dr.stoneflyの戯れ言

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help リーダーに追加 RSS 「世界一ウケたい授業?」……“放蕩息子”のパロディでどうだ

<<   作成日時 : 2007/01/19 08:53   >>

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 なにやら「世界一受けたい授業」というTV番組があるらしい。ワタシは見た事もなく、全く知らないのだが、「とりあえず」のluxemburgさんのエントリーで知った。
 前回は武田鉄矢が「かさじぞう」や「桃太郎」などの日本の昔話の一風変わった読み方、意表をつく読み方を披露して悦に入っていたということだ。luxemburgさんは、武田鉄也の意地悪な読み方、また差別を肯定したような読み方を指摘されていて、なるほどなぁと納得した。もちろん、なるほどなぁ、と感じたのはluxemburgさんの指摘の方である。ワタシはもともと武田鉄矢が嫌いで、その武田鉄矢が言ったというだけで反感を持ってしまいそうだが、luxemburgさんは「武田さんも番組スタッフに言わされただけだろう」と弁護されていて実に優しい方なのだ。エントリーを拝読しながら、ワタシは、人間の出来の違いを思い知らされガックリしてしまった。

 ガックリしたまま自らをふり返らず「人間の出来」には蓋をしようと思うのだが……、と、いうことで話はおもいっきり飛ぶ。「とりあえず」さんのエントリーを読みながらあることを思い出した。
 15年以上まえのことである。親が牧師でアニキが牧師で本人もクリスチャンという一人の女友達?がいて、その?が「聖書のある箇所を読み感想を述べよ」と迫ってきたわけだ。その聖書の箇所が「放蕩息子のたとえ(帰郷)」として有名な箇所らしい。そのころは時間を持て余していたうえに若かったのかなぁ、「跳ねっ返り」だった。で、その「放蕩息子のたとえ」のパロディを一晩で書き上げて渡してやった。もしかしたらバリバリのクリスチャンであるその娘に嫌われるかもしれない、と思いドキドキしていたが(ウソ)、実際はバカウケだった。と、いうことを思い出したわけだ。
 と、いうわけでFD(フロッピーディスク)を探したらテキストがでてきたので、載せちゃおう、と思う。
 ただ、パロディということでオリジナルを知らなければ、なんのこっちゃ、と思われるかもしれない(もちろんオリジナルを知っていても、なんのこっちゃ、と思われるかもしれないが…鬱)。オリジナルも載せておこう、知ってる人は飛ばしてもらえばいい。知らない人は後学のためにオリジナルを読んでみてもよいかもしれない。聞いた話しによると、どうもクリスチャンにも不評の箇所である。……ほんまかいな?



オリジナル 「新約聖書:ルカによる福音書15章11−32節」(口語訳)

11 また言われた、「ある人に、ふたりのむすこがあった。
12 ところが、弟が父親に言った、『父よ、あなたの財産のうちでわたしがいただく分をください』。そこで、父はその身代をふたりに分けてやった。
13 それから幾日もたたないうちに、弟は自分のものを全部とりまとめて遠い所へ行き、そこで放蕩に身を持ちくずして財産を使い果たした。
14 何もかも浪費してしまったのち、その地方にひどいききんがあったので、彼は食べることにも窮しはじめた。
15 そこで、その地方のある住民のところに行って身を寄せたところが、その人は彼を畑にやって豚を飼わせた。
16 彼は、豚の食べるいなご豆で腹を満たしたいと思うほどであったが、何もくれる人はなかった。
17 そこで彼は本心に立ちかえって言った『父のところには食物のあり余っている雇人が大ぜいいるのに、わたしはここで飢えて死のうとしている。
18 立って、父のところへ帰って、こう言おう、父よ、わたしは天に対しても、あなたにむかっても、罪を犯しました。
19 もう、あなたのむすこと呼ばれる資格はありません。ぞうぞ、雇人のひとり同様にしてください』。
20 そこで立って、父のところへ出かけた。まだ遠く離れていたのに、父は彼をみとめ、哀れに思って走り寄り、その首をだいて接吻した。
21 むすこは父に言った、『父よ、わたしは天に対しても、あなたにむかっても、罪を犯しました。もうあなたの息子と呼ばれる資格はありません』。
22 しかし父は僕たちに言いつけた、『さあ、早く、最上の着物を出してきてこの子に着せ、指輪を手にはめ、はきものを足にはかせなさい。
23 また、肥えた子牛を引いてきてほふりなさい。食べて楽しもうではないか。
24 このむすこが死んでいたのに生き返り、いなくなっていたのに見つかったのだから』。それから祝宴がはじまった。
25 ところが、兄は畑にいたが、帰ってきて家に近づくと、音楽や踊りの音が聞こえたので、
26 ひとりの僕を呼んで、『いったい、これは何事なのか』と尋ねた。
27 僕は答えた、『あなたのご兄弟がお帰りになりました。無事に迎えたというので、父上が肥えた子牛をほふらせなさったのです』。
28 兄はおこって家にはいろうとしなかったので、父が出てきてなだめると、
29 兄は父にむかって言った、『わたしは何か年もあなたに仕えて、一度でもあなたの言いつけにそむいたことはなかったのに、友だちと楽しむために子やぎ一匹も下さったことはありません。
30 それだのに、遊女どもと一緒になって、あなたの身代を食いつぶしたこのあなたの子が帰ってくると、そのために肥えた子牛をほふりなさいました』。
31 すると父は言った、『子よ、あなたはいつもわたしと一緒にいるし、またわたしのものは全部あなたのものだ。
32 しかし、このあなたの弟は、死んでいたのに生き返り、いなくなっていたのに見つかったのだから、喜び祝うのはあたりまえである』」。




「stoneflyによる福音書15章11節-3?節」 口語訳

11また「この話は、金持ちかまたは、金持ちに共感できる中流階級(意識のある)の人への話で、分与される財産が借金だけの家または、金に全く価値感を持っていない人、金は所詮金と思っている人、には理解できないかもしれない」とされた後、言った。「ある人に、ふたりのむすこがあった。
12ところが、弟は父親に言った。『私はたまたま財産家のあなたの子にうまれ受け継ぐ財産が沢山あり、早くそれを使いたいので、今すぐわたしの相続分を下さい』。そこで、父は弟が身を持ち崩すことがわかっていたが、その身代を兄と弟のふたりに分けてやった。
13それから幾日もたたないうちに、弟は自分のものを全部とりまとめて遠い所へいき、そこで、父の思惑どおりに身を持ち崩して財産を使い果たした。
14何もかも浪費してしまったのち、その地方にひどいききんがあったので、勿論ききんがなくても同じことなのだが、彼は食べることにも窮しはじめた。
15そこで、その地方のある住民のところに行って身を寄せたところが、その人は彼を畑にやって豚を飼わせた。つまり仕事まで世話したのであった。
16彼は、豚の食べるいなご豆で腹を満たしたいと思うほどであった。が、実際にいなご豆を口にすることはなく、ここにおいても何もしようとしなかったので、それ故かどうかは定かではないが兎に角、何もくれる人はいなかった。
17そこで彼は金持ちのボンボンの甘さという本性に立ちかえって言った、『父のところには食物のありあまっている雇人が大勢いるのに、わたしはここで飢えて死のうとしている。
18立って父のところへ帰ってこう言おう、わたしは天に対いしても、あなたにむかっても罪を犯しました。
19もう、あなたにむかってむすこと呼ばれる資格はありません。どうぞ雇人のひとり同様にしてください』。と雇人が働いて食物を手にいれていることや、自分の金を使ってかってに身を持ち崩したことを罪とも言えないようなことを罪と規定して許しを得ようという画策し、労せず食を得ようとしていること、また雇人のひとり同様にしてくださいなどと雇人を差別していること、もしくは雇人を父の所有物だと思っていること等に気付かないまま
20立って、まだ遠い道程を歩く力は充分残っているけど養豚と畑仕事を放棄し、父のところへ出かけた。まだ遠く離れていたのに、父は彼をみとめ、哀れに思って走り寄り、その首をだいて接吻した。
21むすこは父に言った、「父よ、わたしは天に対しても、あなたにむかっても、罪を犯しました。もうあなたのむすこと呼ばれる資格はありません」。と、やはり帰ってくる道中何も考えず、自分を振り返ることもなかったのか、以前考えたことをそのまま口にした。
22しかし父は僕たちに言い付けた、『さあ、早く、最上の着物を出してきてこの子に着せ、指輸を手にはめ、はきものを足にはかせなさい。
23また、こえた子牛を引いてきてほふりなさい。食べて楽しもうではないか。このむすこが死んでいたのに生き返り、いなくなっていたのに見付かったのだから』。と金持ちのステイタスである、最上の着物と指輪をむすこにあたえ、この後兄がいじけることがわかっていて、よって父は兄に知らせることなく、祝宴を始めた。
25ところが兄は畑にいたが、帰ってきて家に近付くと、音楽や踊りの音が聞こえたので、
26ひとりの僕を呼んで、『いったい、これは何事なのか』と尋ねた。
27この僕は、弟の行動に対し何も感じないのか、または精神的に解放されているのか、それとも脇役を自認しているのか、怒りを伴わず答えた、『あなたのご兄弟がお帰りになりました。無事に迎えたというので、父上が肥えた子牛をほふらせなさったのです』。
28父の思惑どおり、案の定兄はおこって家にはいろうとしなかったので、父が出てきてなだめると、
29兄は父にむかって言った、『わたしは何か年もあなたに仕えて、一度もあなたも言のいいつけにそむいたことがなかったのに、友だちと楽しむために子やぎ1匹も下さったことはありません。
30それだのに、遊女どもと一緒になって、あなたの身代を食いつぶしたこのあなたの子が帰ってくると、そのために肥えた子牛をほふりなさいました』。とここでも自分の意見を言わず事実を羅列することしかなかった。さらには自分に与えられた身代を自由につかえない自分、親のいいつけに背きたくても背けない自分、遊女と一綻になって遊びたくてもできない自分に対するジレソマ、また個々の女が何故、遊女にならなければならなかったかということ考えず「遊女ども」と言ってしまう事、つまりはそんな弟を実は羨ましいと思っている深層、等々を意識せずに言った。
31すると父は言った、『子よ、あなたはいつもわたしと一緒にいるし、またわたしのものは全部あなたのものなのだ。
32しかし、このあなたの弟は、死んでいたのに生き返り、(ここで言う死んでいたというのは、話の流れからも分かるように比喩である。ゾソビかイエスでない限り死人から生き返るのは困難そうである。ただ比喩であっても生き返ったとは云い難いと思うのだが・…・・)いなくなっていたのに見つかったのだから、祝うのは当たりまえである。(めでたい事:祝宴があたりまえ、という感覚はどうかと思うのだが…)』、と弟をだしに使って兄を教育しようとした。
3?が、しかし解放という観念さえない兄が自分を振り返りこの後、この父のこの教育方法により解放に至ったか否かは定かではない。
3?また、だしに使われた弟はボンボン特有の甘さから脱皮できることもなく、せいぜい使う金がないので、浪費できなくなったくらいであろうと想像される。


 なんだかなぁ、もしかしたら武田鉄也っぽいかなぁ? しかもパロディじゃないし。今書けば、もっと違うものになるような気がする。若かったのかなぁ。いまならこんなに冷たい言い方しないのに。きっともっと兄にも弟にも父にも優しく書いてあげられるのに、ってほんとかなぁ? まあ、今でもこんなもんかも……、気分次第だな(爆)

 と、こんなエントリーを挙げて、クリスチャンである読者の方に愛想つかされないかとドキドキしている(ホント)。じゃぁエントリーしなきゃいいのに、と思うのだが、こうした自爆行為はワタシの衝動にいつもついてまわる。ベースがチャレンジャーなのだ。今更まっとうな生き方なんてできやしない。どうか笑って見逃してほしい。

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お玉おばさんでもわかる政治のお話
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世界一受けたくない授業
 毎週土曜日のゴールデンタイムに日本テレビで「世界一受けたい授業」というテレビ番組をやっている。内容は数学、脳科学などその道の専門家が順にそれぞれ15分ほど出演して、意表をつく内容で我々の常識を覆し、楽しませてくれる教養・バラエティー番組だ。それに先日俳優・歌手の武田鉄矢さんが出演され、日本の昔話にはこういう読み方もある、という内容で、かさじぞう、桃太郎などを例に挙げて講義していた。  武田さんは、多面的な見方が重要として、立方体の見取り図(ネッカーキューブ)をあげて二通りに見えることを説明し... ...続きを見る
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内 容 ニックネーム/日時
お〜!芥川龍之介が絶賛したとも言われるルカ伝のこの箇所ですけど。
え〜っとなんと言っていいのか。
でもこの話しの最大のポイントというか教訓って家出していた「弟」が帰ってきたことを知った「兄」の対応だと思います。
私も実は知らず知らずのうちにこの「兄」のような人間になっているんではないか・・
そこに落とし穴があるんじゃないかって・・
ごめんなさい。ちょっと的外れなコメントになってしまいましたが。
そまん
2007/01/19 22:29
本文での紹介並びに過分なお褒めの言葉をいただいて恐縮です。いや、実は武田鉄矢さん、よく知らなかっただけなんです。金八先生が、一応教室では弱者である生徒の立場に立っていたのでそういうイメージがあっただけで。
 ルカ伝の話は冷たくないですよぉ。兄はその自分の醜さに悩み続けるでしょうし、弟はそんな調子でしょう。でも愛し続けなければならない。そのことが試されている、というstoneflyさんの愛が表現されている気がします。
luxemburg
2007/01/19 23:27
そまんさん、おはようございます。
そうなんですか、芥川が絶賛したんですか?びっくりです、知りませんでした。
やはりポイントは弟が帰郷したあとの「兄」なんですよね。今ならわかります。が、15年前はわからなかったようです。確かに、人は、ついつい「兄」のような心境になることが多そうですね。ワタシも自戒しなければならないと思ってます。
dr.stonefly
2007/01/20 08:28
luxemburgさん、ご訪問ありがとうございます。
ああ、また気づかなかったことを教えられました。
「愛し続けなければならない。そのことが試されている、」
そうだ。そうなんだと、目から鱗です。
やはり、「人間の出来が……」!! ワタシももう少し大きな器になるよう努力しなければならないです。
dr.stonefly
2007/01/20 08:32

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