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help リーダーに追加 RSS 「改憲を望むメンタリティ」(1)…あるフリーターの場合

<<   作成日時 : 2007/05/15 08:52   >>

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 意識は「軍艦が投入された辺野古の動き」や、「国民投票法案をあっけなく通し闇雲に改憲にむけ突っ走る国会」に向いてイライラしているのだが、実際は身の回りのリアルな生活に振り回される日々がつづく。私的にはささやかでも安定した生活さえ崩れそうな今日このごろ、将来の不安からブログさえ更新できない日々……(爆)、♪生活と〜いう〜、ウスノロを乗りこえて〜♪ などと、鼻で歌ってみてもどこまでも生活はついてまわり、鼻歌がやけに虚しい。
 全体の平和も、私的なリアルな生活も、ホントに別物じゃないわけでどちらも手を抜けないのさ。
 というわけで(?)、今更ながら「『9条を語れ 憲法は今』 クローズアップ現代」(NHK 5.7放映)である。
 見逃し残念な思いをしていたら、大津留公彦さんのブログ2にYouTubeがupしてあったので、観てしまった。もちろんNHKの許可は貰っていない(爆)。
 全体を通して良い番組だったと思う。なかでも衝撃的だったのが、雨宮処凛という元フリーターで元右翼の現32歳の作家が、番組をナビゲートしてフリーターにスポットを当てた部分である。この雨宮処凛という作家は、21歳から4年間の右翼での活動をしていて、「破滅願望」を感じていたという。こうしたメンタリティは初耳であり、こうした視点も加味して改憲派の深層心理を観察し対峙しなければならないとするなら、非常に重い。 
 この番組によると、フリーター、ニートを強いられている若者の一部で九条を変えたいという意識があるというのだ。しかも心底にあるのが「破滅願望」だというのだ。番組であるフリーターの「破滅願望」が紹介された。


 31歳までの10年間12万でバイト(コンビニ)を続けるフリーターAは
 「戦争で名誉的なものを感じながら死ぬ方がまし」と、いった。
 隣に座っていた同年代の若者Bも
 「戦争とか革命とかがないと利権の配置が変わらない」と言う。
 つまり、戦争でもおきないと今の「経済的」に絶望的な状況を変えることはできない。だから戦争がおきて欲しい………、ということなのだ。番組を観ながら直感で、これでは宿題を忘れ先生に叱られるから学校が火事になって欲しいと願う小学生と変わらないではないかと思う。まったく〜!! 九条を変えればいいという若者は、これほど幼いメンタリティなのだろうか?
 と、いったとこで前置きを書いたことを思い出す。あれあれあれ、ワタシのささやかでも安定した生活を守ろうとするメンタリティと、やけくそになり全てリセットしようという絶望した若者のメンタリティ……。もし、このままワタシが金銭的に物質的にささやかな生活を守ることができずに、落下していったら「戦争で全てリセット」なんて思うのかなぁ??(爆)。けっ、思うかよ!! アホか。

 31歳フリーターはさらに語る。
 「軍隊、……雇ってくれればやりたい。フリーターより待遇がよければいいじゃないですか。給料は国が保障してくれるし」
 雨宮はそんな彼らを弁護する。
 「日々の絶望的な生活が彼らにとっては戦場なんです。フリーターが危険な仕事をさせられ死ぬ事もある。それは戦死なんです」

 なんだかなぁ、弁護しすぎじゃないの。たまらないなぁ。
 自己責任なんて言おうとは思わない。ワタシ自身は経済のエゴ・格差社会の犠牲で、ささやかな安定した生活さえ妨げられている青カン、フリーター、プレカリアートと共に闘おうと思ってきた。少しであるが、青カンとは共に闘って来たという自負もある。
 気持ちを共にしたいと思ってきた当該の少なくない若者が、なんの思索も思考もなく、こんな破滅願望を抱いていたなんて……。しかも死なば諸共のような甘えた精神。それ以上に、なぜ現状がこうであり、何を問題にし、誰と闘わなければならないのかも解らない稚拙さ。
 少なくとも青カンのおっさんらにこんな破滅志向はなかったぞ。

 結果的に新自由主義を標榜する政府によって苦しめられて来た若者が、
 己の破滅願望によってその政府がやりたくて仕方がない「九条を変え戦争をする」ことに加担する。
 さらには、またまた政府の目論みのまま、軍人と言う「駒」になりたがる。
 お国のために死ねば、何か自分の『死』に意味が持てるのではないか、という幻想。
 国家は、それを煽って靖国などを舞台に戦争讃歌をする悪循環。
 それに気づかない2重3重の犠牲者。
 自分が国家の犠牲者という発想さえない。
 どこまでも国家に幻想を抱き、騙されても、すがる……挙げ句の果てにアベ壷と心中……。


 「貧乏じゃなきゃ見え難い物があるのよ、それが真理だったりするわけで……」、
 なんて、言ってみても白い目でみられるんだろうねぇ。

 国民投票法案がアホみたいにあっさり通った今、九条とともに平和を守って行きたい者は、こんな破滅志向を口にするまで追い込まれた若者にも解りやすく、納得いくように話しかけて行かなければならない。番組のフリーターに批判めいたエントリーを上げたが、やはり真実を確認しあい連帯しなければならないと感じている。

 けっして望んではいないのだが、長く、ヘビイな闘いの幕は切って落とされてしまった。
 さて、頑張りましょうか、………鬱。

◯九条を護るにあたって、多くの問題が密接に関係しあっていると感じますので、以下の案内を転載させていただきます。



貧乏人集まれ・名古屋行動のページ


6月9日「貧困に反対する」名古屋行動集会

6・9行動・集会スケジュール
(正午ころから炊き出しや演し物あり、別会場、近日決定)

日時 午後1時半〜4時半(開場1時)
場所 名古屋市教育館 8研修室(中区錦3-16-6 ? 961-2541)
地図

   1)お話し 坂 喜代子 女性ユニオンなごや執行委員長
        藤井 克彦 笹島診療所パート職員
        小島 功  わだちコンピューターハウス
   2)休憩(茶菓あり)
   3)アピールタイム 貧困問題に取り組んでいる個人・団体からの報告・アピール

≪主催者≫ 6・9名古屋行動集会実行委員会
中村区則武2の8の13 笹島労働者会館
電話  080-3618-2525
メール nagoya_p_net(at).goo.ne.jp

 ●「ホームレス」の人、派遣・請負労働者、パート・バイト労働者、日雇労働者、生活困窮フリーター、障がい者・病者、シングルマザー、年金・生活保護利用者、外国人労働者等のみんな、生活権を脅かされ人間らしく生きる権利をないがしろにされている社会の現状を告発し、変えていこう。
 ●労働ビックバンと闘い、賃金や労働条件、労働制度の改善をかちとろう。派遣・請負労働者、野宿労働者、日雇労働者等は連帯しよう。
 ●生活保護水準の引き下げに反対し、人間らしい生活ができる所得保障を要求しよう。







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貧乏人集まれ・名古屋行動のページ
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デザイン夜話
2007/05/17 02:31

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コメント(18件)

内 容 ニックネーム/日時
これらのフリーターたちの発言には、ショックを受け、「どうしてそういう考え方になるの? いくら破滅願望をもったにしても、市民革命の方にいけばいいのに」などと思うのですが、アベが喜びそうな方向にいくなんて!こういう若者が大量発生してしまったら、と考えると、雇用も問題も教育の問題も絡んでくるし、、、。
第一次世界大戦の莫大な賠償金に苦しんだドイツ国民が、みずからヒトラーを選んでしまって、破滅の道に進んだように、日本人の破滅願望が自殺、殺人、中韓への差別意識、戦争などへ進むのではないが、と心配でたまりません。
非戦
2007/05/15 10:25
お玉もねえ・・「希望は戦争」の記事を書きかけてたけど・・この青年の気持ちにはどうしても添えそうもなく頓挫しました。この人、論座1月号に「丸山眞男をひっぱたきたい!31歳フリーター、希望は戦争」の記事を書いて、4月号で佐高信や福島みずほや森達也や挙げ句鶴見俊輔までから意見を頂戴しているのを見ると影響力はあったと思うけど、この人に何か伝わったかと言えば、それは無理だったかもしれない・・とお玉は感じてます。で、先日のクローズアップ現代に出演しているので、かなり驚きました。
お玉おばさん
2007/05/15 15:04
非戦さん、
今の日本は、どうしてもヒトラーとナチスドイツを連想させてしまいますね。これが妄想ならばいいのですが、どうも完全に「単なる妄想だ」といいきることができません。
「白バラの祈り」を見たばかりなので憂鬱です。
dr.stonefly
2007/05/15 16:13
お玉さん、コメントありがとうございます。
いつも拝読させていただいてます。
番組のなかで「希望と戦争」が「記事」といっていたのは、「論座」に載ったということだったんですね。ワタシは未読で知りませんでした。教えていただきありがとう。また読んでみます。
ワタシも31歳の彼について、どのように記事にしていいのか悩みました。彼を絶望まで追い込んでいる社会構造を指摘はしたいのですが、彼のメンタリティに添えないというのは、ワタシも同じです。青カンに多くを教えられてきたワタシとしては、人としての決定的な未熟さが見えてしまいます。
今後、本当に憲法を護るためには、彼の人格を全否定するのではなく、なんとか思考を期待し、連帯していかなければならないのでしょう。
大変そうですね。でも頑張りましょう。
dr.stonefly
2007/05/15 16:28
あ〜、え〜、う〜ん、と。
あのー、そのー、なんと言いますか。
この、「31歳フリーター」については、ワタクシ、ちょっとコメントを控えておりまして(笑)
あくまでも一般論として、語らせていただきます。
一般論だからねっ!(←誰に向かって言っているかは、ヒ・ミ・ツ:爆)

雨宮さんは「共感から入るコミュニケーション」を試みているのだと思います。
全否定すると話し合いが始まらないから
あなたの気持ちは分かる、あなたの主張のこの部分には同意できる。
という「共感」から入り
でも、この結論には同意できない。
と、持っていきたい。
持っていきたい、というと、「作戦」みたいだけれど
同じ境遇にいて同じ絶望を感じた経験があるらしい雨宮さんにとっては「本当の気持ちの一部」でもあるんじゃないでしょうか?
あくまでも「一部」だと思うけど。
gegenga
2007/05/15 18:16
(長くてごめんなさい。つづきです)

でもさ、この「共感から入るコミュニケーション」が、うまくいかなかったりするんだよねぇ。
一部じゃなくて、全部認めてもらえないとダメみたいなの。
でも、全部は認められないわけです、どうしても。
すると「全部認めてくれないなら敵だ! 敵のいうことは何一つ聞き入れられない。カメを飼っているのもブルジョアだ!!」となっちゃう。
そして、コミュニケーションは1ミリも先に進まず、徒労感だけが残るんだよね。

と、あくまでも「一般論」を語ってみました(笑)
gegenga
2007/05/15 18:22
ん、なんだ、いつになく饒舌な師匠のコメント。
あれ、なんだ、この一般論的空気は? (45秒経過)
おや、なんだ、カメでブルジョワで全て、あれ (2分30秒経過)
エっ、え〜、まさか、えっ。えぇ〜、嘘だよね。あの時の拗ね坊が、
えッ、エ〜、うそ。
えっ、え〜〜〜、まさか、嘘でしょ。
えっ、エ〜、ワタシがその稚拙さに、とても耐えられなくなって逃避した、あの時の、まさか〜。え、えぇ〜〜〜
(内場君のギャグのようになってるなぁ、と、こんな使い回し内場ギャグ、花の都の師匠にはわからないかも)
dr.stonefly
2007/05/15 21:14
ということであくまでも一般的話題として聞くと、
雨宮さんもシロアリならぬウヨアリに喰われた経験もあり、拗ね坊のメンタリティと共通項もあるかも……、なんてどうでもいいや。

師匠のブログが論座レベルのメジャーなブログだったなんてぇぇぇ〜!!!

あれ、論座なんてめじゃーかよ!!

って一般論に戻って、とりあえず意味不明のコメントをしてしまったワタシを助けると思って当該記事をTBしてもらえると、一般的になるんだけなぁ〜!!!>??(爆)
改憲の壁を乗りこえるサンプルとして、

うーん、護憲の道は厳しい(爆×7)!!
dr.stonefly
2007/05/15 21:15
リクエストにお答えして。
トラックバック、しちゃいましたーっ!!!

>うーん、護憲の道は厳しい(爆×7)!!
かなーり、厳しいですわねぇ。。。。
gegenga
2007/05/15 22:35
こんなことなら、タイトルに目立つ赤色カラーをいれなければよかったな。
TBさせていただきました。
なんか、わたしとも浅からぬ因縁のようで。
戦争を望む経済弱者は、改憲したら損しますよ。軍事が社会に組み込まれるようになったら、正規雇用自衛隊員でなく、安いフリーターは軍事会社から派遣されるのです。国家公務員、自衛隊様に気安くなれると思うのは甘い。
kuroneko
2007/05/15 23:05
gege師匠、kuroneko兄さん
正直にいいます。あの当時は「拗ね坊」をまともに相手にするのが面倒くさく、おもいっきりスルーしてしまいました。まさか、自分でも気づかぬうちに、こんな形で赤木ちゃんを取り上げるとは、夢にも思わず、しかも同一人物だったと全く気づかなかった愚かさ。まさに「周回遅れのトップランナー(爆)」。
笑ってやってください。

>、安いフリーターは軍事会社から派遣されるのです。

うーん、凄過ぎる。
dr.stonefly
2007/05/16 05:41
クローズアップ現代の「『9条を語れ 憲法は今』の紹介ありがとうございました。
>「破滅願望」を感じていたという。こうしたメンタリティは初耳であり、こうした視点も加味して改憲派の深層心理を観察し対峙しなければならないとするなら、非常に重い。> 
この問題意識はマガジン9条で雨宮処凛を知ってからの私の思っている課題でした。
ここを突破しなければ9条は変えられてしまうのかもしれません。
今後ともよろしくお願いします。
大津留公彦
2007/05/16 09:02
はじめまして。
若者の破滅願望というのは、いつの時代も一定存在するものと思います。二十歳前後のエネルギーは、どこか破滅的なものを帯びることがままあり、それは学生運動の時代にも見られたのではないかと。
(私自身、十代の頃はランボオを愛唱しておりました。)

ただ、従来の破滅願望が「外」に向かって放出されたのに対し、件のフリーター氏(とは言え私より年長ですが…)は破滅願望が内向しているように見えます。
本当に破滅を望むなら、仏外人部隊を目指すことも、環境改善を訴えて焼身自殺することもできる。
しかし、ただ「待っている」。

これは、絶対的なエネルギーの欠乏ではないでしょうか。子供の時からただ従順に、真面目に生きてきた結果、怒りを爆発させることもなく、ただ負のオーラを纏って「待ち続ける」。

そして、このようなエネルギー切れを起こしてただ腐っていくばかりの若年層は、相当数存在するのではないかと思います。
人生アウト
2007/05/16 17:03
大津留様、コメント及びいつもTBありがとうございます。
いい番組でしたね。見逃したワタシにはYouTubeをUPしていただき感謝です。続編も書きましたのでよろしく。
dr.stonefly
2007/05/16 18:31
人生アウト様、gege道場でコメントを読まさせていただいているので、まるで「はじめまして」という感じがしません(笑)。
この若者のメンタリティはよくわかりませんね。フリーターというカテゴリでは括れないと思います。
仰るように常に受け身で「待ち続けて」腐っていっているような気もしますし、gege師匠のとこの過去のやりとりをみていると妙に攻撃的でもありますね。ある時期の発達段階がぶっとんだのは間違いなさそうなのですが……。
基本的にはナルシストなのかもしれません。で、一旦裏返ると手のほどこしようがなくなる。
このブログでも2006/04/05に、「個性を煽られる子どもたち」という岩波ブックレットを紹介したのですが、やはり意識が「内へ内へ向かう」ということが書かれてました。そんな子どもたちの類型かもしれません。
こんな若者が多いということになると、憲法9条以前の問題としてこの国は大変そうですね。
dr.stonefly
2007/05/16 18:44
こそこそ。
私も、当時エントリー上げていたのでこそっとTB投げさせていただきました。
拗ね坊ったら、論座に再度掲載されたりもしたのでしょ?
それにテレビ出演もあるなんて、出世してるじゃないですか。
碧猫
2007/05/16 18:49
>個性を煽られる子どもたち
幼少時、ワタクシは「誰とも会話がかみ合わない」自分の個性に悩まされたものですが、小学校に上がって「他人の個性を尊重する」やり方を学んで(担任の先生の力量がすごかった)コミュニケーションを覚えました。他者性を大切にしない限り、自分の身の置き所などあるはずがないと。

意識が内に向かう若者も、話をしていれば良いところが沢山見えてくるのですが。それを本人が気づくには、「他の全ての人にも良いところが沢山ある」ことも同時に自覚しないといけない。
この、自分と他人を並び立たせるという思考法が、苦手な人が多いのではと感じています。

それさえできれば、「自分の環境が苦しいということは、他の人にとっても同じことではないのか」と気づけるように思うのですが……。
人生アウト
2007/05/16 22:20
碧猫兄さん、いやもとい姐さん、TBありがとう。
出世ですね、出世も出世、大出世です。
これですこしは満足して、世の中に希望をもってくれればいいのですが……(爆)


人生アウトさん
こうした話しをお聞きすると、もし教育の後退やら、教育の不備な部分があるとするなら「床の間」や「母乳」ではなく、人生アウトさんの担任だったような教師の育成をすべきだと感じますね。
さらには道徳やらではなく、哲学のような部分、「なぜ人はいるのか」とか「なぜ生きるのか」を考えさせるべきだとワタシは思ってます。
dr.stonefly
2007/05/17 09:17

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