毒多の戯れ言

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zoom RSS 「児童ポルノ規制法」…サンタフェ○とレイプレイ×の線引き

<<   作成日時 : 2009/07/06 01:52   >>

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 「児童ポルノ規制法」については、ここまで書かずにきた。というのも児童ポルノそのものに興味がなかったからで、直接利害関係がなかったのでさほどキィキィ言わなかったことを認めよう。
 正直にいって内容をあまり追及してこなかったこれまでの規制法のイメージは、小学校(中学校)の女(男)児にsexを(強要)させて(強要でなくても)ビデオに撮り、それをシノギとするというヤクザライクな裏稼業を徹底的に取り締まるものかと思っていた。そうしたビデオを買って喜んで観ているのは「小児性愛(性嗜好障害)」というのだろうか? これをどう考えるのかは難しいが、現実に小児性愛の対象にされる子どもがいるのは拙い。見て喜んでいる者は特異な性癖をもって生まれたことは、その性癖を矯正しろと言っていいものかどうかわからない・・・、社会的不自由な性癖をもって生まれたことには、なんとなく同情するが、そんな性癖の対象にさせられる子どものことを考えるとやはり許されないわけで、「社会的には」その性癖を自主規制、自主封印してもらうしかない、と思っていた。
 ちなみに「性嗜好障害」って言葉でひいた百科事典に載っているうち、露出症や窃視症などは法律によってすでに規制されているな。小児性愛もそうだけど、社会であるので、他者に精神的肉体的打撃を与えることはまずい。しかも子どもであれば保護するのは当然でしょう。まあ、規制があるのは仕方ないとしよう。同じ「性嗜好障害」でも、フェチシズムとか、服装倒錯的フェチシズムは規制されてないのかな。獣姦、屍姦、ってのはどうなんだろう。規制されてないのだろうか? 屍姦ってので、また脳死を思い出してしまったが、これはテーマから離れるうえに妄想がヤバいとこまで走りそうなのでシャットダウン。

 と、まあ上のように考えていたのだ。ところが今回の児童ポルノの規制は、宮沢りえの写真集サンタフェ(santa fe)を持っているだけで犯罪、と聞くにおよび、にゃにぃお〜、と唸ったわけである。と、いってもワタシが宮沢りえのファンでも、サンタフェを持っているわけでもないのだが、やはりそれはファッショであり、なんとも息苦しいPTA的社会だろ、とビリビリと肌感覚に電気が走った。サンタフェの所持=犯罪とまで言われれば、「愛国心の強要」と同様の「国家規格人間製造の恣意」の色合いが強くなり完全に反対の意を表明するわけである。(だいたい、それが子どもであっても、裸=ポルノ=犯罪、って単細胞的感性は、相当イタイんではないかい。)
 サンタフェなどの写真描写だけでなく、ロリ系エロマンガなんかも対象になるというのだが、あくまでも実際の人物ではなく、マンガはマンガ、フィクションであり、性嗜好障害をもった人がそれでもって自主規制されるなら、ありだと思う。誰に迷惑がかかるわけではない。性嗜好がそういうベクトルでなく嫌なら見なければいいだけの話である。たぶんロリ系エロマンガを読んだ者が、それに刺激されてリアルでロリ系エロ行為に走ることを「予想」して規制すべきという意見もあるのだろうけど、こうした「二次行動の予想」で規制が始まれば児童ポルノに限らず規制だらけの息苦しい社会になる気がするぞ。既に「二次行動の予想」ではなく現実であっても、その行動自体を取り締まるしかない。
 というワタシも内容によっては非常に違和感を覚えるのも事実。同じ線上にないのかもしれないが、たとえば例の「レイプレイ」というゲームには相当な違和感があり、それは取り締まるべきではないか、という思いはある。矛盾しているか? サンタフェが実写なのにOKに対し、レイプレイはフィクションでゲームなのに取り締まるべき、、、かぁ、、、あれ、これって矛盾か? 問題は、なぜサンタフェはよくて、レイプレイはいけないのか? サンタフェとレイプレイの間の線引きはどこにするのだ? ということだな。

 まあレイプがキーポイントになるのだよな。
 基本的に人としてのモラルってのもあるが、レイプ被害者の精神的苦痛の話を聞いたり想像するにあたりレイプを許容するような内容は許容し難い。よく言われる二次被害ってのも考慮すべきだろう。フィクションといえどもそうした内容のゲームが流通し、愉しむ人がいることをリアルのレイプ被害者にあたえる精神的打撃を想像すると規制すべきではないか、、、、と思うのが、取り敢えずの理由。(「取り敢えずの理由」とした理由はあるんだけどね。きっといろいろなパターンがあるんだろうなぁ。犬好きな人が獣姦の二次被害を訴えるとか……、これを厳密に言い出すと水掛け論的になるので、最後にはレイプが拙いということになるのだろう)
 サンタフェとレイプレイの間の線引きも、リアルの被害者の精神的苦痛を伴う内容により、許容されるかされないか、になるのかもしれない。しかし、あくまでも法的規制ではなく、個々の善によって判断されるべきと思うのだが、現実は難しいのかな。モラルの基準も性的許容も個々によって違うし、なんといっても金のためなら何でもあり、って社会になっちゃてるからな。

 しかしレイプレイをダメとすると、数ある(だろう)殺人シューティングゲームはどうなるのだろう。あれは規制対象にならないのだろうか? (規制しろ、と言いたい訳じゃないうえに個人的にはどちらもやらないのだが、自問として)「レイプ」と「殺人」、いずれもモラルに反すると思う。ゲームでフィクションのレイプをしている人と、ゲームでフィクションの殺人をしている人も同じメンタリティではないのか。
 いずれも、憂さを晴らしになるしフィクションだからいい、って思っているのかもしれないが、上にあげた実際の被害者の精神的苦痛(殺人のほうの実際の被害者は死んでいるので遺族の精神的苦痛かな)を想像すると、やはりやりきれないな。もっとも殺人ゲームをやりながら、レイプレイはダメという人はあまりいないかもしれないな。
 社会規制的にも、レイプレイをダメといい、殺人シューティングゲームはいいということにはならない気がするがどうだろう。きっと殺人シューティングゲームが規制されるという話になったら、今のレイプレイを規制する動きの反発より激しい抵抗が起きる気がする。何が違うんだ??? 

 





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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
ポルノ、レイプレイ、殺人シューティング...、何をどこまで許容して、何をどこまで規制するか、悩ましい問題ですよね。

考える参考線としては、「愚行権」が適切かと思います。バカな行いでも、他人にさえ迷惑をかけなければよいという考え方ですね。民主主義では、この愚行権は基本的人権と関わってきますから、否定しきれないんですね。おぞましいゲームであっても、それがバーチャルである限り、規制できる原理は民主主義の中には見当たらないと私は思っているのですが...。

おぞましい愚行も他者に迷惑さえかけなければよい権利。このような権利には「苦い味」がしますが、それが民主主義の味なんですよね。
愚樵
URL
2009/07/06 16:08
こんばんは!

ええ〜、サンタフェを持ってるだけで罪になるんですか?
そりゃ〜ただごとではないですね!
私はどちらかというと年増のほうがいいんですが・・・(超爆)
だからといって関係ないでは済まないですね。
まあ、こういうものは個人で楽しむ分にはあまり規制すべきでないように思うんですが、存在自体を許せない人(多くの女性)もまた存在する訳でどう線引きするかが難しいです。

このようなものが犯罪の引き金にどの位の割合で影響しているのか、ちゃんとした資料はあるのでしょうか?
それと気になるのが、規制前に自主規制する業界のあり方です。
山谷えり子がそんなに怖いのなら、最初からやるなって感じです(笑)

えちごっぺ
2009/07/06 20:52

愚礁さん、コメありがとう。
貴ブログとの二ヶ所進行はしんどいので、拙ブログで付き合って頂けると幸いです。(もちろん、付き合ってもらえなくても結構なんですけど、笑)
結局本文でも「レイプレイを規制すべき」が、煮え切らないのは、ワタシが高尚な感情で「規制すべき」と言っているのかもしれない、という心理を拭いきれないからだと思います。それでもやはり「規制すべき」と思ってしまったので、もう少し。

>他者に迷惑さえかけなければよい権利

本文の繰り返しになりますが、このゲームの場合、レイプ被害者を他者とします。ゲームの存在が、その他者の「精神的外傷」(トラウマ)に追い打ちをかけるのは「迷惑」を掛けていることにならないだろうか? という観点についてどうでしょう?
やっぱり、これを言い出すと歯止めが利かなくなるかな?

dr.stonefly
2009/07/07 09:10

えちごっぺさん、おはようございます。

>こういうものは個人で楽しむ分にはあまり規制すべきでないように思うんですが、存在自体を許せない人(多くの女性)もまた存在する訳でどう線引きするかが難しいです。

結局ここなんですよね。線引き。
どこで線を引いても、オレ基準、ワタシ基準になっちゃいそうですもんねぇ。

> このようなものが犯罪の引き金にどの位の割合で影響しているのか

これにしても、多数決みたいになっちゃうしなぁ。
多数決で規制を決めちゃっていいのかよ、ってのも思ってしまうわけで、……、結局線引きはできないのかなぁああ?

dr.stonefly
2009/07/07 09:10
人を撃つシューティングは、First Person shooterと呼ばれるジャンルを形成していて、主に外国ゲーム市場の産物なのですよね。つまり、日本では人気が低い。
これを「ゾンビ」にしてしまえば、何の呵責もなくスカッと撃ち殺せる「バイオハザード」になるのですが。

そう。日本は、ゲームの表面的なところをいじることで規制や批判をすり抜けることが「上手い」。それはそれで、一つの表現上の工夫であるのですが……。
問題は、消費者側が開き直っていること。「人間じゃなくてゾンビなんだから、いくら殺してもいいだろ」と。
外国において、銃撃ゲームの愛好家であるならば、自分の嗜好が社会的に歓迎されないことを理解した上で、大人の態度を取ることも可能です。
人生アウト
2009/07/07 14:02
しかし日本においては、「合法ならば何をやってもいい」という“間違った民主主義””権利ばかり主張する”姿勢が常態となりつつある。
レイプゲームについても同様でした。「被害者がいないなら、女性の手足を切断するゲームもOK」。
あーうん。OKだよ。違法じゃない。ただし、「合法的に」バッシングされることも、当然避けられないよね。バッシングも表現の自由なんだし。
人生アウト
2009/07/07 14:02
「悪」の表現より、「善」の表現の自由の方が問題なんじゃないかな?

ところで、私は大河ドラマが嫌い。

大河ドラマだけじゃないけど、「戦い」を美しいとかカッコイイとする表現は問題あると思うし、「悪」の表現よりたちが悪い。

時代劇やヒーロー物もロボットアニメもなんだかなぁ〜(>_<)と思う。

でもそんなこと言い始めたら「表現」なんて本当に出来るのかな?という気もする。


「レイプレイ」に関しては、このゲーム購買層をターゲットに、自分では嫌悪感を感じる内容の商品を開発したとすれば、それは「表現」なのか?と問いたいが、開発者も同じ趣味の人であれば、それは「表現」なのだろうと思う。
すぺーすのいど
2009/07/08 01:27

人生アウトさん

今回のレイプレイは海外の批判から始まったのではなかったっけ? イギリスの議員かな?、、、ググってみるとEquality Nowという団体の抗議書もでてきたけど、これは本部がNYだね。この団体は「女性の人権」に特化された団体なのか、殺人シューテーングゲームに言及しているかどうかは知らない。けど、

>First Person shooterと呼ばれるジャンルを形成していて、主に外国ゲーム市場の産物

おそらくこの外国市場ってのはアメリカじゃないのかな?
やはりワタシの感性では、殺人ゲームがよくてレイプゲームがダメということにはならない。両方共ダメと、言いたいけれど、合理的な言葉はみつからないな。
dr.stonefly
2009/07/08 09:12
やはり、

>「合法ならば何をやってもいい」という“間違った民主主義””権利ばかり主張する”姿勢が常態となりつつある。

この常態が違うんだという「感性」が育つことを望むしかないのかな。
法律による規制が増えれば増えるほど、「合法ならば何をやってもいい」という未成熟な人間が多数を占める社会であることを露呈している。規制以前にダメなものはダメという感性を持てよ、と言いたいな。

dr.stonefly@つづき
2009/07/08 09:12

すぺーすのいどさん

>表現の自由

ってのは一体何を表現するんだろうね。
表現者の表現したい本質、表に現したい表現者そのものの内面。
表現者の本質。
単純に簡単に表す事ができない本質を、なんとか伝わる様に表す。
その言い表すのが困難な本質を如何に表現するのか?
言葉にうるか、絵にするか、音にするか、動きにするか???

だいたいさ、簡単に表現の自由なんていうけど、
そもその表現したい本質があるのか?ないのか?
金のためは、金のためであって、
娯楽は娯楽であって、
「表現の自由」とかいうことじゃない。

と、オイラは思うぞ。

dr.stonefly
2009/07/08 09:12
>殺人シューティングゲームが規制されるという話になったら、今のレイプレイを規制する動きの反発より激しい抵抗が起きる気がする

管理人さんのこの文章読んでいて、ふと思ったんですが違い反発する人が社会的弱者か強者って事かな〜なんて…
「他者に迷惑さえかけなければよい権利」私はこれを免罪符にする事は非常に危険であると思います。
うろこ
URL
2009/07/08 23:08
うろこさん、こんにちは。
もしかして二度目のコメントですか? どうもありがとう。
リンクいただいたエントリー興味深く読まさせていただきました。「レイプレイの規制」が本質的解決にならない、ってのはその通りだと思います。
でも、

>「他者に迷惑さえかけなければよい権利」私はこれを免罪符にする事は非常に危険であると思います。

ワタシもこれは思うんだけど、じゃあどこで線を引けばいいかが解らない。社会が線引きをしだすとそれこそ危険ですよね。愛国を表明するもの以外日本人じゃない、国を愛せないやつはでていけ!! という構図と同じになってしまう。
と、考えていくと、個々の善に期待する以外に、社会的には「他者に迷惑さえかけなければよい権利」になるのかもしれません。
なんとなく腑に落ちないのは、ワタシも同じなのですけどね……。
dr.stonefly
2009/07/09 11:36

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