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zoom RSS 「死刑執行員制度」…経験か?想像力が貧困ゆえなのか?

<<   作成日時 : 2007/10/23 17:53   >>

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 過日、子どもが卒園した保育園の園長と話しをいていた。
 その園長は40数年ほどまえの保育園の明瞭期に苦労して運動をしてきた人だ。
 話をするなかで、今では当たり前のようにある「保育園」も、運動により勝ち取ってきた制度だということを知った。
 またこの保育園を母体とする社会福祉法人はその地域の障害者福祉、老人福祉も担おうとする。
 保育園利用者にも毎年、機会があるごとに保育園の歴史は話され、また「子ども」だけでなく「障害者」も「老人」も地域で手を取り合っていきてゆこうと呼び掛ける。でも、最近の保育園では自分の子ども以外の興味は薄い親が増えてきているらしい。
 法人の障害者福祉、老人福祉への働きも理解されない、という。
 少なくない親が、そんなことはやめて、自分の子どもの直接ためになることをやれ、と希望する。
 そんな親は障害者や老人になってみないと解らないのかな、なんて二人で話していた。
 そしてそんな親は保育園に対しても、先達の努力によって制度を勝ち取ってきた事も理解されず、既得権として認識されているらしい。
 これは経験の問題なのか? 想像力の問題なのか? それとも……

 そんなことを考えていると、いきなり思考がぶっとんでしまった。
 ぶっとんだ先は、この国では「死刑」賛成が多数という例の事実である。


 以下妄想………、裁判員制度につづき新法が採決された


〈概略〉死刑執行員制度は、「市民」から無作為に選ばれた死刑執行員が死刑囚と向き合い死刑を行う制度で、国民の司法参加により市民が持つ「他人任せ」や「感情任せ」といったものを死刑執行でリアルにするとともに、死刑に対する国民の経験値の増進とその行為の実感を図ることが目的とされている。(Wikipedia裁判員制度参照)

 日本では死刑と言う名の「国家による殺人」が行われる。
 国家の殺人とは、即ち国家の構成員である国民による殺人である。
 国民であるワタシによる殺人でもある。
 もちろん、国民であるあなたの殺人でもある。
 多くの国民が「殺せ、吊るせ」と殺人者たらんとする。
 死刑執行がなされる度にすべての国民が殺人者となる。
 認識されないままに。

 そう、死刑になるような殺人を犯した犯人は憎い。
 憎いので殺してしまえ!! と自ら殺人者になる。
 でもそれは、憎き殺人者と同じ土俵に失墜すること。
 犯人を引き上げるのではなく、自ら底へ降りて行く。
 多くの人々が望んでそこへ堕ちていく。
 殺人者同士としてそこへ堕ちて行く
 ワタシには堪えられない。
 精神と心を犯人と同じ土俵にたたせて、
 なぜ、人を殺せるといえるのだ。

 殺人をしているという意識の希薄ゆえか。
 経験がないためか、想像力がないためか?
 己の手を下さなければ人を殺していないというのだろうか?
 では、国民の手で直接殺す制度をつくってはどうかな。
 「裁判員制度」ならぬ「死刑執行員制度」である。
 選ばれても拒否はできない。国家による殺人を認めている国なのだから。
 死刑判決がおりるたびに無作為に選ばれる国民。
 もちろん6か月以内にその選ばれた手で殺さなければいけない。
 想像力などなくてもいいよ。
 だって、実際に経験できるのだから。
 普段から「殺せ、吊るせ」と叫んでいる想像力の希薄なあなた、志願でもしたらどうだい。
 




 いかん、妄想に振り回されて気持ちが荒んでいるな。
 
 まさか、自ら望んで死刑執行人に立候補する国民が続出するってことは、、、ないよな。

 ないって言ってくれよ。
 
 
  


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コメント(7件)

内 容 ニックネーム/日時
dr.stoneflyさん

>自分の子ども以外の興味は薄い親が増えてきているらしい。

その通りだと思います。自分あるいは自分の家族以外に無関心な人が多いですね。そんな人は、途上国や戦争をやっている国の人へは思いを寄せられないのでしょう。

『死刑執行員制度』には、思わずこんな制度がいつの間に!?と思って、一生懸命読んで、酷い、と思ったのですが???
ついには、ウィキィまで、のぞきに行ったではありませんか。
いつものdr.stoneflyさんのビックリ!だったのですね。ああ驚いた。

でも、これは「裁判員制度」の先にあるものかもしれません。私も、死刑を支持する人が多いのには不気味なものを感じます。フセインが処刑されたときも当然という世論だったと思います。

自分の手を汚さなければいいというのは、米軍による虐殺を容認しているようなものです。兵士の幾人かは「殺しが快感」と思っているそうですから、怖いです。


非戦
2007/10/24 07:26
非戦さんおはようございます。ビックリさせてごめんなさい。
死刑に関しては、あまりに国民である自分が人を殺しているというリアリティのなさに、苦悩しながら「死刑執行員制度」を提言してみたいと思った訳です。
死刑決定から死刑の日まで死刑囚と向き合い、最後に己の手で殺す。
想像力のない人には経験してもらったらどうでしょう。
けっこうヤケクソです。
dr.stonefly
2007/10/24 08:20
あえて立候補いたしましょうか、執行員を、その時は。それで普遍的な正義が保てるというのなら。それを国民の義務とした明記した立法のために、それを正しいと判断した司法のために、その権限をあえて国民に託した行政のために。「ここまで釘刺しときゃ、まさか反駁してくる奴ァ、いねぇだろう」なんてタカをくくっている世間の良識とやらを大向うにまわして。
さしあたって死刑執行はいかなる方法で行きましょうか、dr.stoneflyさん。いつものstonefly節でパアッ〜とブチ上げて下さいよ。せっかく国民皆兵ならぬ国民皆屠殺人制度を立案されたのであれば、ひとつ方法まで面倒見てくださいよ。包丁なんてどうですか?切る、突く、刎ねる、削ぐ、えぐる、犯行に即した五段階方式なんて。死刑反対論者はヨーロッパに多いみたいですが、ここは東の果ての日本です。何でもカンでも西の端追従なんて、ザンギリ頭と丘蒸気の時代じゃあるまいし、いい加減決別しましょうよ。その時、初めて死刑執行に使用した包丁が「文化包丁」となるのです。
なめなめなめこ汁
2007/11/23 16:05
なめなめなめこ汁さん、はじめまして。
どうも粘っこいハンドルに、粘っこいご意見ですね。
正直言って、このエントリーをあげるとき嫌な予感がしたんです。的中してしまいましたね。
少しまえに「なぜ人を殺してはいけないのか」みたいな命題が議論されたり、宅間のようなメンタリティの人間が出現したときから嫌な予感はしてたのですが……。
しかし、死刑で「普遍的な正義」が保てるってのも、凄いですね。「普遍的」ですか、参りました。
仰るように、世間の誰にでもあるだろう良識、良心、善、人は人を殺してはいけないという本能、に訴えかけたつもりでしたが、あなたに関してはダメでしたね。
どれぐらいの割合か解らないが、あなたのような方がいるということを認識しました。
かといって、ワタシの信念が揺らぐ事にはなりませんが。
dr.stonefly
2007/11/24 08:46
強烈なボディブロー食らいましたね、大丈夫ですか、dr.stoneflyさん?もっとガードを固めなきゃ。。。
ところでdr.stoneflyさんと、なめなめなめなめなめこ汁さんの会話を読んで2つばかりお話したいことあります。
1)「かといって、ワタシの信念が揺らぐ事にはなりませんが。」なんて事書かない方がいいですよ。dr.stoneflyさんの信念が揺らがないってことは誰もが認めるトコロですし、再確認することでもないと思います。逆にこんな風に書いたことによって、汁さん(メンド臭いから大省略)に「あんなこと書くなんて動揺してんじゃないか」なんて勘ぐられちゃいますよ。老婆心ながら。
2)東京裁判にて死刑食らったA級戦犯いましたよね。彼等の死刑執行についても反対なんですか?彼等にも「死刑執行を不義と主張する」権利(人権)を有することを認めるのですか?戦争犯罪者という事実は消えぬまでも、処刑によって贖罪した後の復権を認めるんですか?(復権されなければ、服役後の犯罪人に後ろ指を指すという人権無視行為になってしまいます)
ボクの内部では未だに結論が付けられないです。
めっきり寒くなった電燈行司
2007/11/24 19:54
電灯行司さん、おはようございます。
ご心配ありがとうございます。ワタシのエントリーを幾つか読んでいただいて解ると思うのですが、一つ一つのエントリーは隙だらけの肌感覚、しかも直感に頼る部分が多いので、矢吹丈みたいな腕ぶらりん、ノーガードって感じです。燃え尽きて灰というより、最初から灰かもしれません(爆)。ワタシのコメントで汁さんが、喜ぶなら喜んで頂いてもかまいません。ただ大多数は、人を殺せない、という感覚を持っていると信じています。
「信念が変わることなどない」と書きましたが、個人としても、信念は揺らぎっぱなしで敢えて書いて奮い立たせているのかもしれません。さらに「このブログはダブルスタンダードなのか」などとまじで考え込む有様で皆さんに教えて頂く部分は多いです。
死刑制度に関しては別のエントリー9/24に再掲載した「母子殺人事件より」を読んで頂けると私の考えが解って頂けると思います。
dr.stonefly
2007/11/25 10:59
>処刑によって贖罪した後の復権を認めるんですか?

これは、ちょっと良く解らないのですが、処刑とは死刑のことでしょうか? もしそうであれば、死刑では贖罪にはならない、というのがワタシの感覚です。
dr.stonefly
2007/11/25 11:00

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