毒多の戯れ言

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zoom RSS 「マスコミはマスゴミか?」(2)……マスゴミと言う前にやること!!

<<   作成日時 : 2006/10/24 05:50   >>

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 平良夏芽は笑いながら言った「泣いてないで取材してください」と。
 辺野古での非暴力の闘いでも、やはり最前線にへばりつき事実を知り報道しようとしている記者がいるらしい。政府発表の机上の事実だけでなく、最前線にずっとへばりつき多面的な事実を見て感じてきた記者だ。
 平良と仲間たちによる体も精神もボロボロに傷ついた非暴力の闘いにより、9/2に工事が止まった。歓声も束の間に10月にはより強固な基地案が発表される。平良と仲間たちも30分だけ沈黙し泣き崩れたという。その後、記者は平良夏芽に電話取材した。ところが電話のかけてきた記者は、泣き崩れて質問ができない。政府の机上の発表では絶対知り得ない「肌に染み付いた」事実(側面)を知っているからだ。感極まって、言葉を発することができなかった記者に平良夏芽が言ったのが、冒頭の言葉だった。

 この話を聞いてどう思うか。もしかしたら、そんな運動側に擦り寄った記者の記事など信用できない、と思う人がいるかもしれない。また公平な報道ができるのか疑問に思う人がいるかもしれない。
 ワタシはそうは思わない。机上で得られる一方的な政府発表など、ほんのひとつの、しかも操作された怪しい側面でしかないのだ。(1)で書いたホームレスがいる現場に出向く記者、またこの辺野古の最前線に張り付く記者など、より多くの事実(側面)を知ろうとする記者は、根本的に報道に対する姿勢が素晴らしいと思うのだ。では、そうした記者が、運動べったりの偏った記事を書くかといえば決してそうではなかった。運動側からすると物足りないくらいなのだ。でもそれが公平性なのかもしれない。物事の多面性をふまえ、知ろうと努力し、その上で書く記事は、より多くの人に対する説得力が違うのではないのか。机上で得られる政府発表だけをそのまま記事にする記者の方を、どうして信用できると言うのだ。

 多くのマスコミは、一つの事実の多くの側面を見ようとしない、また意図的に見せようとしない。そんな悠長な取材が許されないのかもしれない。もともと権力に擦り寄ることが「会社」の方針であり、それに逆らう社員である記者は日の目を見ないという現実があるのかもしれない。
 本当に堕落しきった記者もいるかもしれないし、歯ぎしりしながら生活のために会社の方針に従うという記者もいるかもしれない。でもここに紹介したように自ら使命を背負い、反骨精神をもった真の記者もやっぱり存在するのだ。
 平良夏芽は言った。
 「堕落しきったマスコミと言われてますが、こうした真の記者は必ずいます。でもそんな記者は会社のなかでは非常に危うい位置にいます。それでも屈せずに報道しています。そんな記者がいい記事を書いたときは褒めてください。電話で褒めるのはいけません。形が残るものFAXでもメールでもいい、会社に訴えれるよう、形が残るもので褒めてください。会社の方針に逆らう真の記者を、読者(視聴者)が守ってください。多くの声がその会社に届けば、会社も制裁することができず、その記者は、いい仕事を続けることができるでしょう」

 そうなんだ。多面的な事実を書く素晴らしい記者は社内で闘っていたんだ。これは目から鱗だった。記者は、いい記事(番組)を書くのが当たり前ではなかったのだ。会社と闘わなければいい記事(番組)を書けなかったんだ。平良のこの話をきいて、(1)で書いたN-TVのBさんのことが今更ながら悔やまれた。
 ワタシはBさんを守るために闘わなければならなかったのだ。
 でも、これはワタシだけでなく多くの人の盲点になっているのではないか?

 ワタシたちも「マスゴミ」と安易に言うまえに、やらなければならないことがあるのではないか。

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内 容 ニックネーム/日時
マスゴミと記者を非難したり、ほめたりする人は、どうすればいいか、dr.stoneflyさんの前回と今回の記事を読めばいいと思いました。「ホームレス支援」や「辺野古」の取材の体験談をお聞きすると、私達は、どうマスゴミの記事を読みとり、記者に接するか、記事や記者をほめる大切さ、などがわかりますね。どんな記者が、きちんとした公平な記事を書いてくれるか、ということも。そのときだけ、突然来て写真とって、記事にしたのには、間違いがある、という経験が私にもあります。ある講演で、その講演を妨害した若者達から、講演者を守ろうとした若者達を、妨害者として、写真で顔がはっきり分かるように報道されたのです。それを見て、本人達は、怒っていました。だから、記事も写真も疑ってかかる必要があります。藤田社長の告発が、記事で大きく出ないなんて、今後の政権のやりたい放題をマスゴミは許しますよ、と自らマスゴミ宣言しているようなもんではないですか。
良心的な記者が、左遷されたり、辞めたりするのを防ぐようにするには、やはり、読者、視聴者がほめる、反応する、応援する、ということが大切ですね。
非戦
2006/10/24 08:21
こんいちは、確かに中には良心的な方は何処の世界にも居ると思います。でも、圧倒的に多勢に無勢な感は否めません。
藤田氏の訴えを、危機感を持って取り上げようとしないマスメディアにはかなり失望しています。”ウラ”が取れないでは言い訳になりません。この事件は昨年からのもので、路頭に迷った方が、あれほど居て、再び、被害に合うかもしれない方達が出ようかとしている時にです。
私も良い記者は支持します。
いつも、記事は多角的に見る目を養いたいと思っていますが、情報操作されていると難しいものがありますね。正直者が報われる社会で有って欲しいのですが・・
una
2006/10/24 11:37
非戦さん、コメントありがとう。
マスコミと市民運動はきってもきれない関係ですよね。「諸刃の剣」的な部分があると思います。今のようにネット環境が整ってなかった昔は、マスコミしか広範囲に情報を広められる手段はありませんでした。よってマスコミと積極的に関わることになるのですが、ワタシは、基本的にマスコミは敵だと思っていました。かろうじて数名の真の報道人に出会ったのですが、平良夏芽の言葉にはきづきませんでした。未熟です。
もう少し思索を深めたいと思ってます。
dr.stonefly
2006/10/24 17:46
unaさん、こんばんは。
良心的な記者というよりは、共闘できる報道人というイメージです。多勢に無勢なのは市民運動の常です。市民運動なんぞやるニンゲンも、真の報道人であろうとするニンゲンもマイノリティでしょう。やはり連帯していかなければならないと思ってます。
ひとつの報道が意味するもの、意図などは、本当に感性を養わないと見抜けませんね。でも数多いブロガーのなかには、鋭い洞察力を持った方は多くいます。ワタシも巡回するブロガーやコメントする人に教えられることは多いです。
dr.stonefly
2006/10/24 17:59
>そんな記者がいい記事を書いたときは褒めてください。電話で褒めるのはいけません。形が残るものFAXでもメールでもいい、会社に訴えれるよう、形が残るもので褒めてください。

この間の空回りしちまった毎日新聞へのメールも、この視点からすると少しは役に立ったかも、と、自分で自分を慰めてみる・・・。
gegenga
2006/10/24 19:35
記者クラブで政府や警察からもらった情報をそのまま記事にするのは、ただの広報、お先棒担ぎ、提灯持ちですね。
企画を出してもそういう記事は他で書けといわれるうちに、やる気がなくなっていくそうです。
ヘリオトロープ
2006/10/25 00:13
師匠、大丈夫です。なんといっても師匠のお言葉です。
担当記者もおおいに自慢していると思います。
dr.stonefly
2006/10/25 08:48
ヘリオトロープさん、おはようございます。
う〜ん、現実ですね。現実を知らないから書けた記事かもしれません。
でも、やはり稀かもしれませんが、使命を果たそうとする報道人に出会ったのも事実です。そういう報道人がいる限り共闘できたらなぁ、と思っています。
dr.stonefly
2006/10/25 08:51
今日11月9日、平良さんから、「知事選は厳しい、奇跡が起きれば、、」などというメールをもらいました。心配していたけど、それほどまでとは。朝日新聞が7日と8日に、基地と沖縄選のことで記事を書いていますね。あまりにもひどい記事なので、メールをしました。それを転載します。
「「基地と選択 沖縄知事選」は、目もあてられません。あれで、公平な記事を書いていると思っておられるのでしょうか。糸数批判ですね。8日のは、アメリカ支局?の記者や米軍の話を引用するような形で、読者を説得しようとしているのか、「糸数氏が当選すれば、、、ブッシュ政権が困るという見方は
正しくない。困るのは、沖縄県民だ」!なんて、沖縄の人に糸数さんを選ぶな、という意図がみえみえです。ひどい!!また、グアム移転問題など、裏が明らかになっているのに、また日米政府の言うままのことを書くのですか。政府広報に成り下がっています。」
教育基本法改正を粉砕して、政府の調子乗りを抑えるのが、本土にいて、沖縄選を応援する一つの手段かな、と思います。
非戦
2006/11/09 12:17
上の平良さんの言葉ですが、もっと力強い言葉でした。厳しいけど、頑張っておられます。無断で引用だけど、いいですよね。
「知事選に向けてみんな必至ですが、状況はかなり厳しいようです。しかし、奇跡を起こさなければなりません。最後の最後まで頑張ります。応援していて下さい。よろしくお願いします。」という「頑張ります」宣言です。糸数さん当選信じていますよ。
非戦
2006/11/09 19:03
前にも書いたかもしれませんが、沖縄知事選は沖縄だけの問題ではなく、ワタシたちに課せられた試金石ですよね。
基地だけでなく、経済的にも沖縄を捨て石にしてはいけない。
とにかく最後の応援頑張りましょう。
dr.stonefly
2006/11/10 08:27
トラバを二つ送ってしまいました。片方削除して下さい。
メロディ
2006/11/13 22:45

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