毒多の戯れ言

アクセスカウンタ

zoom RSS 早期教育が育てる力奪うもの 加藤繁美著(ひとなる書房/1995.1.26)

<<   作成日時 : 2006/03/29 08:31   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

 「早期教育」が、この本では「発達」の観点から斬られている。この本でも井深が登場して叩かれている。この本では、公文(くもん)の実例が上げられている。2桁3桁の足し算をする1歳半とか方程式を解く3歳児とか小学4-5年生で習う漢字を読む3歳児という子どもである。まさに驚異である。
 方法次第で乳幼児に驚異の「計算」や「読み」というパターンを認識させることができることを知る。ただし、そこには「方法」や「かたち」の無機質な「打ち込み」であり、その「計算」や「読み」の本質的な意味は含まれない。
 また「本来、子どもがその時にしか獲得できない、感性や発達段階を犠牲にして」という条件が付随する。「人格の形成」であったり「他人とコミュニケーションをとる練習」であったり「物事に興味をもつこと」など、大人の価値観からは無意味にみえる、子どもの「くだらない動作、反応」に本来「人」として獲得するための「深い意味」が含まれているのだ、書かれている。
 さらには、「超早期教育」のため乳幼児に獲得できなかった「人格形成」の影響で、心の病になったり、「自殺」してしまったりする子どももいることが紹介される。さらにさらに、無機質な「打ち込み」で得た「方程式」などそれが本当に必要となる「受験」まで記憶がのこるかどうか怪しいとまで書かれている。こうなってくると、早期教育の唯一の目的である「受験」にも?であるとは何のための「超早期教育」か解からない。
この本は「早期教育」を題材にしながら、さらに踏み込んで乳幼児期の発達に必要なことは何かを「読みやすく」書いているから結構おもしろいと思う。推薦である。
早期教育が育てる力、奪うもの―幼児期に欠かせない人間らしさの“芯”の育ち 加藤繁美著
早期教育が育てる力、奪うもの―幼児期に欠かせない人間らしさの“芯”の育ち

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
早期教育が育てる力奪うもの 加藤繁美著(ひとなる書房/1995.1.26) 毒多の戯れ言/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる