毒多の戯れ言

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zoom RSS 「キャンプ後の思考」…人間の素朴なありかた?

<<   作成日時 : 2008/08/11 14:20   >>

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 先週末2泊3日で子どもが学童保育所のキャンプへ行った。ボクは親として引率。という日記を書こうと考えたのだが、他人の子が行ったありきたりなキャンプ雑感をわざわざブログに載せて誰が読みたいだろう、と思ったからやめて、とりあえずwikiで「キャンプ」を引いてみる。

■以下引用(Aワイルド,B本来的,C超今風,は後付け)■


A(ワイルド) >水場の付近の木々で火を起こし、調理や暖をとり、時にはクマやオオカミなど野生の動物を遠ざけるなどした。雨露をしのぐ目的で天幕を張ることもあれば、その場で得られる材料で屋根を作ったり岩壁の張り出しなど天然の屋根を利用することもある。

(中略)

B(本来的) >現代先進諸国の日常生活と比べれば決して快適とは言いがたいことも多いが、その不自由さの中で工夫したり、
人間の素朴なありかたを実感することが楽しいと感じる人や、それこそがキャンプ本来の楽しみであると感じている人は昔から多い

(中略)

C(超今風)>"キャンプ"と言えば営利施設としてのキャンプ場でのキャンプを指すことが多くなった。整備されたキャンプ場は水道やトイレ、商用電源などが用意され、場所によっては調理器具やテントなどの貸し出しも行っており、初心者や女性でも抵抗なく利用できるようになっている。車で10分程度の近隣にコンビニエンスストアやスーパーがあることも多い。

■以上引用■



 うーん、ボクにはCのような現代風な「キャンプ」に、キャンプというイメージはない。で、今回の学童のキャンプはどうだろう。微妙だな。BとCの間かな。
 行って来たのは岐阜の山奥……、と、いえども……、すれ違うのに苦労する道だが現地まで普通の乗用車でいける。それでも道が細いうえに夜になると真っ暗になり、仕事などで遅れてマイカーでやって来た親が、200mまで近づきながら辿り着くことができず、1時間も迷い山中を彷徨い、不安に襲われるぐらいの山の中。
 看板はないけれど一応キャンプ場という名がついていてバンガローがありトイレもある。バンガローとトイレには裸電球がぶら下がっている。真っ暗ななかでは裸電球も相当明るい。裸電球で足りない灯りは、もってきた電池やらガスカートリッジのおしゃれなランタンでまかなう。テーブルもイスもホームセンターなんかで買って来た使い勝手のいい「製品」を使用。
 スキンガードを体中に振りかけ、これでもかとばかりに蚊取り線香他を燃やしまくり、一旦「大事」があるとウナクールとゲンタシンを塗りまくる。
 テレビもラジオも電波が届かないのだけど、携帯電話は通じる(笑)。ただ、携帯からネットに繋げることのないワタシにとってはほぼ世の情報は遮断される。私的には「情報」は、なくてもいけることを確認できた。オリンピックの結果も、政局も、ほかの事件がわからなくても全く気にならない。ブログにアクセスできないことも気にならない。どころか、帰って来てもブログを開けようという気にもなれなかった。とはいえ一応macを立ち上げ、接続したのだけど……。
 キャンプ場での情報といえば、天の川が濁流となり飛び散った無数の雫のような満天の星でカシオペアから北極星を探し出すこともできず、正確な「北」という情報もわからなかった。もっとも星をたよりに移動する必要もなく不自由さはなかった。
 水道はどこかのわき水から引いていると思われる蛇口があり、簡単な調理場もある。一束100円で薪が売られ、薪拾いなどの不自由さを感じることもなく、ブロック製の竃も用意され、河原から大石を運んでくる手間も無い。用意された調理場で自生のミョウガは酢づけにしたり、その辺の野草を天ぷらにして啄む。渓流に潜ると簡単に見れるアマゴはタモですくうことはできず、子ども達がつかまえたカジカは唐揚げにすることなく帰るときに放流。食い物は都会から持ち込んだ野菜と肉と米を調理しほぼ100%腹を満たした。

 昔遊んでいたワイルドなヤツラとのキャンプ経験から、ボクなんかは、持ち込んだものが品切れになって現地調達が必要になってからがホントのキャンプなのかな、とも思うのだけど、既にブヨやアブに刺されることに自然を感じる余裕はなく、板の間にシュラフで寝ることで身体の節々に痛む。街の毒にすっかり飼いならされている。昔のようなワイルドなキャンプは、今の学童の親にはほぼ100%同意はとれないだろうどころか、たかが2-3日で疲れるほど鈍らになったワタシ自身も自信はない。だいたい本当の飢えに耐えれるのだろうか? ほとんど「飢え」という経験をしたことないワタシが持ち込んだものが切れ、現地調達しなければならなくなったらどうなるのだろう。ミョウガと野草はなんとかなるな。釣りならばアマゴもつる自信はある。カジカもタモですくった実績がある。あと簡単に大量に取れそうなのは、蛾とアブだな。羽根をむしって炒めるか。何日もつかな、やっぱり現地調達はきびしそうだ。

 「人間の素朴なありかた」ってのも一程、街の毒をもちこんで成り立つもので、Aの原始的なキャンプでは感じることも考えることもできないだろう。如何に生物として生きることが大変かを感じ、いや感じることもできず、ただ自然に還るのかもしれない……。もちろん、おっとりと「人間の素朴なあり方」ってなんだろう、なんて全く考えないと思う。

 つまりは、こうしたキャンプの一番のポイントは街に帰る家がある、ということ。「日常」のちょいとした「異化」が、キャンプの効用なんだろう。


 キャンプから家に帰って来て戦争が勃発したとういう情報を知った。
 また難民キャンプができるのだろうか……?
 
 この一年、路上で死んだホームレスを追悼する集会がもうすぐだな……。

 もし難民やホームレスのようにキャンプが「異化」ではなく「日常」になったなら……。
 

 学童のキャンプでこんな事考える大人はいないかもしれないな。
 教えようと提案しても、同意する親はいなさそうだ。
 それほど、この日本の今の「日常」に疑問を感じている親はいないということだ。
 ちょいとした「異化」を楽しむ余裕がある。
 余裕があることさえ疑問をもたない。
 



 少なくともボクは「人間の素朴なあり方」を考えようと思う。
 自分の子どもには伝えようと思っている。



 そうだ、沖縄、泡瀬干潟もキャンプだな。

 http://shark.ti-da.net/e2290930.html
 



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コメント(7件)

内 容 ニックネーム/日時
学童キャンプお疲れ様でした。

うちの学童も8月初めの週末に行ってまいりました。うちは1000メートル近く登るので蚊はほとんどいませんが、蚋にやられる人は毎年居ます。特に大人が多いですね。

高いので毎年現地で「暑つ〜(-_-;)」なんて殆ど思いませんが今年はかなり暑かったですね。

うちのキャンプはBに近いですね。山を下りて町までは30分以上はかかるので、少し気合を入れないと行けません。ラジオは聞けますが、携帯は通じません。

それでも、食材の現地調達はしませんね。
でも、今年はある子が小川でアマゴ?を捕まえて、暫く自慢していましたが、子ども同士で相談して食うことにしたらしく、そういう時の子どもの集中力はスゴイですね、あっという間に囲炉裏に火が熾されて、焼かれて食われました。

OB(子どもも大人も)も複数参加があり、自分の子どもが参加出来なくても、参加する親も居ます。うちの学童で一番盛大に盛り上がるイベントです。
すぺーすのいど
URL
2008/08/11 22:32
すぺーすのいど会長

疲れました。そうですかBですか。それはいい。
うちは、基本的に親の意識がCなんですよね。まあ、子どもたちにそないにハードなキャンプはあり得ないのでしょうが(笑)

なんとなく、格差、ワープア、生活保護破綻、年金破綻、医療制度破綻……、なんて毎日聞かされると、キャンプが日常でサバイバルってのが、近い将来やってきそうな気がしてます。鬱



dr.stonefly
2008/08/12 08:50
私も付き添いで行ってきました。不便さではdr.stonefly氏が行ったキャンプ場に劣る(?)ものの、携帯電話は通じません(一昼夜にわたり俗世から遮断)。しかし、寝るスペースが不足していたので私は自分の車の中で寝ていました(笑)。
学童保育のキャンプに付き添うのは自分の子どもが通所するところを含めて3〜4度目ですが、ワイルドさよりも無事に終わってくれるよう願うだけで精一杯です。
川で取った魚を食ってる子もいましたね。
名古屋っ子の親
2008/08/13 06:11
名古屋っ子の親さん、おつかれさまでした。
基本的にキャンプは、街の子どもたちに「森の中で遊んだり」「渓流で泳いだり」「自炊したり」「友達と小屋で寝たり」「虫をとったり、刺されたり」…を、経験することで十分ですね。無事、大きな怪我もなく、というは必須条件になります。いろいろごたごた考えるのは大人になってからかな(笑)

>川で取った魚を食ってる子もいましたね。
これは素晴らしい。ここまでできればホントによかったと思います。
dr.stonefly
2008/08/13 11:10
こういうキャンプ場で、ドコモとauはつながるのに、ソフトバンクだけ「圏外」だったりするのも、ドコモを持っていると「にや」とする…

は、ともかく、ペルセウス座流星群には、ちょっと早かったですかね。
お疲れ様
2008/08/14 23:15
お疲れ様さま
ソフトバンクもOKでした(笑)

流れ星もいくつも見えましたが、ペルセウス座流星群なんかに遭遇したら、それこと「星降る」って感じになるのでしょうね。みてみたいな。
dr.stonefly
2008/08/15 05:15
あ、「お疲れ様」は私です(^^;)
×第二迷信
2008/08/19 22:08

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