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help リーダーに追加 RSS 「市民運動としての闘い」…それぞれの立ち位置と力量で

<<   作成日時 : 2006/09/29 02:25   >>

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♪なぜ〜、こんな時代にがんばれぇないのか〜 何故〜、こんな時代にぃ、闘えないのかぁ〜っ♪
 ここのとこ、ワタシは記事やコメントで「連帯」「共闘」「闘う」などと連呼している。実はこのブログを訪れてくれる読者にも「?」と思われている言葉かもしれないと想像し、自己嫌悪に陥っている。旧知の平良夏芽の逮捕などあったから、ワタシ自身の過去を忘れ「不当逮捕から分断へ」など、なんとなく活動家のような言い回しの記事を書いてしまった。本音を吐けば「何を偉そうに言っているんだ」と自戒し、相当凹んでいる。
 そも、ワタシは「市民運動」から尾をまいて逃げた負け犬なのだ。しかも軟弱なメンタリティと分かってしまった自分自身がトラウマとなり、もうそうした運動にも積極的に関わらないと心に決めていた。たぶん華氏さんのいうとこの「いくじなし宣言」ですらなく本物の「イクジナシ」だった。

 もう何度も書いたからいまさら特に隠すこともないだろう。ワタシは青カン(ホームレス)支援に10年ほど関わってきた。青カンは体制からだけでなく社会のほとんどの者から、「いらない者」「存在が鬱陶しいもの」「ゴミ」と認識されてきたから、「市民運動」としてどんな活動をしても「勝つ」ことはなかった。どこまでいっても負けだらけの「運動」だった。もちろんワタシのなかでも、自己満足としても納得することは一つもなかった。そんな運動に関わり始めたワタシは、それまでの友人たちとも、距離をおいた付き合いしかできなくなった。ただ、同じベクトルの感性をもった新しい同志と出会えたことが嬉しかった。
 それでもその世界は、深入りすればするほど甘い世界ではなかった。そこには活動家もいて、何かものを言えば、「『支援』は金だけだしときゃいい」とか、「おまえら支援は所詮ダブルスタンダード」(=自分の生活そのものと、青カン支援の現場で喋る言葉のギャップ)、はては「(青カンの現場で)思想と現実の生活がはなれていて不幸だ」と言われた。悔しさだけで昂ったけど、ある面そうなのだ。いや、その時は言い返したが、なんとなく空しさを感じていた。たしかに活動家の言う通りかもしれないと思ったのだ。悔しかった。それから若かったワタシたちは、兎に角突っ走った。誰にも何も言わせたくなかった。冗談じゃない、フザケルなと拳をにぎり走った。何も言わせまいと行動した。朝がくるまで走り回ったことも何日もあった。街にあふれる差別者には全て吊るし上げた。役人、救急隊、教師、通行人、医師、シノギ……ただ、ポリコだけには吊るし上げられたのだ。
 そして消耗した。ワタシたちの運動は行き詰まり、ついに「同志」と思っていたものともすれ違った。ワタシはそこから逃げた。逃げたことがまたトラウマになり苦悩することになる。ワタシにとっては完璧な敗北である。……、それから物事を雲の上から見ようと決めたはずだった。

 ときが経つと、雲の上から社会を見れない自分であることを知った。やはり黙ってられない。
 わかってほしいことがある。
 ワタシは、つい癖で「連帯」とか「共闘」とか「闘う」などと書いてしまうが、
「連帯」とは「手をとり合って」ということだし、
「共闘」とは「みんないっしょに」で
「闘う」とは「できるところで、できることを」
 と思っている。

 平良夏芽の件で、さんざん呼びかけといて何なんだが、「逮捕」されるような体を張った「派手」な活動は、平良夏芽のような活動家に任せておけばいい。釈放されたから言うが、そんな派手な運動がなんぼのもんじゃい!! と、思っている。(夏芽さん、ごめんね)
 今のワタシは、それぞれが出来るところで出来る範囲ですることが、「闘い」だと思っていて、ブログで意見を言うのも「闘う」だし、署名をするのも、当然「闘う」であり、集会やデモに参加するのも「闘う」なのだ。もっといえば「何かがおかしいと思い、考えて生活する」だけで「闘って」いると思う。さらには、それぞれが「抑圧されている」と感じていること、「おかしい」と思っていることを確認しあうだけで「共闘」であるし、例えばブログで署名を呼びかけて、応えれば「共闘している」と言えるのではないか。

 UTSのブロガーは、それぞれがそれぞれの立ち位置でそれぞれの方法で「闘う」ことを表明しているし、拙ブログにコメントをくれるlife is beautifulさんは職場で障害者とともに闘っているし、(鼻で笑われるかもしないが)ダメオヤジさんは生活のなかで闘っている。障害児K君を育て育てられるtomokoさんは生活そのものが「闘い」だし、「違うよ」と言われるかもしれないがアットランダムさんのように戦後60年を語り継ぐのも「闘い」ではないのだろうか。また村野瀬玲奈さんからコメントを貰うことでブロガーはどれだけ力を貰っているかわからない。saraさんをはじめ保育現場で「闘う」親はたくさんいるし、hana-usagiさんやトムソーヤさんのように保育の職場で「闘って」いる人もいる。全ては紹介できないが、ワタシにとってコメントやTB頂ける皆に勇気づけられる、それが「連帯」であり「共闘」だと思っていて、本当に感謝している。
 こんなかたちで連帯して共闘することも、全てを含めて「市民運動」というのではないのか。

 ワタシが踏んだ「失敗」を誰にもしてほしくはない。
 ワタシたちは活動家ではない。「生活」をしている市民としての「運動」なのだ。自らが潰れるような無理はしないでほしい。そして、それぞれの立ち位置や力量を認め合ってほしい。
 これから「市民運動」など縁もゆかりもなかった市民(例えば保育園の親のように)が、体を張って闘わなければならない時代になるだろう。
それでも決して無理はしてほしくない、運動が行き詰まりしんどくなってくると、まわりに不満がでてくることも多々あると思う。例えば「保育園民営化」に反対して「闘って」いても、誰某が積極的ではないなどと、仲間同士で誰かを攻撃することはしないでほしい。また運動の方針が違っても「反目」すべきでない。それこそがやつらが望む「分断」に繋がるのだから。

 「市民運動」では、ひとりでも多くのものと連なりあい、皆が住みよい社会をつくることが目的なのだから、その「市民運動」が原因で誰かが潰れたり、反目しあえば、それこそ何をしているのかわからなくなってしまう。
 
 

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コメント(13件)

内 容 ニックネーム/日時
 リンクなど入れていただき、恐縮しています。小心者が火の粉をよけつつ暮らしているだけなのですが。ただ、何かを得るには手を伸ばして声をあげなければいけないのだということは、この生活から学びました。いろいろな人と語り、関わることは大切ですね。
tomoko
2006/09/29 12:28
素晴らしいエントリーをトラックバックしてくださって、ありがとうございます。

イクジもなければ知恵もない私にできる「闘い」といえば、きっと「笑わせる」ことですね!
閉塞した空気を笑いで突き破れる、そんな人間になりたいです。
gegenga
2006/09/29 15:48
tomokoさん、いつもK君とそして弟君との「共闘」(笑)、じっくり読まさせて頂いてます。そして力をもらってます。
>何かを得るには手を伸ばして声をあげなければいけないのだ
同じ言葉でも、ワタシが言うのとでは、白鳥丸ごと1羽と羽毛1本ほど言葉の重みが違うと感じてます。
前から貴ブログは皆に紹介したいと思っていました。今回それができてよかったと思ってます。
dr.stonefly
2006/09/29 18:01
getgengaさん、イエイ。訪問ありがとう。
ご存知のように、ホントはワタシも全てを笑い飛ばしたいと思っているんです。心底、なにもかも笑い飛ばせたらどんなにすっきりするのだろうってね。そろそろまたギャグで埋め尽くされた、エントリーをしたくなってきた。
また「かめ?」に笑いに行きます。よろしく哀愁。
dr.stonefly
2006/09/29 18:05
確かコメントさせて戴くのは初めてだと思います.力みすぎて潰れてしまったらなんにもならない,ということですね.趣旨は少し違うかもしれませんが,少しは似ている(と私が思った)記事をTBさせて戴きました.
アルバイシンの丘
2006/09/29 18:31
アルバイシンの丘さん、コメント、TBありがとうございます。
TB頂いた記事は、論理的ですばらしい記事ですね。隙だらけのワタシのエントリーを補完して頂いてるみたいです。みなさんにお勧めです。
dr.stonefly
2006/09/30 00:02
さんせ〜い!!でございます。私達はできればノンビリ・コッソリ暮らしていたいと思っても、何かの運動(それこそ保育園民営化反対でもリハビリ日数制限撤廃要求でも何でも)に否応なくかかわるはめに陥ったりします。そしてその時に「勇ましくなければいけない」という価値観で自分を締め上げ、結局疲れ果ててしまったりします。私自身にも、そういう経験はあります……(10年もやったわけではなく、ほんの少しかかわったという程度ですけれども)。仲間同士で「おまえは頑張っていない」と批判し合ったり、わずかな意見の相違で反目し合うという経験もしました。「できるところで、できることを」「みんないっしょに、手をとりあって」本当にいい言葉ですね。
華氏451度
2006/09/30 19:34
そうですね!いろいろ悩みますが少しづつでも世の中を良くしようとがんばりましょう。このまま、戦争大好きアベ軍団に好きにさせとくわけにはいきません。
ところで明日10月1日より悪法障害者自立支援法が施行です。名古屋市役所前で17:00から抗議行動をします。アリの抵抗に近いですが、賛同できる方は一緒に講義しましょう!
ゴクー
2006/09/30 22:00
ごめん講義ではなく抗議です!
ゴクー
2006/09/30 22:02
華氏さん、ご同意ありがとう。感謝です。
できれば、ブログのうえでも「いくじなし同志」でも手を取り合って共闘でき、「効果絶大な方法」があるといいのに、と考えています。虫がよすぎますか?(笑)
dr.stonefly
2006/10/01 16:46
ゴクーさん、お久しぶりです。元気そうでなによりです。
ごめんなさい、ちょっとブログのチェックが遅かったので、今回の抗議集会へは行けません。また連絡してください。
よろしくお願いします。
dr.stonefly
2006/10/01 16:48
こんにちは、dr.stoneflyさん。
宿無しコメンテーター(笑)にすぎない私は社会運動実践派(?)のdr.stoneflyさんに叱咤されるような思いでこちらを読ませていただいております。私も自分のできることを根気よく続けます。


さて、ホームレスの支援といえば、ホームレスの生活と自立を支援する「ビッグイシュー日本版」という雑誌があって、私も街角で販売員の方から買ってよく読んでいます。「再チャレンジ支援」なる言葉が政権与党によって最近発明されましたが、このビッグイシューのような雑誌の取り組みこそが、「支援」という名誉ある言葉にふさわしいと思います。
村野瀬玲奈
2006/10/03 20:51
玲奈さん、おはようございます。
勝手に紹介させていたできました(笑)。ワタシも既に社会運動実践派とはいえない立ち位置にいます。でもブログで声をあげたり、署名をしたり呼びかけたり、集会やデモへは時間の許すかぎり行こうと思ってます。
ところで、ビッグイシューなんですが、裏方として直接かかわる支援の方々が「実働でも金銭面でも非常に大変である」と聞きました(仕入れや倉庫の維持など)。細かいことは分かりませんが、直接話を伺う機会を得たら、また報告したいと思います。
dr.stonefly
2006/10/04 08:39

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