毒多の戯れ言

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zoom RSS 「サッカーW杯」…愛国心の強要

<<   作成日時 : 2006/06/08 18:11   >>

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 誰のブログのいつの記事かは忘れたが、「日の丸・君が代強制」に抵抗した教師の処分に抗議する記事が書かれていて、この記事に対するコメントが、ワタシの記憶の端っこのほうに忘却されずに残っている。
 「日の丸が嫌いならオリンピックもW杯も見るな。日本人辞めろ。国を愛せない奴が教育するな…」といった内容のコメントだった。その時は、あまりにも短絡的で無思考なコメントで苦笑してしまい、何故苦笑してしまったかもよく考えなかったのだが、サッカーW杯が始まるにあたって、そのコメントがまだ引っかかっていることを吐露しよう。このコメントは今や「単なる個人」の「特別なコメント」ではない、と思うから。

 実はワタシは結構サッカー好きで、20数年前の高校生のころ、目覚まし時計を深夜の2時とか3時とかのまさに丑三つ時に仕掛け、コソコソ起きてはテレビでW杯を観ていた。そのW杯が第何回大会か忘れたが「ケンペス」という選手が活躍していたことを覚えている。一試合一試合に魅了され、毎晩目をしょぼつかせながらも興奮して観ていた。ワタシ自身は小学校の部活でサッカーをしていたぐらいなので、観戦の視点は甘いのかもしれないが、兎に角「華麗な足技」にワクワクし、観ているものも騙されるようなフェイントや早いドリブル、パス回し、トリッキーなシュートに単純に凄いと思い、それ以来世界の一流選手をニホンのテレビで観れるW杯の開催を楽しみにしていた。
 その頃のニホンはW杯の決勝リーグとまるで関係なく、ワタシも純粋にサッカーを楽しむことができた。もちろん「日の丸が嫌いならW杯を観るな」という科白どころか、そんな発想さえ無かっただろう。W杯で「日の丸」が揚がる事も「君が代」が歌われることもなかったのだから。
 しかし、ここ何大会かは「ニホン」も決勝リーグに出れるようになった。(本当の意味で予選突破は今回が初めてだと思うが愛国心と関係ないので深めない。)

 ワタシは、意識せずニホンを応援していた。

 「上のようなコメント」を目にすると、ニホンがW杯決勝リーグと絡みはじめてから「なんとなく」ニホンを応援していた自分を再確認させられることになる。ほとんどの人がそうだと思うのだが、これまで「何故自分がニホンを応援しているのか」などと考えなかったのではないか。今でも考えてない人のほうが多いだろうし、ワタシにしても別に「なんとなく」で、それでよかったのだ。
 しかし、最近のW杯では「なんとなく」では許されない空気を感じている。まさに「上のコメント」に代表されるような「空気」を感じるのである。「上のコメント」のように、ニホンを応援しないのは非国民というレッテルを張られる、気がするのである(ワタシは非国民でも構わないのだが……)。そうでなくても、マスコミがテレビのなかから、熱狂的サポーターが現地から、応援団が街角から、愛国者が…、頬に日の丸のペインティングをして、手に手に「日の丸」をもって絶叫する「きみがぁよーおーは……こけのぉむすまで、、それ、オレー、オレ、オレ、俺ぇー、」……「サッカー」をみたくてテレビを点ければ、絶叫が否が応でも耳に入り、目は青に染まり、愛国心を強要、されているような気になる。さらには選手までもが「お国のために、日の丸を背負って…」と言い、総理や天皇に会っているのだ。

 ワタシが「なんとなく」でもニホンを応援してきたのは、ニホンという「なんとなく同郷」の選手が試合しているからだと思う。「なんとなく同郷」の選手がワタシの好きなサッカーで、頑張ろうとしているから応援しているのだ。
 代表といっても別に「国家」の代表などとは思っていない。あくまでサッカー選手の「代表」なのだ。
 最近の国をあげての(意識的・無意識にかかわらず)「国家」の勝利のためにという空気と、それにのる選手たちをみると、「なんとなく同郷」だから応援しようという意識も薄れてきている。「上のコメント」の発言主のように「国家」を拠り所とし「国家」に心頭して、同調しないものは排除するためのW杯ならば「なんとなく同郷」でニホンを応援するなどという「軽い根拠」は吹き飛んでしまう。

 日の丸が嫌いでもW杯はみるよーん!!
 実際にサッカーを純粋に楽しむなら「ブラジルvs○○○」とかを観ていた方が楽しいのだ。

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ANOTHER PLANET
2006/06/11 08:48
サッカー・ワールドカップ応援は日本人の義務なのか
 サッカー・ワールドカップが開催され、残念ながら初戦黒星で予選リーグを突破するのが厳しい局面になっている。常時はサッカーはまったく見ないのだが、これだけテレビやブログで話題になっていると見てしまう。 次のクロアチア戦に向けて、テレビではサッカー・ワールドカップの報道が非常に多くの時間を占めている。  初戦黒星の時の報道で、新聞にも芸能人などの発言がいろいろ載っている。 午後10時46分 前半終了。応援ソング「SAMURAI BLUE(サムライブルー)」の大合唱が始まる。歌詞「いつも俺... ...続きを見る
飯大蔵の言いたい事
2006/06/16 11:03

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コメント(14件)

内 容 ニックネーム/日時
トラックバック、ありがとうございました。
記事が違いますけれど、こちらにご返事させていただきました。

ワールドカップ等で、「君が代」を斉唱している人達がみんなナショナリズムな人達だとは限らないと思うのですが、昨今はテレビでも「君が代」の意味を取り上げている現在その意味を知ってても、別に天皇を尊敬していなくても、他に歌う曲がないから「まぁ、形だけ」的に歌っている人もかなりいると思います。
そういう軽いノリの愛国心が、いつのまにかなし崩し的に誰かの目論みに嵌まってしまう恐れはあり、「法律で国歌なんだから仕方ない」という感じで、「君が代」が持つ意味なども「まっいっか」と容認することによって、愛国心が一定の(何かを崇拝するような)形であるかの如く、「愛国心とは!」などと価値観を統合するような不自然な状況に持っていかれるのは嫌ですね。
sendo
2006/06/09 12:56
sendoさん、コメントありがとうございます。
sendoさんのおっしゃるとおりで、自分の記事を読みなおしてみると、最近の体制の動きへの反撥なのか、知らず知らずのうちに危機感が肥大し、表現も肥大化していくようです。いわれるように「日の丸君が代」についても「無意識層」が多いのかもしれませんね。でも記事の中の「コメント」のようなメンタリティがまかりとおり、「無意識層」が思想を統一され「利用」されることを真面目に危惧してます。W杯なんかが利用されるとしてら、鬱です。杞憂かな。
ところでsendoさんのブログに最初に出会ったのが「野宿者」の記事だったこともあって、ずっと読まさせて頂いてます。また宜しくお願いします。
dr.stonefly
2006/06/09 14:02
こちらこそ、よろしくお願いします。
はじまりましたね、W杯。
今から、「コスタリカvsドイツ」のキックオフです(笑)
それでは、失礼いたします。
sendo
2006/06/10 00:38
 軍国主義はきらいでも、「君が代」という歌はぜんぜんきらいじゃなかったのですが、だんだんきらいになりました。万葉集も大好きなんですけど、「これもきらいにさせられちゃうのかな〜、自民党に」と思うと、くやしいです。
kobanto
2006/06/11 08:58
「君が代」も国歌として強要されることなく、「天皇制」で苦しむ人もいなければ、別にいいんだけどねぇ。万葉集も支配者に思想統一の道具として利用されない限り大丈夫だと思うんだけど……。万葉の「歴史」の「天皇」と、今の現実の「天皇制」とは違うわけだし。
dr.stonefly
2006/06/11 09:40
こんにちは、ダメオヤジです。午前の仕事が一段落したのでぶらぶらと。

私、愚息らに、天皇制は戦争の歴史だって教えていますが・・・。それに歴史(の記述)は、勝ちのこったもんの言い訳(のカス)だって、飯食いながら話してますが。素直に歴史を振り返ると、そう見えると思うんだけれど。あまり共感は得られません。どうしたもんでしょうか?
ダメオヤジ
2006/06/23 11:33
いらっしゃいませ。
天皇制ですか?教えるのは難しいですね。天皇制は戦争だけの歴史じゃないうえに、ご子息方(ワタシたちも)戦争を経験したことがないので、共感が得られないのだと思います。天皇制のもつ差別、思想統一、思考停止の部分を教えてあげたら如何でしょう?…そうですね、例えば学校で、卒業式前の君が代の練習の時間あたりがいいかな、「天皇なんていらねー」と叫ばせるわけですね。すると空気が凍ったり、白い目で見られたり、非国民と呼ばれたり、教師にいじめられたりしますね。そこでご子息が自由な発言が出来ないことに違和感を持たれたり、天皇制を否定する程度のことで周りから受けるプレッシャーや鬱陶しい空気を「体感」できたら、しめたものです。ただし、袋だたきにあってもワタシは責任をとれません。(笑)
dr.stonefly
2006/06/23 15:19
(続)歴史の件ですが、歴史は国家のつくった物語でフィクションです。それぞれの国家が愚民をコントロールするために捏造したものです。国家を否定することを教えるか、各国の歴史教科書を入手して、何故ひとつであるはずの史実がこれほど違うのか、を考えさせましょう。
って、お笑い教育相談のコーナーじゃ、ないんですよね。失礼しました。また、いらしてください。お待ちしております。
dr.stonefly
2006/06/23 15:19
日曜日、トイレ掃除と風呂掃除を終えて、やっとビールです、私、恐妻家です。ほろ酔いで失礼。
天皇制のもと自国の軍隊が他国に参戦していることを戦争といわずなんというのでしょうか?
ダメオヤジは、今日本は戦争をしていると教えています。我々は、戦時下において、日の丸掲げ、君が代歌って、サッカーに興じていると、言っています。これも共感が得られません。
おそらく、過去の戦争においても、戦争とスポーツ(五輪)は矛盾なく存在し、安保闘争のさなか、後楽園球場は観客で一杯だったといいます。
次いでに、絶対的少数者の経験すること、これが子どもたちの巣立ちの条件であるように考えています。戯れ言を通り越して・・「きちがい」の言動でしょうか。
ダメオヤジ
2006/06/24 12:12
日曜日のお勤めお疲れさまです!! 天皇制が戦争の歴史というのは事実ですが、それ以外にも天皇制の業の深さはあると思ってます。子どもに共感が得られないということですが、やはりリアリティの問題でしょう。隠匿され見えない戦争より、ド派手に情動させられるサッカーの方がリアリティがある。テポドン2が発射されると言われていても、サッカーで
負けたことのほうが重大である国のご子息に、共感を得ようとしても無駄です。あきらめましょう。今、共感が得られなくても、「あの時オヤジが言ってたのはこういう事だったのか」と、もしかしたら思う日が(意外と早く)来るかもしれません。子どもと言えども他人です。ワタシたちがそうであるように、子どもが己で感性なり、思想なりを獲得しなければなりません。ダメオヤジさんには「既知外」という名誉をもって共感の有無に関わらず子どもに言い続けていくことを望みます。なんちゃって……。ふざけててすみません。
dr.stonefly
2006/06/24 17:27
いつも返信ありがとうございます。
少し安心が得られます。朝早いですが、これを書いたら、朝食づくりです。今日はパンです。

家族によると、私は今時の「不審者」になるそうです。私は学校が嫌いなので、学校に行ったことがありませんが、家族は、私が学校に入る前にサスマタがくると言っています。

雨にも負けて、風にも負けて、ついでにアルコールにも負けて、ビール片手に失禁しながら、北へ南へ徘徊し、石持て追われ、「みんな」に嫌われながらも、ブツブツ言い続ける「不審者」(非国民)になっても、私は、自分の頭で考え続けたいと思う。日々の暮らしの場で、なぜ、自分は「既知外」と呼ばれるのか?を (ついでに、私「きちがい」って言葉、それほど嫌いではありません)
ダメオヤジ
2006/06/25 06:37
本日も家事お疲れさまです。
ワタシも共働きのためそこそこ家事をやってますので、何となく親近感を覚えます。ふんぞり返って「言いたい事を言い倒す不審者」には共感しないと思います。
ところで、「>サスマタがくる」の意味が分からないのですが、サスマタの獲物がくる、という意味ですか?(笑)
まあ、マスコミの操作や世間の空気に騙され、流されることなく、思考し続けると「既知外」と呼ばれることになりそうですね。
dr.stonefly
2006/06/25 17:02
学校に入る前に、先生がサスマタもって、乱入者・不審者を阻止しにくるということです・・・。我が家では通じます。
サスマタとは、不審者用の、捕り物道具のことです。それにネットもあるようです。江戸時代の捕物帖が、現代の学校にもあるようです。
ダメオヤジ
2006/06/26 06:27
やっぱりそうでしたか。そう言えばちょっと前サスマタ採用のニュースをやってましたね。
今回はサスマタで捕らえられる風景を想像してみました。学校であれば、教師によって頭を地面に押さえつけられ、手と足をじたばたもがき尻が突き出て、、という無様な格好で砂を舐めさせられ、集まってきた野次馬に指を指して笑われ。教師には威張って嘲笑され。くわばらくわばら……、君子学校へは近づくことなかれ(笑)
dr.stonefly
2006/06/26 11:53

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