面はほとんどなく、運営や方針やその他その時々の問題への対応や地方行政や法律の変更にともなうことの対応への会議といったところである。ところが、特に行政や法律の対応が心身ともに面倒で仕方ないワタシにとってはアクビがでてしまう。が、まあ、現状、「公」での「福祉」という意味では、そこも肝要であるので理解しようと思う。
そうした理事会のなかで、入職希望の方の面接も行われる。
これが結構わくわくする。面接の採用側など初めてということもあるが、なんといっても福祉の現場で働きたいという貴重な人との出会いである。聴きたいこと話たいことが山ほどある。最近では、毒多さん喋りすぎ、ツッコミ過ぎ、時間かけすぎ、と他の理事さんから言われるので、遠慮するようはしているが・・・・ついつい、ね、笑。
かれこれ20名以上の方と面接しただろうか。
いろいろな人がいた。保育士志望の新卒の男女青年たちのなかには倒れるんじゃないかというほど緊張していたり、同法人の保育園出身の人だと妙にフレンドリーだったりと、、、ただ、特に若い志望者に感じるのが、(学校で指導されるのかな?)まったく面白くない画一的な薄っぺらな作文に面白くないありきたりな自己アピール。(親の立場で子どもを預けるのが不安になるほどの保育士志望の)頼りなさそうなのは仕方ないにしても、夢ややりたい事がある感が伝わってこないのだ。(ワタシなどもっといい加減で適当だったから、そこで彼らを非難するつもりはないw)
実際に採用不採用の決定権などないワタシは、極力就職できるように、いろいろ引き出すつもりで頑張るのだがどうも反応が鈍く、なんだかますます欠点を引き出しているような感じになってしまう。
で、やはり少し控え目にしとこうかな、と反省しているところに新たに「履歴書と作文」が送られてきた。その一人の作文に目が釘付けになった。いままでのつまらぬ作文とは違った。あきらかに感動している自分がいる。自分の言葉で自らの動機がしっかり書いてある。本当なら全文打ち直して読んでほしいのだが、そういうわけにもいくまい。とはいえ、すでに超過疎ブログだし許される範疇で、、、、

その方は、小学校の頃イジメられていた。だから6年間「特別支援学級」の係を押し付けられていた。係として協力していくそのクラスの生徒を「真っ直ぐで素直で一生懸命」と感じていた。大勢が彼らを奇異の目でみていたことに疑問を感じている。
(作文のなかで自分が性同一性障害であることを書いていた。)

おそらく彼(女)が小学生のとき感じている「真っ直ぐで素直で一生懸命」は、アタマでそう見なければならない、ではなく、素でそう感じたのだろう。ワタシには実感のない「身体がそう受け止めている」というやつかもしれない。
作文には、最初に就職した先(サービス業)で、「法律(H25障害者雇用促進法)」で「障害者を雇用(法的雇用率2%)しなければならなくなった」ので(仕方なく)雇用した際の、雇われた「障害者職員」への差別的なイメジの実際とそれを是正しようとしたことも書かれていた。
障害者のために一生懸命仕事をされている職員さんは何人も知っているし、障害者福祉向上のために運動している人とも何度も話した。でも、この作文から感じたものは今までとは異質なものだった。「真っ直ぐで素直で一生懸命」を(アタマではなく)素で感じられる人の作文だからなのだろうか? かなり特殊な才能のような気がしている。

今晩、彼(女)の面接が行われる。めちゃくちゃワクワクしている。ダメだ、制限時間が決まっている。また他の理事さんに怒られてしまう。でも、会いたくて話したい気持ちが高揚している。・・・あぁ、完全に採用面接であることを忘れているな、爆!!

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コメント(3件)

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「採用面接であることを忘れる」というのは、いいですねぇ(^o^)

今回の記事を読んでいて気がついたのですが、僕は「福祉」という言葉が嫌いなようです。

あ、「嫌い」は「否定」ではないですよ。

で、福祉の定義を調べてみました。

福祉(ふくし、英: Welfare)とは、「しあわせ」や「ゆたかさ」を意味する言葉であり、すべての市民に最低限の幸福と社会的援助を提供するという理念を指す。

「しあわせ」「ゆたかさ」を意味する。OK。
“社会的”援助を提供する。NG...

「しあわせ」や「ゆたかさ」が社会的か?
う〜ん、違うんじゃないかなぁ・・・

社会的な側面はもちろんあるけど、根っこは「個的」だと思う。社会ができるのは、「しあわせ」や「ゆたかさ」を奪わないことだけであって、「提供する」なんておこがましい。

そんな気がします。

そして、「採用」という響きの持つおこがましさ。


彼だか彼女だかは、毒多さんの文面から読み取れる範囲では、そういうおこがましさとは無縁な感じがする。

採用されるといいですね。(^o^)
愚慫
2017/01/26 13:30
愚慫さん、どうもです。

>福祉
とても考えさせられる言葉です。
ヤノマミ、ピダハンでは生きていくことができない命が文明社会では生きていけますね。「福祉」です。青カン界隈では「支援」です。

本来、生きていけないところが生きていける、、は、いいのですが、どうも「生かしてやる」とか「社会のきめる幸福の型にハマれ」という傲慢な意図が感じられるのが、「提供」という言葉です。

重度の自閉症スペクトラムですが、定型者にむけて言葉を発する方法を得たアメリカ人のイドケダー君が「定型発達の知ったかぶり福祉ヤローども:彼はこんなもの言いしませんが、、orz」を痛烈に批判しています。(今、彼の本をよんでいます。)言葉を発する以前の「福祉」の「提供」される、「押し付けられる」自分は不幸だった、と。

社会という「虚構」が「幸せ」になるはずはありません。幸せが個的であるとワタシも思います。よく言われる「幸せな社会」もやはり変ですね。
「幸せな社会」とは定型発達者が自己欺瞞のために言う言葉のような気がしてきました、うん。
毒多
2017/01/26 15:45
採用、、、おこがましい、、、ははは、笑
福祉施設界隈では、給料は安く、仕事は厳しい(汚れ仕事もあり)、しかも命に係る事故もおきかねない、ということもあり慢性的な人手不足です。
だから、基本希望者はほぼ就職できます。
実際、おこがましい目でもって「この子仕事できるんかいな?」という新卒も入職できます。
ただ、命を預かる観点から、よっぽどの場合は、お断りをする場合もありますが、、、

今回の彼(気持ち)女(身体)は、作文の感じでは、そういう「福祉を提供」的な次元ではない、むしろじっくりお話を聞かせてください、いろいろ教えてください、と感じました。彼女が入職できないような法人ならば、理事なんぞやめてやります、笑。
決定権はありませんが、彼(女)は、全力で入職してもらうよう、意見をいいます。

よっしゃ、力が入ってきた、、、とういうか、楽しみだなぁ。
毒多
2017/01/26 15:46

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