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♪兎追いしあの山、魚釣りしかの川♪などと鼻歌まじり呟きながら考えている。当然といえば当然なのだが、最近多くの人が「愛国心」を法律に盛り込むことの批判をしている。大枠、同意するところなのだが、どうも、批判している人の意見のなかにしっくりこないものがある。それでも、そんな主張は人々を納得させ、まかりとおっている。どんな主張でどこに違和感があるのだろう? かを考えてみたい。 先の国会審議で(教育基本法に関心のない)コイズミは「愛国心」に関して投げやりに「自分が生まれ育ったところに対しては誰しも愛着を持っている」と言ったという新聞記事(朝日5/25)を読んで思わず苦笑してしまった。が、日曜の朝、テレビで寝ぼけたニュースワイド番組(関口宏の5/28のやつ)を見ていると浅井槇平が「愛国心を取り違えてはいけない、愛国心は田舎の山や川なんですよね。愛国心の『国』はネイションではなくカントリーなんですよね。そんな山や川を愛する心のことで……」と自信満々に力説していて、他の出演者も頷いていたことには、世間への影響を考え、まったく笑えなかった。コイズミと違い真面目に批判する人のこんな主張を聞くと、その言説の根幹が「政府与党」や「民主党」の「新教育基本法案」とあまりかわらないんじゃない……、なんて思ってしまう。 「愛国心」を法律に盛り込むことを批判する人の多くは「ナショナリズム」の法的強制への危機感があり「愛国心」という言葉を再度吟味することになる、ような気がする。「私は国を愛していないのか?」「いや、愛しているはずだ」「私にとって『国』を愛するときの『国』とはなんだろう?」「国家か?否か?」などと考える。すると浅井槇平のように「山、川のある田舎」でありったり、「生まれた故郷」こそ「国」ではないか、というノスタルジーに辿り着く。カントリー(田舎)や「故郷」にたいする愛着であれば「誰もが皆」もっているだろうし、それが純粋な本来の「愛国心」であるだろうと考えるわけだ。そんな風に「ナショナリズムを否定」し「カントリーを肯定」する。まあ、そのことは問題でないのかもしれない。しかし、それを論拠として今「愛国心」が焦点となっている「教育基本法改セイ」を批判することは間違っているのではないか。 というワタシもたまたま子どものころ育った「自分の田舎である生まれ故郷」がなんとなく好きで、今では開発されてしまい様相が全く変わってしまったが、たまにその辺りを通ると当時の面影をみつけ「郷愁」を感じる。純朴な「懐かしさ」やら「思い出」も甦る。だから浅井槇平の言ってることもわからなくはないのだ。が、ホントに誰もが皆ワタシのように「山や川がある田舎」が好きで「自分の生まれた故郷」が好きなのだろうか? と考えてしまう。そんな、さも反論のなさそうな固定観念こそ再び検討しなければならない。 なるほど、「田舎の山や川」「生まれ故郷」などの「カントリー」に「郷愁」や「愛着」をもっている人は多いかもしれない。しかし、昔から今にいたるまで、人々は山や川があっても貧乏で不便な田舎を嫌い街にでてくる。「生まれ故郷」にしてもしかりだ。「田園に死んだ、寺山修司」などを観るとよくわかる。「実際にそこに生まれ育った者」にとって、「生まれ故郷」もそこに息づく「文化や伝統」も魑魅魍魎としドロドロしたもので、ロマンチックに郷愁を感じ、純粋に生まれ故郷を愛している、などとは言えないこともあるだろう。寺山修司ほどではないにしろ、「現実の生として実感」する田舎に対し、「風習」と「慣わし」、「家制度」と「村社会」にがんじがらめにされ、簡単にそして陽気に「田舎を愛してる」などと言うことのできない人は多いのではないのだろうか? 浅井槇平(やワタシ)のように自分が「田舎好き」「生まれ故郷が好き」だからといって「誰もが皆」とは思わないほうがよい。 特に今回のように「愛国心」を法律に盛り込むことの批判を展開するとき、「誰もが皆……である」という主張を言いきってしまえば、それが「ネイション」だろうが「カントリー」だろうが同じ構図として牙をむくことになる。「ネイション」も「カントリー」も個々に対する内面の関与であり、強制することは許されないのではないか。「ネイション」を「カントリー」に置き換えてもしかりだ。どちらの「愛国心」も法律によって強制されてははならないのだ。どこまでいっても「思考」「思想」を強制することはできないことを論拠としなければならない。 と、ここまで書き読みなおした時、そも「教育」とは、ある種の「思考」「思想」という「観念」の植え付けではないのか? という疑問が浮かんだ。が、勉強不足のため思考を深めることが簡単にはできそうもない。 いつかまた……。 |
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?????????? 2006/05/29 13:08 |
教育基本法について(愛国心教育とは)
小泉首相は衆院本会議の質疑で、「愛国心」をめぐる規定について「教員は法令に基づく職務上の責務として児童生徒に対する指導を行っているもので、思想、良心の自由の侵害になるものではない」と述べ、職務として「愛国心」の指導を行うべきだという考えを示した。 ...続きを見る |
税務の片隅で。 2006/05/29 19:15 |
「愛国心」についてつらつらと
dr.stoneflyさんから古いエントリー「愛国心」でいう「国」とは何だろう にTBを頂いた。そのまま返そうかと思ったが、新しくエントリーしようと思う。 ...続きを見る |
飯大蔵の言いたい事 2006/05/30 12:25 |
家制度
家制度家制度(いえせいど)とは、大日本帝国憲法当時採用されていた家族制度であり、親族関係のある者のうち更に狭い範囲の者を、戸主と家族として一つの家に属させ、戸主に家の統率権限を与えていた制度である。.wikilis{font-size:10px;color:#666666;}Quotation:Wi... ...続きを見る |
法用語辞典100 2006/06/02 02:58 |
ほっこりとした愛国心
2年位前の話。東京のある街を散歩していて拾ってきたようなボロい自 ...続きを見る |
チロ・デ・チロリンタン 2006/10/22 18:26 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
「愛国心」って教えることでしょうか? 教わらなければ分からないでしょうか? |
life_is_beautiful 2006/05/29 20:40 |
語弊を招くでしょうが、宗教論争と変わらないと思います。基督教徒の故遠藤周作氏は個々人の抱く宗教心への宗派など権力の介入の本末転倒を訴え、業界から糾弾されました。心は個々人が自分と向き合い、省みて深めるものだと思います。そこに、やれ解釈が違うだの、言葉が違うだの何やかやと土足で他人が踏み込むなんて。個々人が自分ときちんと向き合わずに組織や権力などに強制・矯正され続けて来た為に、世界各国で問題が生じていると思います。キリストを「たまねぎ」と称した彼を尊敬しています。何でもいいんです。個々人で異なって当然なんですから。こうした心の部分に教育分野の憲法的法規の教育基本法が踏み込むことに、違和感を感じずにはいられませんでした。 |
life_is_beautiful 2006/05/29 20:42 |
意味不明ですか? すいません。今更ですが基督教徒ではありませんし、特定の宗教を信じていません。今の政治や風潮は到底愛せませんが、この国は愛しているつもりです。でなければ、こうした書き込みはしません。こんな情勢で声高に叫ばれる改憲論では、憲法9条だけでなく25条も変えられてしまう、と危惧しています。 |
life_is_beautiful 2006/05/29 20:43 |
コメントありがとうございます。 |
dr.stonefly 2006/05/29 22:13 |
ワタシは「文化や伝統や…」だったら愛せるだろう、という押しつけの意見にも違和感があります。思考の自由を守るために闘っているのです。もちろん、他の誰かが文化や伝統を愛すことや、life is beatifulさんがこの国を愛し、闘うことは尊重しますよ。 |
dr.stonefly 2006/05/29 22:14 |
不明確なコメントへの、的確な返答を有難うございました。『失われた愛国心をを取り戻そう』と懸命な多くの方々の根源には、『GHQによる押し付け論』という被害者意識が根底を成す一方、表面的な『自立』や『自律』概念=経済至上主義での新たなファッショ要素には、辟易なので。『反戦の誓い』の解釈と現実の区別の困難な政治も同様です。『愛国心』は教わるものじゃない、というのは個々人が個別的に生育環境などと照合し「自分はナニモノか?」=「人は?」=「個人の集合体の国は?」と考えることで自然に生ずる「おらが町」への思いこそ『愛国心』だと考えています。個々人が個別的に深めなければ、数々の大きな問題に運動を通じて抗って来た団塊の方々の描いた政治や国家像がこれなのか? 団塊の世代の子孫として、当時の彼らの巻き起こした社会運動の理念が何処に行くのか極めて不安です。 |
life_is_beautiful 2006/05/31 03:18 |
コメントありがとうございます。 |
dr.stonefly 2006/05/31 09:27 |
いつも丁寧に有難うございます。人間を省みない『愛国心』だからこそ問題があるのだと思います。過去は取り戻せませんが、過去を巡る認識は大切だと思います。 |
life_is_beautiful 2006/05/31 23:17 |
もしよければ教えてください。 |
のりちゃん 2006/06/01 00:39 |
life_is_beautifulさん、不用意なコメントすみませんでした。 |
dr.stonefly 2006/06/01 05:07 |
のりちゃんコメントありがとう。 |
dr.stonefly 2006/06/01 05:18 |
こんにちはトラックバック貼らせていただきありがとうございました!コメントとトラックバック貼っていただいてありがとうございまいした! |
チロ・デ・チロリンタン 2006/10/24 21:44 |
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