毒多の戯れ言

アクセスカウンタ

zoom RSS 「マイ松葉杖を購入」…受容しなくちゃ

<<   作成日時 : 2007/04/22 13:56   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

 知っている人は知っているのだが、ワタシは左足首靭帯に爆弾を抱えている。一昨年の秋、保育園の運動会・魔のクラス対抗親リレーだ。記憶のなかではワタシはベンジョンソンのように疾走した。薬物に取り憑かれているように疾走していた。と、突然目の前でランナーが転倒した。一瞬のうちに事態を把握し華麗なフットワークで避けようとしたのだが、イメージに現実が追いつかずに華麗に宙を舞い、そして墜落した。見物者はイカロスの様だった、と言ったかどうかは知らないが、ワタシのイメージのなかでは翼の折れたエンジェルだった。肋骨3本と左足首の靭帯が損傷した。3週間のギブス&コルセット&松葉杖という三重苦に耐えることになる。
 三週間がたち、ギプスを外しなんとか三重苦を返上するときに、医者に「靭帯は蘇生しないからもうスポーツはできないよ」と言われた。その後日常生活はまあまあ出来ていたこともあり、さらに都合の悪い事は「聞かない・信じない・忘れる」、という人間の心理三原則により医者の言は記憶は彼方へ旅にでてしまった。
 そして普通の生活をしていた昨夏だ。
 息子の学童のキャンプで三日間山を歩き回り、ついでに私的な渓流釣りをして帰って来た翌朝、朝日が黄色く見えた。ここで2週間の松葉杖生活となる。しかしここまできても「例の三原則」を完全に払拭することができなかったのだ。
 昨夏の痛みを忘れたこの春、中学の頃からの腐れ縁からメールがきた。
 あの頃のクソガキ、今となってはクソオヤジが集まって1泊ゴルフ旅行の同窓会をしようというのだ。
 実はワタシには20年ほどまえ遊びでゴルフをやっていた時期があり、100そこそこのスコアでまわれる位にはなったのだが、寄せ場の支援活動を始めてからきっぱりやめちまった。片方で生きるか死ぬかの青カンの支援をしながら、片方でプチブル的自然破壊でなんとなく鼻に突く余興をする矛盾に耐えられず、やめたのだ。
 寄せ場の支援活動の現場から離れた今でも、ゴルフがプチブル的自然破壊で鼻に突く余興というイメージは変わってないのだが、何十年経っても昔のクソガキがクソガキの記憶を共有して戯れるという楽しい想像に負けて「いくよ」と言ってしまった。このクソオヤジたちは、いわゆる無思想無思考で家父長制の会社人間なのだが、でもやっぱりクソガキの頃からの友人なのだ。

 取り敢えず一度くらいはクラブを握っとこうと「打ちっぱなし」に行く。もちろん左足首靭帯の爆弾ことは忘れてない。昨夏のキャンプの二の舞は踏まぬよう、テーピングで固めて4000円もするスポーツサポーターで左足首を保護して2籠100球を打ってみた。打球も真っすぐ鋭く跳ぶし、足の痛みも感じない。これでそこそこクソガキ老けてクソオヤジたちと戯れることもできるな、と思っていた。
 そして次の朝。あれおかしいなぁ。お日様が黄色く見えるぞ……。痛ッ!! 今度は何週間かな。昨夏より酷くなさそうだから1週間ぐらいかな。どっちにしても、もう駄目だな。受容することにしよう。
 受容記念に「My松葉杖」を買った。9,200円(涙)。
 まあ、いっか。これで心に矛盾として引っかかっている「プチブル的自然破壊で鼻に突く余興」という感覚を押し殺してやらずに済む(苦笑)。

 結局、1泊ゴルフ同窓会を断り、ツレアイさんと息子も別の予定がいれてあったこもあり、自由な2日間ができた。昨日は村上龍の「69」を読み、映画「パッチギ」をDVDで観た。夜はもともと不参加と伝えてあった「学童保育の会議」に急遽出席。今日はメーリングリストで知った「アンニョンさよなら」の上映会に行って来た。
 昨夜の学童の会議中に、クソオヤジたちから携帯に電話があった。再会が楽しく飲んで浮かれて電話をしてきたのだが、会議中ということもありすぐに切った。あとで電話するよ、と言ったが電話はしなかった。
 大枚はたいて「プチブル的自然破壊で鼻に突く余興」をして温泉に入って、飲んで浮かれてバカ話をして麻雀でもして……、あいつらと過すそんな週末が「パッチギ」「学童会議」「アンニョンさよなら」になったわけだ。この落差に微笑みながら一人の午後を暮らしている。

 「アンニョンさよなら」はいい映画だったな。またレポートでも書こうかな。


 
 

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(2件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
必読!日本への警告!:「産業資本的重商主義の終焉」を理解していたヒトラー
「「我が闘争」よりも面白い「ヒトラー第二の書」」の第3弾です。 ...続きを見る
晴耕雨読
2007/04/22 16:27
なんだ,これは!(笑)
 今回はしょっぱなから,腰砕けになった人も多いと思います.たまたま山口に出張で出掛けた知り合いが,山陽新幹線の小郡駅 (あ,今は新山口駅に改竄されたんだな) の新幹線コンコースのキオスクで,携帯カメラでパチリとして送ってくれたものです (あんまり画質が良くないけど我慢して).もう一つ,こういうのもあります(笑) ...続きを見る
Die Weblogtagesschau...
2007/04/26 22:53

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
dr.stoneflyさんに、そんな「痛い」過去があり、今も「痛い」現在があるのですか。完治できればいいのにね。爆弾を抱えている左足。お大事にしてください。
いい時間も過ごされたようで。「パッチギ」も「あんにょんサヨナラ」も私は泣いてしまいました。でも人間の暖かさにも感動した映画でした。
非戦
2007/04/22 19:47
ガハハハハハ、痛い過去というより「痛い人間」なので、この先も思いやられます。年もとったことだし、そろそろ後先みずに突っ走るというのはやめにしないといけませんね。
dr.stonefly
2007/04/23 08:38
「マイ白杖」もついに2本目に突入しましたよ(笑) と言っても,交差点で歩くのが遅いため,文句を言われたのでアルミ製の白杖で運転席側の窓を思いっきり叩いたら砕け散った……という過去がありまして(笑)

……さすがに視覚障害者がもと剣道三段だなんて,思いもしなかっただろーな.(^^;)
kaetzchen
2007/04/26 22:50
kaetzchen様
おかげさまで、なんとか松葉杖なしで歩けるようになりました。
こんな大したことないことでも、受容ことに引っかかるなんて、ホントまだまだですね。
dr.stonefly
2007/04/27 15:40

コメントする help

ニックネーム
本 文
「マイ松葉杖を購入」…受容しなくちゃ 毒多の戯れ言/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる