毒多の戯れ言

アクセスカウンタ

zoom RSS 「表現は生き続ける」…いま戸惑っているあなたへ

<<   作成日時 : 2008/09/06 11:34   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 3

今、親友のひとりが師の死に戸惑っている。

師は何故死んだのか? 
これまで何を共有したのか?
どこですれ違ったのか?
何を解り合えたのか?

師の死でなにを失ったのか?
この空虚はなんなのか?
私にとっての師
私にとっての死
師は何を云いたかったのか?
私はなぜ悲しいんのだろう?

オレはその親友に何もいうことはない。
何も言う事はできない。
でも、ひとことだけ言おう。
師はあなたのなかで生きている。
陳腐かい? でも、やはりそう思うのさ。


このブログでも何度か思索し綴ってきた。
「死」とはなんだろう?
そこに師の死体がある。
それは死体であって死ではない、かもしれない。
物質としての身体の機能停止であって、その身体(物質)を利用して「思索」し「表現」してきた師の精神の死ではない(かもしれない)。それは解らない。でも、師がまだ機能しているときのその身体をつかって「思索」し「表現」してきたことは、あなたが身体の機能をつかって受け止めてきたあなたの精神のなかにある。その師の「表現」があなたと重なり新しい「表現」になる。それはあなただけの「表現」ではなく、師の「表現」にあなたの精神がシンクロしたものなのだ。

と、こんなことを考えていた。

すると、これはあなたと師だけの話ではない、と気づく。
今ここで、師の死に戸惑っているあなたの精神はオレの精神と重なっている。
オレは、師の精神と共にあるあなたの精神とともに何かを表現しようとしている。
では、このあなたと共にあるオレの精神、表現にふれた読者の精神や、そこから生まれる表現はなんだ?
一人ひとりの精神、表現はまた誰か知らない人に受け継がれる。
その名も知らぬ人の表現にあなたの精神が、いや師の精神が含まれている。
無限の広がりを感じないか?
それは、今のこの瞬間のこのちっぽけな表現だけではない。
人類という精神が脈々と息づく、時間。
無数の精神が、無数の表現が広がり、流れて来た歴史を。
人類という生き物が生き続けている波動を。


あなたは言う。
AやBのような醜悪な精神も私にふくまれるの?
哀しいがふくまれるのだろう。
すべての精神があなたとともにあり、オレとともにある。
ただ、それが含まれた事をどう表現するのは、あなたなのだ。
その醜悪な精神を増幅させて表現するのか、改めるのか、赦すのか、殺すのか……
そうしてあなたによってされた表現は、またワタシの精神と重なり新たに表現される。
そしてワタシの表現が誰かの精神と……。

人類という生き物はいきつづける。
そいつは無数の表現の集合体として。
長い歴史を刻みながら。
新しい表現を吐き散らかしながら。


それにしても、人類って奴、そいつは何をしたいのだろうか。
何を求めて彷徨っているのだ。
一体そいつはどこへいこうとしているのか。


オレはただ表現しつづけるだけなのか……
あなたと共に、多くのものとともに


不思議だね。
ただ、不思議だね。
この不思議に身を委ねよか。
そうだね、身を委ねようね。


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(2件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
願い
ひとりひとりの時間がある ...続きを見る
雨のあとには虹をまてばいい
2008/09/08 07:24
国語科教育改造大綱
ブログネタ:先生になるならどの教科の先生? 参加中 本文はここから ...続きを見る
みんななかよく
2008/09/28 11:09

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
死者は生き続ける。
「在り」つづける。
理屈ではない。
気付くかどうか、それだけのこと。

ただし、この浮世の人生は『生者』の時だ。多くの死者によって支えられている、生者のための時間・季節なのだ。
そのことに感謝しよう。
naoko
2008/09/07 05:11
死とは何か? 

時間を共有できなくなること。
共有できなくなるから、悲しい。

でも、新たな時間の共有がなくなったからといって、それまで共有した時間が消えてなくなるわけではない。

だから死者は「在り」続ける。
私が生きている限り。

いなくなった者の言葉が欲しいなら、その人と共有した時間を吟味し、自問しましょう。けれど、答えを無理に求めてはいけません。そんなことをすれば、時間を共有できなくなった悲しみに飲み込まれてしまいます。
愚樵
URL
2008/09/08 05:35
naokoさん、愚礁さん、お二人のコメントに頷きながら野暮なレスはやめておこうと思います。

ただ、
>答えを無理に求めてはいけません。
そうですね、と特に強く思っています。
dr.stonefly
2008/09/08 08:29

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
「表現は生き続ける」…いま戸惑っているあなたへ 毒多の戯れ言/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる